バイクに乗るなら原付二種がおすすめ！その理由とは？

一昔前は国産車でもさまざまな車種が存在した原付二種。国内では徐々に車種も減って衰退の一途を辿っていたのですが、近年は再び脚光を浴び始めました。クルマの免許で乗れる50cc原付も便利だけど、話題の「原付二種」から目が離せない！

原付二種とは

一般的によく耳にする「原付」ですが、本来は原動機付自転車と呼ばれ、原付一種(排気量50cc以下)と原付二種(排気量50ccを超え125cc以下)に分類されます。

ナンバープレートにも違いがあり、原付一種(50cc以下)は白色、原付二種(50cc超～90cc以下)は黄色、原付二種(90cc超～125cc以下)は桃色と区分されています。

原付二種に乗るためには？

小型限定普通二輪免許取得。

原付二種は道路交通法で「原動機付自転車に」は該当せず、自動二輪車に該当します。つまり、原付免許やクルマの免許では運転することができません。運転するには、小型限定普通二輪免許以上のバイク免許が必要なのです。

原付二種の良いところ

原付一種の法定速度が時速30kmなのに対し、原付二種は一般車両と同じ法定速度（最高時速60km）でクルマの流れにのって運転することができます。免許取得後１年を経過していれば、車両ごとの乗車定員に従って2人乗りも可能です。

税金は軽自動車税の区分になります。原付一種と、90ccまでの原付二種（黄色ナンバー）までが2000円。原付二種の桃色ナンバーは2400円と大差ありません。

また任意保険では、原付一種と原付二種が共に「ファミリーバイク特約」という、クルマの自動車保険に付帯することができます。非常に安い金額で保険に加入することが可能です。

維持費に関して原付一種と原付二種では大差が無いので、運転免許証さえ所持すれば、原付二種のメリットは大きいですね。

どんなバイクがある？筆者がおすすめする3台

近年海外での人気にも後押しされ、国内で再び原付二種が注目され始めました。国内向けのラインアップも徐々に増えてきているので、今後も注目です。

お洒落でかわいいカブのレジャーモデル

メーカー名／ホンダ
車種名／クロスカブ110
エンジン／空冷単気筒 109cc
価格／36万3000円

1958年から発売されたホンダのスーパーカブC100からの派生となるクロスカブは、2012年にコンセプトモデルとして初公開され、2013年より販売開始。

2018年にフルモデルチェンジが行われ50ccモデルも追加、クロスカブ110、クロスカブ50が販売されます。

2022年からの最新モデルのクロスカブ110は、ロングストロークの新エンジンを搭載され、走りと燃費性能をさらに強化、キャストホイールとチューブレスタイヤ、フロントディスクブレーキの採用と1チャンネルABSを標準装備されています。

イタリアの伝説のスクーターが復活

メーカー名／ランブレッタ
車種名／ランブレッタ V125 Special Flex
エンジン／空冷単気筒 125cc
価格／45万円

ランブレッタは、1947年にイタリアのフェルディナンド＝イノチェンティにより創設されたスクーターブランド。ランブレッタのスクーターは、1950年代後半から’60年代中頃にかけてイギリスで流行した「モッズ」と呼ばれた若者たちが好んで乗っていました。同じくイタリアのスクーターでVespa(ベスパ)も有名です。

‘70年代になると工場の閉鎖となってしまいますが、2017年に復活。個性的な世界観はそのままに、最新のテクノロジー搭載し、あのランブレッタが帰ってきました。

V50 Soecial Flex(49cc)、V125 Special Fix/Flex(125cc)、V200 Special Flex(169cc)の3グレードがラインアップされています。

軽快な走りを追求した新しいCB

メーカー名／ホンダ
車種名／CB125R
エンジン／空冷単気筒 124cc
価格／47万3000円

ホンダの新世代CBシリーズの125ccモデルで、2018年に発売し、フレームやスイングアームなどをCB250Rと共通するため250ccクラスのボディサイズ。

2021年のモデルチェンジでSOHCだったエンジンがDOHCに変更され、走りへのこだわりを追求したモデルです。

バイクライフを楽しもう！

価格は50ccクラスより高くなりますが、維持費はあまり変わらず、バイクとしての楽しみが数段あがる原付二種に興味を持っていただけたでしょうか？

免許を取得しなければいけないので「めんどくさい」と感じられるかもしれませんが、それ以上のバイクらしい「喜び」を感じられます。

小型限定普通二輪免許や普通二輪免許を取得して原付二種に乗れば、きっと今までに見えなかった世界を垣間見ることができるでしょう。

呉東和虎
バイク、クルマ、ファッション、音楽、どれも必要なモノ。好きなモノを追求し、その良さを皆に言葉で伝えたい！