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スバルから新型「クロストレック」デビュー! 街中からアウトドアまで頼れる訳とは

スバルから新型「クロストレック」デビュー! 街中からアウトドアまで頼れる訳とは

スバル(SUBARU)から新型「クロストレック」がデビューしました。生活圏の街中から、ツーリング、アウトドアまで、どこへでも快適に行けるクルマを見に、千葉県鴨川市にある『SUBARU里山スタジオ』で行われたお披露目に行ってさそくチェック!

トレンドの「お出かけ」にぴったり! 「いつでも、どこへでも」を実現するクルマ

アウトドアやキャンプなど、「お出かけ」する人が増えてきました。コロナ禍への対応も変化していく今年、お出かけをして人やコトと出会い、知らなかった世界に触れることがトレンドになっていくはずです。
 
また一方で、リモートワークの定着で都市部を離れ、自然豊かな場所での暮らしを選択したり、都市とローカルの二拠点生活を始める人も増えています。

そんなお出かけや二拠点生活で欲しくなるクルマ。思い立ったとき、気のむくままいつでも、どこへでも、荷物の量も気にせず、アクティブに動けます。
新しくデビューしたスバル クロストレックの荷室は、キャンプ道具も無理なく積み込める。ボディカラーはクリスタルホワイト・パール。
新たにデビューしたスバルの新型「クロストレック」は、そんないつでも、どこへでも、を叶えてくれるクルマだといいます。

東京の都心からクルマで約1時間半、千葉県鴨川市の山中にある、元県営キャンプ場を活用した『SUBARU里山スタジオ』でお披露目があるということで、行ってみました。
SUBARU里山スタジオでメディア向けにクロストレックのお披露目があった。右はオアシスブルー、左はオフショアブルー・メタリック。

「いろいろなところ」へ行くための「安心」と「愉しさ」を

クロストレックは、コンパクトなボディと本格的なSUV(Sport Utility Vehicle=スポーツ用多目的車の略)性能を掛け合わせた「クロスオーバーSUV」というカテゴリーのクルマです。都市での日常使いからアウトドアシーンまで、幅広く安心して乗れるのが特徴で、XVという車種名で人気を博していたSUV車の後継となる新型モデルです。

クロストレックの開発責任者であるスバル商品企画本部の毛塚紹一郎さんにお話を聞くと、初めに「今回の開発のコンセプトは『このクルマに乗って、いろいろなところへ行っていただきたい。そう思ってもらえるクルマにする』ということに尽きます」と教えてくれました。
クロストレックの開発責任者であるスバル商品企画本部・毛塚紹一郎さん(右)と、クロストレックのデザインを担当した同・井上恭嗣さん(左)。
スバルのクルマといえばAWD(全輪駆動)でアウトドア向きというイメージがあります。それは未舗装の悪路だったり、濡れている路面などでも安定して走れるためですが、毛塚さんの言う「いろいろなところへ」は、アウトドアだけではなく、街中でも、今いる場所から遠いところでも、あらゆる「いろいろなところ」。
AWD(全輪駆動)で山道でも安心して運転できるクロストレック。ただし、クロストレックにはFWD(前輪駆動)モデルもラインナップされている。
そのため、長距離のドライブでも疲れず、運転に慣れていない人でも安心して気持ちよく安全に走れるように力を入れているそうです。

例を挙げるとフロントシートの構造。乗り心地を不快に感じる原因の一つである頭部の揺れを抑えるため、大学医学部と連携し、上半身が揺れないよう、骨盤をしっかり支えるシートになっています。

「ほかにも車内の騒音を抑えるとか、運転していてもふらつかないなど、さまざまな技術を搭載しています。ただ、そんな技術的なことに注目していただく必要はなく、『長時間運転していたけど、意外にあっという間だったな』とか、『ほかと比べて、このクルマは(走行中の)ザワザワした音がしないな』などと感じていただきたいのです」と毛塚さん。運転する「愉しさ」をシンプルに感じてもらいたいと言います。
頭部の揺れを抑えるため、骨盤をしっかり支えるシート。
疲れにくいシートだけでなく、視認性の高い室内空間などでドライバーの運転をサポートする。
疲れにくさの理由は「総合安全」の思想のもと、ステレオカメラに加えて広角単眼カメラを採用した「新世代アイサイト」の役割も大きい。視野角が従来の約2倍(128度)になり、事故の多い交差点でより安全安心をサポート。アイサイト史上最高の安全性能を実現している。

