おいしい紅茶を入れるコツ、お家ティーブレイクで夫婦時間を作ろう
はじめに知っておきたい紅茶の誕生秘話
紅茶の起源はご存知ですか。原種が自生していたのは中国の雲南省やチベット、ミャンマーの山岳地帯と言われています。中国では紅茶の茶葉を不老不死の霊薬として大事にしていたそうです。日本に上陸したのは1887年(明治20年)で、当初は上流階級の人達の間で楽しまれていました。今では広く国民の間で親しまれていますが、昔は一部の人しか味わえない嗜好品だったんですね。
心やすらぐホットティーを楽しむ5つのステップ
美味しいホットティーを飲むためには、手順を守ることが大切です。水の変化や紅茶の芳醇な香りを楽しみながら進めていけば、作る工程も気分転換の1つになりそうです。
汲みたての水で、お湯を沸かす
まずは、最初にお湯を沸かします。大体、温度は95〜98度が目安です。コツとしてはやかんに入れる直前に水を入れ、沸騰させることです。汲みたての水には茶葉のうまみを引き出す空気が豊富に含まれているので、出来るだけその空気を逃さないようにします。
ポットを温めておく
ポットに茶葉を入れる前に、事前に熱湯を注ぎ温めておきましょう。適度に温かくなったらお湯は捨てます。
ポットに茶葉かティーバッグを入れ沸騰したお湯を注ぐ
ポットに茶葉かティーバッグを入れたら勢いよくお湯を注ぎます。カップ1杯あたりのお湯は150cc〜200ccになります。茶葉1gに対して一杯分のお湯にするといいです。濃さの好みは人それぞれなので、最初のうちはいろいろと試してみる中で、自分に適した分量を見つけていきましょう。
蓋をしめてしばらく蒸らす
お湯を注いだ後は蓋をして5分ほど待ちます。浮いた茶葉がゆっくりと下へ落ちてくる様子を見守りましょう。少し待つことで、紅茶に含まれるカテキンとカフェインが合わさり、テアニンに変化します。テアニンは、紅茶を優しい甘さにしてくれます。
カップに注ぐ
最後にカップへゆっくりと注ぎましょう。ティーバッグの場合は味を均一にするために、一度ポットを一周させてから引き上げるのがポイントです。
味わいスッキリアイスティーの作り方
アイスティーの作り方は温かい紅茶の作り方と似ていますがちょっとしたコツでさらにおいしくなります。
ホットティーと同じ手順で蒸らす
途中までの方法はホットティーと同じ手順です。アイスティーの場合は、後から氷を入れることから味が薄まりやすくなります。あらかじめ、茶葉は2倍の量を入れておくといいです。
蒸らしたら氷の入ったポットへ移し替える
蒸らし終えたら大きめのポットへ紅茶を移し替えます。茶こしを使い茶葉が入らないように注意します。
ポットへ移し替えたら一気に冷やす
氷の入ったポットへ移したら一気にかき混ぜます。スプーンでかき混ぜ、常温くらいになったところで氷を取ります。
適量をグラスに注ぐ
アイスティーが出来たら氷が入ったグラスへ注ぎできあがり。
コロナ疲れを癒したい時におすすめの茶葉
疲れた身体を癒したいときにおすすめな茶葉を紹介します。
気持ちが落ち着く、あたたかい紅茶なら「ダージリン」
ダージリンは、インド北東部にあるダージリン地方原産。茶樹は標高約2000mから谷底に至るまでの斜面に植えられています。気候の関係で茶樹が一定期間休むことで、「おいしい」が蓄えられ上品で芳醇な香りを作り出してくれます。
クリアな味わいのアイスティーには「アールグレイ」
アールグレイの由来は、イギリスの元首相であるグレイ伯爵にちなんで名付けられました。ベルガモットという花の香りが特徴的な茶葉です。スッキリとした味わいが特徴的で気分をリフレッシュさせたい時にぜひ飲んでもらいたいです。
深いコクのミルクティーなら「アッサム」
アッサムは甘く芳醇な味わいで人気の茶葉です。アッサムは他の茶葉とは異なり、ほとんどがCTC(Crush・Tear・Curl)製法で作られています。CTC製法では、茶葉が細かな粒状に加工されており、通常のタイプよりも早く紅茶の成分を抽出できます。甘さが引き立つミルクティーで飲むのが良いでしょう。
今回は美味しい紅茶の入れ方と茶葉について紹介しました。紅茶でホッと一息ついてくつろいでみるのもいいですね。