有名店のテイクアウトメニュー連載第12回東京・表参道/イタリアン「ブーカ・ジュンタ」
一番の名物と言っても過言ではない石川淳太シェフ曰く、「フィレンツェの街角にあるような、小さくてもお客様の活気に満ちたトラットリアを作りたい」という思いから「Trattoria Buca Junta(トラットリア ブーカ・ジュンタ)」をオープンさせたとのこと。石川シェフは、19歳で単身イタリアへ渡り、フィレンツェを中心に、イタリア各地で約8年間の料理修行。その後、日本へ帰国し、某イタリアンで10年間総料理長を務めて、2008年に満を持して自身のお店「トラットリア ブーカ・ジュンタ」を開店。そして、外苑前から2017年に現在の表参道・骨董通り沿いに移転なさったという経緯ですが、つまりは、人生の半分以上がイタリアン。
そんなイタリア男児が、日本の侍魂を引き連れて作り出す料理は、男気とダイナミックさ溢れるものばかり。今年5月以降は、ランチとディナーでも人気メニューがテイクアウト可能になり、特に、オーストラリア産短角牛サーロインを180gも使った「ステーキ丼(サラダ別添え)」と、メイン具材はその時によって変わる「本日のカレー」が大好評とのこと。前者は、にんにく油と塩、こしょう、胡麻油で調味されたモヤシとステーキが豪快にご飯の上に乗り、しば漬けがアクセントに。自家製にんにく醤油ソースをかけて頂きますが、これだけで夏の暑さを吹き飛ばしてくれそうなパワーフードなんです。後者は、しっかり辛いカレールゥに、赤ワインをこれでもかってほど使用し、かつ、一度食べたら、毎日でも食べたくなるような中毒性あるスパイシーカレー。
それらのガッツリ料理に加えて、ぜひ一緒に購入して頂きたいのが、「前菜の盛り合わせ」と「生ハムサラダ」です。どちらもお肉やカレーに足りない栄養素を補ってくれますから。しかも、「前菜盛り合わせ」には、ブロッコリーのアンチョビガーリックソテー、タコのマリネ、鶏レバーパテ、サラミ、生ハムとフルーツ、玉ねぎとパルミジャーノのスフレ、生ハムと野菜のクネルetc.といった楽しいラインナップが集結し、お酒も進みます。また、ステーキ丼に200円だけプラスしたお得すぎる「ステーキカレー丼」という裏メニューがあるそうですが、私はその事実を取材を終えてから知ったので、まだ食べてません…。
なんとしても次回、ステーキカレー丼を求めに行かなくては! 素敵で華麗なステーキカレーに違いないですから(^^)。
東京・表参道/イタリアン
「トラットリア ブーカ・ジュンタ」
Data
☎︎03-6427-1029
東京都港区南青山6-7-2 VORT南青山11階
営業/11:45〜14:00、18:00〜24:00
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
定休日/日曜
業界グルメ通・園山真希絵さん
紹介制飲食店「そのやま」経営者。自ら厨房に立ちながら、ゴーストレストランも手がけ、雑誌やTV出演・著書本出版・商品開発・講演会・料理教室や、メンタル心理カウンセラー・食育アドバイザー・ベビーシッター・六次産業・全国各地の親善大使も務める。