SDGsな時代の主流はコンパクトなEV に変わる!
ひと口に「環境悪化」と言っても地球温暖化、気候変動、オゾン層の破壊、酸性雨、海洋ゴミ問題など多岐に渡っており、私たちはさまざまな問題を抱えています。そして、それらはいずれも緊急性を要しているにもかかわらず、解決策が非常に難しい…。
では、私たちは何をすれば良いのでしょう!? そこで、EV=電気自動車に乗ってはいかがでしょう? ガソリン車はエンジンでガソリンを燃焼して走行するため、温室効果ガスである二酸化炭素や人体に有害な窒素化合物などを排出します。一方、電気自動車はバッテリーに蓄積された電気の力でモーターを動かして走るので、走行中は排ガスを出しません。そんな〝地球に優しい〟EVでドライブすることが、環境を改善するための第1歩です。
また、ガソリン車はガソリンの持つエネルギーの20%しか走行に使えません。しかし、電気自動車はモーターのエネルギーの80%も使え、しかもゼロ発進時からほぼ最大パワーを発揮! だから気持ちいい加速を体感できるのです。そんな〝良いトコ取り〟のEVは、自然派で合理的な家族にぴったりと言えるでしょう。
フランスのエスプリが漂う
粋なゼロエミッションカー
PEUGEOT e-208 GT
プジョーe-208 GT 426万円〜
クルマをダイレクトに感じる
機能的なコクピットに感激
インテリアはガソリン車の208となんら変わることはありません。ドライブ中の情報をグラフィカルな3Dで表示するデジタルヘッドアップインストルメントパネルを始め、「PEUGEOT 3D i-Cockpit」が素晴らしい!
経済的&環境的な優位性と
新感覚の走行フィールが魅力
コンセントタイプの3kW普通充電器で利用できる専用のケーブルが付属。自宅や街中の充電サービスで、50km走行分であれば約3時間で充電できます。約18時間で満充電はすれば、403kmの航続距離が得られます。
見た目はハッチバック208のまんま!ところが中身はまぎれもなく電気自動車。モーターならではの鋭い加速と静かで低振動な乗り心地を満喫できます。もちろんゼロエミッションなので、このe-208に乗っていると「地球環境に貢献している」という充実感が得られます。
SPEC
エンジン:交流同期電動機、バッテリー:リチウムイオン電池(総電圧395V、総電力量50kWh)、最高出力:136ps/5500rpm、最大トルク:260Nm/300〜3674rpm、全長×全幅×全高:4095×1745×1465mm、車両重量:1500kg(プジョーコール)
デビュー8年経っても
色褪せない名EV!
BMW i3
ビーエムダブリュー i3 559万円〜
後席は勝手に乗降できない!?
だから子育て世代には最適!
ドアは左右ともBピラーのない観音開き式を採用。大きな開口部が得られるもが、リアドアを開閉するにまずフロントドアを開ける必要があるので、後部座席の子供が勝手に開ける心配がありません。
2013年にリリースが開始された、超ショートノーズというスタイリングのi3。電気自動車の市販量産車として、クルマ好きパパの記憶に強く残ってるはず。デビューから8年が経つものの、現行車では満充電での走行距離も390 km(JC08モード)を実現。日常使いができる個性的なファミリーカーとしてもオススメです!
SPEC
エンジン(原動機):交流同期電動機、バッテリー:リチウムイオン電池(総電圧352V、総電力量42.2kWh)、最高出力:170ps/5200rpm、最大トルク:250Nm/100〜4800rpm、全長×全幅×全高:4020×1775×1550mm、車両重量:1320kg(BMWカスタマー・インタラクション・センター)
きっぱりと割り切って
シティーコミューター選択
Honda e
ホンダe 451万円〜
斬新なデザインと機能の
室内もニューノーマル!
世界初となる5面のスクリーンを水平配置したワイドビジョンインストルメントパネルを採用。中央の2面には12.3インチのワイドスクリーン Honda CONNECT ディスプレーが配置されます。
ほっこりとしてしまう愛らしいエクステリアデザインは、まだ街中で見掛けることが少なく、注目度がかなり高いことは容易に想像できます。満充電での航続距離は、ベースグレードが283kmなっています(WLTCモードのカタログ値)が、シティーコミューターと割り切ればまったく問題なし。ニューノーマルな1台です!
SPEC
エンジン(原動機):交流同期電動機、バッテリー:リチウムイオン電池(総電圧355.2V、総電力量50.0kWh)、最高出力:136ps/3078〜11920rpm、最大トルク:315Nm/0〜2000rpm、全長×全幅×全高:3895×1750×1510mm、車両重量:1510kg(ホンダお客様相談センター)
マツダ初となる
量産EVの仕上がりとは?
MAZDA MX-30 EV
マツダMX-30 EV 451万円〜
見た目は普通の
MX-30とほぼ同じ
シャシーの下に駆動用リチウムイオンバッテリーが下がっているため、マイルドハイブリッドモデルよりも車高が15mm高く(1565mm)、最低地上高が50mm低くなっています(130mm)。
電気自動車(EV)のための専用ボディを作るのではなく、既存のモデルにモーターを搭載するという手法を使って量産電気自動車として登場したマツダMX-30 EV。外観も内装も特別感はなく、走り出すまではEVであることに気が付かない人がいる可能性も! 自然体であること、まさにこれからのEVの姿です。
SPEC
エンジン(原動機):交流同期電動機、バッテリー:リチウムイオン電池(総電圧418V、総電力量35.5kWh)、最高出力:145ps/4500〜11000rpm、最大トルク:270Nm/0〜3243rpm、全長×全幅×全高:4395×1795×1565mm、車両重量:1650kg(マツダコールセンター)
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- 2021年5月号
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