[ライフ]家族でサウナ連載第2回「サウナの正しい入り方。それは気持ちよければすべてよ~し!」
プロサウナーになってから、皆さんによく聞かれるのがサウナにどう入るのが正しいのか?ということ。これ、実は決まりってないんです。
ただしサウナ先進国のフィンランドと日本で大きな違いがあるとすれば、日本の場合は "サウナ=我慢" 、フィンランドの場合は "サウナ=気持ちいいもの" ということ。どいうことかというと、日本の場合、乾燥したドライサウナの中でいかに長く入っていられるかを競う我慢大会のような雰囲気がどこかにあります。でも、フィンランドの場合は我慢なんかしなくて、暑くなったらみんな出ていきます。自分のペースで入っているんです。
そして最大の違いはサウナから出た後。日本人は水風呂に入って終わり、人によっては水風呂に入らない人もいますが、それでは本当の意味でのサウナの楽しみを体験できていないんです。師匠流の入り方は、サウナで体をしっかり温めたら、水風呂で冷たいと思わなくなるまで入る。そこから水気を拭いて、外気に体を触れさせる。この外気に体を触れさせるのが、なんとも言えない気持ちよさなんです。言うなれば "地球の愛撫" を体が感じるような。でもこの入り方こそが本場フィンランドの入り方なんですね。これを体験した人は100%、サウナにハマります。
とはいえ最初に言った通り、サウナの入り方で正しいものはありません。皆さんが気持ちいいな~と思う入り方を見つけてもらえれば、僕としては嬉しいかな! そうすればサウナの後のご飯とビールも、うんと美味しくなりますから(笑)。
"サウナ師匠" 秋山大輔(あきやまだいすけ)さん
20代よりサウナに興味を持ち、国内外の様々なサウナを経験。サウナの母国フィンランドをはじめ、北欧を中心とする5ヶ国11サウナを体験するサウナトリップを敢行。帰国後、サウナー専門ブランドの立ち上げ、記念日制定、イベントプロデュース等、サウナのプロジェクトを次々に仕掛ける。