LIFE
2018.06.27
【ビジネスパパのお手本】株式会社 エー・エル・シー常務執行役員・宮澤久哉が考える新・ディーラー論
若者のクルマ離れが叫ばれるなか、高級輸入車をしっかりセールスするディーラーがいる。宮澤はまさにそんな一人。独自の手法でクルマを販売するためのそのメソッドとは?
そもそも、なぜクルマ業界に転職を?
「私はサラリーマン家庭に育ち、両親も大学卒業後は一部上場企業に入ることが成功だという考えでした。でも、どうしてもクルマに関わる仕事がしたくて1年半で辞めてしまったんです。その頃から小田原や箱根、筑波などにクルマを走らせることが好きで、結局24歳で今の会社に中途入社し、ランドローバーの担当になったのは2年目のこと。まさに、僕の人生を変えたクルマなのです」
YouTubeで専門チャンネルを配信するなど宣伝もユニークですね。
「正規ディーラー関係者個人がネット番組をもつのは珍しいですが、番組を見て買いに来る方もいます。昔は、クルマは近所で買うという時代でしたが、今は店で見てからネットで安く買う傾向にありますよね。でも、本来クルマは見た場所で買ってもらいたい。オーナーさんと長いお付き合いをするために‟どこで買っても同じとは言わせないディーラー”を目指しています」
●カスタムはエッジを効かせて、ほかのディーラーと差別化
クルマへの情熱とビジネスの境界はどこにありますか?
「レンジローバーが好き過ぎてネクタイを始め、カフスとあらゆる物がランドローバーです。クルマは大人のおもちゃのようなもので、長く乗ってこそ本当の楽しさが知れると思います。こうしてクルマの話をしているときの私は〝大人〞には程遠いかもしれませんが…(笑)」
では、最後に今後の目標を。
「まずは若手の育成。そしてランドローバーではディーラートップになったので、次は参入したばかりのフェラーリでもトップを狙いたいです」