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[ライフ]パパの子育て連載「家族円満の秘訣♪ 1人の時間、夫婦の時間、家族の時間」

[ライフ]パパの子育て連載「家族円満の秘訣♪ 1人の時間、夫婦の時間、家族の時間」

等身大のパパの日々の生活や考えていることを紹介する連載コラム「パパの子育て」。3歳と1歳の2人の子供のパパである千葉祐大さんの連載第4回は、パパ歴約3年半の千葉さんがこれまで経験したことから考える、パパとしての自分、夫としての自分、1人の男としての自分の時間の使い方で意識していることを紹介いたします。

3人


父親としてどう在りたいか、また、1人の男としてどう生きていたいか、ということは青臭い言い方ではありますが、自分の中では大事なテーマとして考えることが多いです。
子供を授かる前は、「男として」という基点が全てでしたが、結婚して子供が生まれたことをきっかけに、「夫として」・「父親として」と考え方そのものが変わったといっても過言ではないと思っています。


子供が生まれる前に想像していた理想の父親像は、大きく変わってきてますね。


1人目を授かった当初は、理想の父親像と現実の自分を比較してとても悩み、育児ノイローゼ気味になった時期もありました。
その頃は妻にとても負担をかけてしまったなと思っています。


以前の記事で紹介させて頂いた「PtoC」という社団法人の集まりでも、等身大の父親像というキーワードはよく出ており、「かっこ悪いところも晒していこうぜ」というキーワードを「PtoC」のメンバーとはよく話している気がします。
パパとしての失敗談でお酒を飲むと、本当に盛り上がりますね(笑)
おそらく、この感覚は多くのパパ友にもわかってもらえる気がします。「悩んでいるのはあなただけじゃないんだよ」ということは、自分の中でも伝えたいメッセージのひとつです。


1人の時間・夫婦の時間・家族の時間という考え方


これは、パパ歴約3年半を経験した僕が現時点でとても大事にしている考え方です。


家族の在り方、夫婦の在り方は、100人父親がいれば100通りあると考えていますので、あくまで考え方のひとつとしてですが、僕が意識している時間の使い方を紹介させて頂ければと思います。


3人


「1人」は、僕自身が家族と離れて1人で過ごす時間という意味もありますし、同様に妻が家族と別の時間を作って1人で過ごす時間という意味もあります。
平日に多くの時間をワンオペ育児で頑張ってくれている妻に対して、週末には僕が子供2人と遊んだりお出かけしたりすることで、妻にも1人の時間を作ってあげることを大切にしています。


先輩パパからも「週末に奥さん1人の時間を作るといいよー」と言われていましたが、僕が実感したのはやっぱり自分がパパになってからでした。
最初の頃は子供と2人でお出かけするだけでも勝手がわからずあたふたすることばかりで、その経験を通じて、妻の大変さを実感することにも繋がりました。


また、子供のことは間違いなく愛してますし、世界中の何よりも大切ですが、それでも四六時中ずっと子供と一緒にいると、どうしてもストレスも貯まってきます(特にイヤイヤ期の子供は信じられない行動のオンパレードでもありますw)。
一歩引いて見られれば笑い話に出来るエピソードも、ずっと当事者で過ごしていると本当に大変です。
妻がずっと一人でこの状態に対応していたと知ったことで、家族の時間の過ごし方のひとつとして育児を分担するということが、今では我が家の暗黙の了解となっています。


例えば、上の子の習いごととして土曜日の午前中に新体操をはじめたのですが、その送迎を交代制にしました。
僕が送迎を担当している間、妻には、ジムに行ったり、美容院に行ったり、友達と会ったり、と自由に過ごしてもらうようにしています。
その結果、お昼過ぎに合流した時には、「今日はどうだった?」といった感じで家族の会話も増えたのかななんて思っています。


1人


また、家族と離れて僕自身が「1人」で過ごす時間にも意味があるし、大事にしたいと思っています。


今は出張など仕事の都合で「1人」になることもありますし、妻が休日の午前中の育児を担当してくれた時に、ジムに行ってスイミングをすることもあります。
その時間は、いい意味で家族のことは忘れて、仕事や生き方など、日頃とは違うことを考えたりしています。