外洋をイメージしたカラーも登場

また、デザインを担当した同・商品企画本部デザイン部の井上恭嗣さんは「スキーやサイクリング、トレッキングなど、皆さんが楽しむために行くさまざまな場所に似合う、そんなクルマにしたいとデザインしました」と話してくれました。

引き締まっていて、活動的。スピード感や遊び心もあって、内装などは多少汚れてもいいようにアウトドア向きの生地素材を使うなどの工夫をしているそうです。

「高級感を出すためには、内装は黒にするのが定番ですが、クロストレックはグレー色を入れて少し明るめにしています」と井上さん。

ボディカラーにもこだわりが。「今回、『オフショアブルー・メタリック』と『オアシスブルー』というカラーをラインナップに入れました。まずオフショアブルー・メタリックのオフショアとは外洋のこと。クルマ+アウトドアというと山のイメージが強いのですが、クロストレックで海にも出かけていただきたいという思いがあります。そしてオアシスブルーは砂漠の泉です。この青は、山の緑にも合います。街の中でも元気があって、目を惹く色になると思います」と、その意図を教えてくれました。
オフショアブルー・メタリックのクロストレック。
オアシスブルーのクロストレック。

地域とのつながりを大切にする スバルの姿勢

毛塚さんと井上さんのお話を聞き、クロストレックはスバルの「運転することを愉しんでもらいたい」という思いが詰まったクルマなんだと感じました。

その「愉しさ」は今回の取材場所となった『SUBARU里山スタジオ』でも感じました。里山スタジオは、閉鎖されていた県営キャンプ場をスバルが借り受け、今回のような取材・撮影や試乗ができるようにした場所です。

敷地内には神社の祠もあり、夏前には地元の方による雨乞いの祭礼が行われるそうです。その準備の草刈りにはスバルの社員も参加し、祭礼にも出席するのだとか。また、スバルが里山スタジオとして定期的に山の手入れをすることで、ふもとへの獣害が減っているそうです。

そして、今回のような人が集まるときは、地域の方に飲食の用意をお願いしています。今回は地元の郷土料理である「太巻き祭り寿司」と豚汁が用意されていて、おいしくいただきました。地元の方との交流もできました。そういう人とのつながりを大切にする姿勢は、その会社のクルマづくりにも表れるものだと感じます。
地元で郷土料理の体験教室などを開催している『花味結』のおふたり。お昼に太巻き祭り寿司と豚汁を用意してくれていた。
太巻き祭り寿司の絵柄のレパートリーは50種ほどもあるという。絵柄に合わせた具材の緻密な分量の計算が必要だそうだが、上の写真のふたりは「設計図は頭の中にある」と笑いながら教えてくれた。具材の量のバランスがよく、食べやすくておいしい!

クロストレックは頼れる“相棒”だ!

「今まで行っていた場所から、一つ先にある『道の駅』へ行ってみるだけでも楽しいと思います」と、最後に井上さんが教えてくれました。クロストレックに乗り、ハンドルを握ってみるだけで「そうだろうな。どこか遠くへ行ってみたいな」という気持ちになりました。
時代がちょっと変わり、人々の移動も活発になって、都市やローカルそれぞれで新しいライフスタイルが生まれてきそうな今年。新世代アイサイトなど十分な安全性能と、よく考えられたフロントシートで、ストレスのないロングドライブを実現しているクロストレックは、都市とアウトドア・アクティビティを行き来したい多くの人にとって、間違いなく頼れる“相棒”になるでしょう。
スバル里山スタジオの高台からは鴨川市の街並みとその先の太平洋が望める。クロストレックに乗ってこのまま海まで行きたくなった。
●スバル
クロストレック オフィシャルサイトはこちら

photographs & text by Takeshi Konishi
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