TRAVEL
2025.06.16
【涼を求めて】秩父・定峰峠ドライブで手打ち「天ぷらうどん」と絶品「水出しアイスコーヒー」
埼玉県の秩父にある人気ドライブ・ツーリングスポット、定峰峠にドライブ。ポツンと佇む峠の茶屋で、天ぷらうどんと絶品水出しアイスコーヒーを頂いたところ、これがとても美味い! 行ってみる価値あるドライブコースです。
今回は白石峠経由で定峰峠を目指してヒルクライム

定峰峠とつながっている白石峠を経由して頂上を目指します。白石峠はロードバイクのヒルクライムコースとして有名で、急な勾配が約6㎞も続く難所として知られています。クルマで行くのは初めてなので少し心配だったものの、この日は道が空いていて問題なく走行できました。

集落の間を縫うように走っていく峠道は、最初緩やかな勾配が続き、後半の林道区間はかなりの急斜面になります。道幅も狭いので対向車とのすれ違いに注意しながら向かいました。

無事頂上に到着すると、定峰峠がある奥武蔵グリーンラインとの合流地点があります。奥武蔵グリーンラインは秩父山系の尾根を走るコースとなっていて、自然豊かな景色の中を走れる人気ツーリングコース。
定峰峠は奥武蔵グリーンラインの終着地点となっています。以前ロードバイクにハマっていた頃は飯能方面からこの場所まで来たこともあり、個人的に懐かしい場所。ここから峠の茶屋はすぐ近くです。
定峰峠は奥武蔵グリーンラインの終着地点となっています。以前ロードバイクにハマっていた頃は飯能方面からこの場所まで来たこともあり、個人的に懐かしい場所。ここから峠の茶屋はすぐ近くです。
峠の茶屋で天ぷらうどんとアイスコーヒーを楽しむ

目的地である峠の茶屋に到着しました。この日は平日でしたが数人のライダーとドライブ客がいました。前から存在は知っていたものの、入店したことはなかったのでドキドキ。

店中でうどん+コーヒーセットを注文して、外の席に座りました。この日、山の麓では汗ばむ陽気だったものの、この辺りは涼しく快適。待っている間も数台のバイクやクルマが行き交い、人気の峠であることが伺えます。

味のあるトタンの壁と縦長の冷蔵庫が良い。涼しい風を感じながらリラックスして待つことができたので、外席にして正解でした。

数分でうどんとアイスコーヒーが来ました。ワラビもついていて山の滋味も味わえます。早速茶屋のうどんをいただきましょう。

看板に書かれていたのですが直接聞いてみたところ、うどんは手打ちだそう。噛んでみるとモチっとした触感の田舎風のうどんです。
筆者には馴染みのあるうどんなので、とても懐かしい味。小ぶりなかき揚げを浸して一口噛み、汁をすすると、コクのある出汁が疲れた体に染みわたります。山の空気を感じながら食べるうどんは最高です。
筆者には馴染みのあるうどんなので、とても懐かしい味。小ぶりなかき揚げを浸して一口噛み、汁をすすると、コクのある出汁が疲れた体に染みわたります。山の空気を感じながら食べるうどんは最高です。

驚いたのがこの水出しコーヒーでした。風味が強くて程よい苦みがあり、記憶に残るおいしさ。途中からガムシロップを入れてしまいましたが、味を変えずに最後までブラックのままでよかったと後悔するほど、味わい深いコーヒーです。

店先に看板を出されているように、水出しコーヒーはおすすめ。峠の茶屋に来たら絶対注文すべきメニュー。また来て頼みたいと思います。
定峰峠 峠の茶屋
所在地/埼玉県秩父郡東秩父村白石311
TEL/0493-82-0659
営業時間/10:00~16:00
定休日/なし
所在地/埼玉県秩父郡東秩父村白石311
TEL/0493-82-0659
営業時間/10:00~16:00
定休日/なし
茶屋のすぐ近くにある天文台と絶景スポットもチェック

茶屋からすぐ近くのところに天文台があります。中には入ったことはないですが、巨大な反射望遠鏡があり、天文学の研究に使用されているそうです。以前もここに来て、記念撮影した覚えがあります。

天文台のすぐ下にはパラグライダースクールの敷地があり、ここが絶景。高所恐怖症なので、パラグライダーで飛ぶこと想像しただけで身震いするけど、飛べば普通じゃ見られない景色を楽しむことができるでしょう。高い所が得意な人にはおすすめです。

狭い峠道を進んでやってくると、のどかな空気が流れる峠の茶屋。秩父の自然の空気を感じながら楽しむ食事にとても癒されました。素朴なうどんと本格的なアイスコーヒーを楽しみに、また来たいと思います。
取材・文/田中一馬