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[クルマ]いつの時代も子供もパパも憧れるのが"赤いフェラーリ"。その新発売のF8の魅力を公開

[クルマ]いつの時代も子供もパパも憧れるのが"赤いフェラーリ"。その新発売のF8の魅力を公開

かつて「V12を積んでいないフェラーリはフェラーリじゃない」という名言がありましたが…、このV8のF8 トリブートがデビューした今、そのセリフは迷言になるのは必至でしょう!

過去のスペチアーレより速いフェラーリの最新モデル


クルマ好きパパにとって、いつの時代もあこがれの一台といえば、それはやっぱり "赤いフェラーリ" です。それがエンジンをミドシップに搭載したまさにスーパーカーな一台だったら、パパだけでなく我が子もきっと興奮するはずです。ちょうどフェラーリから、そんなミドシップのスゴい最新モデルが発表されました。


じつはフェラーリは1995年のF512Mを最後に、ロードモデルから12気筒エンジンのミドシップカーを生産していません。エンツォやハイブリッドの"ラ フェラーリ"はV12をミドシップしていましたが、あれらはいわゆるスペチアーレ。あくまでも限られた特別なお客様のためのクルマなので、ここでは除外いたしましょう。


作らなくなった理由はいくつか考えられますが、やはり「とびきりのスポーツカーにはV8が最適」ってことに行き着いたんだと思います。その証拠に、V8最新モデルである「F8 トリブート」の凄まじさは、これまでのV8モデルどころか、過去のスペチアーレだってブッチ切り! なにしろV8ツインターボエンジンは720psを発生させ、0~100km/加速は2.9秒。まさしく気絶しそうなほどの速さを誇りますから!


そんなF8 トリブートの魅力を、がっつり紹介しましょう。
 


FERRARI F8 TRIBUTO [フェラーリ F8 トリブート]
価格未定


フェラーリ F8 トリブート
エンジン:3902cc V型8気筒DOHCツインターボ、最高出力:720ps(530kW)/7000rpm、最大トルク:770Nm/3250rpm、全長×全幅×全高:4611×1979×1206mm、ホイールベース:2650mm、乾燥重量:1330kg、0-100km/h:2.9秒、最高速度:340km/h(フェラーリ・ジャパン)

フェラーリ F8 トリブート


フェラーリ F8 トリブート


フェラーリ F8 トリブート




V8モデルの集大成はF1直系の超絶エンジン!


歴代V8モデルへのトリビュートというネーミングの通り、308やF40のエッセンスがちりばめられ、またエンジンは世界のベストエンジンに選ばれたものをF1テクノロジーでさらにリファイン。最後のガソリンV8モデルになる可能性があるので、プレミアがつく前に買っちゃえ!


フェラーリ F8 トリブート




なんだかスモールなV8なら手が届くかも!?


そのネーミングからもおわかりの通り、これまでにフェラーリが作ったV8モデルの "集大成" といったポジションが与えられているF8 トリブート。例えば、スリット入りプレクシグラスはまるでF40のリアフードのようですし、レトロな丸型テールランプは308へのオマージュです。


エンジンは、昨年のインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーとなったユニットをリファインして50psアップ、18kgの軽量化を実現。フェラーリの研究開発部門「コルセ・クリエンティ」のF1テクノロジーも惜しみなく投入され、ピストンピンまでDLCコーティングされるなど、高回転/高負荷に耐えうるように仕上げられました。さらに、吸排気や冷却のルーティングが素晴らしい! 458や488の空力エッセンスを継承しながら、これだけで理論上は20psくらい向上しているはずです。その内容はまさに "集大成" に相応しいもの。


フェラーリがここまで "集大成" にこだわったのには理由がございます。実は、フェラーリの次世代V8モデル、ハイブリッド化が有力視されているのです。つまり、ピュアガソリンエンジンでフェラーリの咆哮を楽しめるのは、F8 トリブートがおそらく最後。カタログモデルであるうちに、なんとしてでもゲットしてください!




スポーツカーの真髄を追求した末のカタチ


フェラーリ F8 トリブート


乗ればわかるのですが、最近のフェラーリはポジションも視界も都会で困るようなものではありません。それでいて、シートはサーキットでも不足のないホールド感。長年、こうしたモデルを作り続けてきたフェラーリのアドバンテージが、そこかしこに感じられるインテリアです。


フェラーリ歴代のV8モデルのディテールを取り入れたリアビュー


1980年後半の往年の名車、F40を彷彿とさせるリアフードの下に納まるのは、720psを誇るV8ツインターボエンジン。4灯丸型テールライトで形成される美しいリアビューは、1970年後半の308のオマージュです。


フェラーリ F8 トリブート


フェラーリ F8 トリブート




フェラーリ F8 トリブートが3分でわかるおせっかい解説


①エンツォの本音はV8エンジンだった!?


エンツォフェラーリ


発売当初、ピッコロ(小さな)フェラーリと呼ばれ、12気筒モデルの格下扱いされていたV8モデルですが、実はエンツォ自らがステータスを認めていました。グループBマシン向けに全力投球しただけでなく、自社の40周年を祝うF40にも搭載しているのがなによりの証拠。キャデラックの12気筒に感銘を受けたのがフェラーリ12気筒の始まりらしいですが、レーサー気質のエンツォはV8の可能性を大いに信じていたのです。




②スモールフェラーリはあのディーノが元祖です!


フェラーリ V6 ディーノ


フェラーリ グループ4


V8だけでなく、フェラーリはご承知の通りV6(ディーノが有名ですね)や1ℓ直4エンジン(正確にはASAですが、開発はコロンボ技師とジウジアーロというフェラーリのゴールデンコンビ)まで手を広げています。また、今ならGT、昔はグループ4などレースシーンで活躍したマシンも大半はV8モデルがベースです。F8は、それらの集大成というポジションです。ちなみに、12気筒はエンツォによってF1以外の使用は認められなかったそうです。




③やっぱフェラーリのワンオフモデルってV12が基本なの?


P80/C


フォーリ・セリエと呼ばれる別注、ワンオフモデルも昔は12気筒モデルが中心でした(イングリッド・バーグマンに贈られた375MMや、ジャンニ・アニエリのテスタロッサ・スパイダーなど)が、最近はV8がメインストリーム。写真のP80/Cや、限定10台のJ50など、ラグジュアリーよりもスポーティな雰囲気。このワンオフ、一説にはフェラーリのオーナーであれば、予算3億円~、納期2年ほどでとのこと。
問い合わせ先
フェラーリ・ジャパン https://auto.ferrari.com

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