それでも僕は、結果的に「家族」に考えが行きつくことも多く、1人の時間があるからこそもっと家族を大事にすることができる気もします。


価値観は人それぞれだという前提も大事にしていますが、僕が家族観で大事にしていることは、僕も妻も、そして子供たちも、家族という社会の最小単位である前に1人1人が「個」として生きているということです。
「家族を大事にしている=いつも家族と一緒にいる」ということだとは考えておらず、各々がやりたいことをした上で一緒にいられるパートナー、そして大切な存在でありたいと思っています。
これからパパとして経験を積んで、考え方や時間の過ごし方は変わることもあるかと思いますが、子供たちにももう少し大きくなったら「1人の時間」の大切さを教えてあげたいと思っています(まだだいぶ先になると思いますが 笑)。


夫婦の時間と、結婚という意味について


妻との2人の時間も、未来の子供たちのためにも、大事にしています。


結婚して家族が増えるにつれて、どうしても妻と2人の時間は相対的に減り、子供が生まれた当初はその時間の作り方で悩むことも多かったです。
家族となったのですから夫婦の時間が減るのは当然なのかもしれませんが、妻の立場に立った時に、いつも育児を頑張ってくれていることに対して「当たり前」だと思わないようにしています。
たまに早く帰って子供を寝かしつけた後に2人で晩酌して妻に感謝をする時間を作ることで、夫婦のコミュニケーションを円滑にすることも少しずつできるようになりました。


二人


お互いパートナーとして結婚という選択をしたことに対して、僕は大事な意味があると考えています。


お互いがやりたいことを応援できるパートナーでありたい。
その前提には、笑顔が絶えない家庭を築こうという約束の元で結婚をしたと思っていますが、結婚生活を重ねていく上で、妻に対する感謝の気持ちはどんどん大きくなってきました。
人生100年時代に、仕事も家庭も色々なフェーズが来ます。パパになった3年半でもつらい時期もありました。
そんな時、一番近くで応援してくれたのは妻であり、僕の一番の応援者でいてくれる妻には本当に頭があがらないです。
これからも色々なことがあると思いますが、妻の応援が家族のために頑張る僕の力の源泉にもなります。
同様に、妻のやりたいことを一番近くで応援できる存在でもありたいなと思っています。


結婚式


ちょっと話がそれますが、僕は結婚式というセレモニーを強く周りの友人におすすめしています。ただ単純に結婚したから結婚式をやるということではなく、パートナーとしての絆を確認して、それをセレモニーとして両親や友人たちとお祝いするのは、その後の結婚生活にも大きく影響しますし、家族の在り方にも繋がってくる大切なイベントだと考えています。
僕自身は、結婚記念日には、家族でアニバーサリーフォトを撮ることを毎年の大事な家族イベントにしています。結婚7年目となった今では思い出の写真も増えました。アニバーサリーフォトに関しても、周りのパパにおすすめしたい情報がいっぱいあるので、機会があればこの連載でも紹介させて頂ければと思っています。


 


家族は社会の最小単位という考え方


最後に、僕は「家族は社会の最小単位」という考え方をもっており、自分の家族を幸せにすることが社会の幸せにも繋がっていくと信じています。


4人


僕たちの親世代が築いてくれた昭和の時代があるからこそ、平成を経て、これから令和の年号に突入してくことを考えると、次の世代に対してできることは何なのかと考えます。
結局、1人の人間として、1人のパパとして、一番近くにいる家族と向き合って、日々悩みながら子供や妻と一緒に成長していくしかないと思っています。
悩みながら成長していくという意味では、学校や会社も同じで、その意味でも家族はやはり最小の社会であると捉えています。


これからの子育ては、パパ・ママ2人で子育てする時代から、社会全体で子育てを協力し合う世の中であるべきだと思っています。
昔の長屋のようにお隣さんと距離が近かった世界に戻り、みんなで子育てしていく社会を作りたいと思っていて、そのためにもまずは自分の家族をその第一歩にしていきたいな、と家族と向き合っています(沢山のパパさんと、こういう話をしてみたいですね)。


プロフィール


PROFILE


千葉祐大


36歳 会社員 娘3歳、娘1歳


1983年1月28日生まれ。東京都港区出身。「ママスタジアム」や「MADURO ONLINE」等、ママ向け・パパ向けメディアを運営する会社、株式会社インタースペースで、「子育て支援事業」の新規事業立ち上げに従事。
プライベートでは、「日本愛妻家協会」や「一般社団法人Papa to Children(PtoC)」等、複数のコミュニティに所属。夫婦や家族の在り方を小さなコミュニティから発信しています。


 


 


 

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