家族4人ラクラクなのに小回り抜群なコンパクトカー
突然ですが「Little head great wit」という英文を訳せますか? そんなの簡単だって!? 「小さな頭に大きな知恵」だろって!? そのとおり、さすがインターナショナルなパパですな。「外見は小さく目立たなくても、中身は立派である」という意味で、日本の「山椒は小粒でもピリリと辛い」という諺と同義語です。
この諺はクルマ選びにも当てはまります。すなわちLittle head=山椒=コンパクトカーのこと! 見かけは小さくとも、「小さいから取り回しが楽」「小さくて軽いから燃費が良い」「小さくて軽いからブレーキもタイヤも減りにくい」「小さいクルマは作る際に資源が少なくて済む→そのぶんゴミも少量」というメリットが、ぎっしりと詰まっているのです。しかも、ボディがコンパクトだからと言ったって、人も荷物もちゃんと乗せることができますから。まさしく「great wit」であり「ピリリと辛い」ってワケです。
可愛いフォルムのくせに高性能なミニ クーパー、質実剛健なゴルフとA1、全方位でソツなくまとまったヤリス…どれを選んだとしても、令和の春のドライブを満喫できるでしょう。
コンパクトカーの代名詞に
賢いファミリーな皆納得!
BMW MINI COOPER S
BMW ミニ クーパーS 390万円〜
可愛いけど使い勝手が抜群
MINIのコクピットは秀逸
インパネまわりは「丸」のデザインワークが印象的。ドライバーの視線上に設置された5.0インチ高解像度デジタルディスプレイで、現状の走行状態やクルマのインフォーメーションを的確に素早く把握することができます。
週末の“爆買い”にもOKな
余裕のあるラゲッジスペース
コンパクトなボディながら、ラゲッジスペースは211リットル。フロアパネルを開ければ縦方向に、分割式の後席を倒せば奥行き方向にスペースが広がります。おかげで、ショッピング時の大量の買い物も余裕で積めます。
“MINI”といえば、昔のローバーミニを思い浮かべる方も多いでしょうが、現代のMINIは「BMWが作ったスポーティなFF車」。ですから、ひとたび走り出せばしっかりとした操作性と、ビクともしないボディ剛性から生まれる“走る歓び”を体感することができます。
SPEC
エンジン:直列4気筒DOHC、排気量:1998cc、最高出力:192ps/5000rpm、最大トルク:280Nm/1350〜4600rpm、全長×全幅×全高:3860×1725×1430mm、車両重量:1270kg(MINIカスタマー・インタラクション・センター)
世界的ベンチマークのゴルフが
いよいよフルモデルチェンジ!
VOLKSWAGEN GOLF 1.5eTSI
フォルクスワーゲン ゴルフ1.5eTSI 未定(2021年3月現在)
「ハローVW」と音声認識も
当然採用されています
デジタル化が進んだことにより、ダッシュボード回りは非常にシンプルにまとめられています。音声認識システムも搭載されていて、「ハロー、フォルクスワーゲン」と呼びかけることで起動します。
8代目ゴルフの注目ポイントは、スマートフォンとのコネクティビティーの強化や、進化を続ける運転支援システム(ADAS)の標準化、車車間通信の採用などによる「デジタル化」。さらにマイルドハイブリッドシステム「eTSI」も搭載され、世界のベンチマークも大きく進化。新しい生活様式にこそ最適な1台といえる仕上がりです。
SPEC
エンジン:直列4気筒DOHC、排気量:1468cc、最高出力:150ps/5000〜6000rpm、最大トルク:250Nm/1500〜3500rpm、全長×全幅×全高:4284×1789×1456mm、車両重量:1442kg(フォルクスワーゲン カスターマー センター)
街の彫刻師の名前を持つ
小粋なクロスオーバー
AUDI A1 citycarver Limited edition
アウディA1シティカーバー リミテッドエディション 483万円〜
直線を基調とした
スッキリとした内装
インフォテインメントシステムの操作スイッチが並ぶステアリングホイール。また、フル液晶メーター「アウディバーチャルコックピット」の採用で、メーター類だけでなくカーナビを大きく表示。
最低地上高を40mmアップすることで、オフロードモデルのようなイメージも高められたアウディA1シティカーバー リミテッドエディション。その外観からも分かるように、普段使いだけじゃなく、アウトドアやレジャーなど幅広いシチュエーションに対応できるモデルとして登場。全方位に強い万能モデルに注目です!
SPEC
エンジン:直列3気筒DOHCターボ、排気量:999cc、最高出力:116ps/5000〜5500rpm、最大トルク:200Nm/2000〜3500rpm、全長×全幅×全高:4050×1755×1485mm、車両重量:1210kg(Audiコミュニケーションセンター)
ニューノーマルな時代に
人気絶大のコンパクト!
TOYOTA YARIS HYBRID G1.5L 2WD
トヨタ ヤリス ハイブリッドG1.5L・2WD 213万円〜
コンパクトカーですが
敢えて広さは狙いません
内装にはプレミアム感が感じられるものの、キャビンはかなりタイト。ボディ寸法は先代のヴィッツと変わらないそうですが、強く寝たフロントピラーが迫る前席の空間はまさにスポーツカーの趣。
強く張り出した前後のフェンダー、傾斜の強いフロントピラー、吊目のフロントマスクなど、アグレッシブでスポーツーカーのような佇まいをみせる新型ヤリス ハイブリッド。それでいながら燃費のカタログ値は35.8km/リッターというから驚きです。世界のトヨタが送り出す、オールニューの新型。試してみるのは大いにありです。
SPEC
エンジン:直列3気筒DOHC、排気量:1490cc、最高出力:91ps/5500rpm(モーター/フロント80ps、リア5.3ps)、最大トルク:120Nm/3800〜4800rpm(モーター/フロント141Nm、リア52Nm)、全長×全幅×全高:3940×1695×1500mm、車両重量:1060kg〜(トヨタ自動車 お客様相談センター)
- New Normal
- 2021年5月号
- AUDI A1 citycarver Limited edition
- BMW MINI COOPER S
- Car
- MADURO
- TOYOTA YARIS HYBRID G1.5L 2WD
- VOLKSWAGEN GOLF 1.5eTSI
- p046_047
- 【2020年のコロナ以降に増えているクルマとバイクの新潮流】コロナ禍から1年、選ぶモノ・コトがこれだけ変わった!
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