警視庁防災Twitter発!冷水でもカップ麺をいろいろ試してみました♡
災害時、お湯じゃなくてもカップ麺が食べられる?
カセットコンロ、持っていますか?地震や台風などの災害時、ガスや電気が使えなくなってしまうことがあるかもしれません。そんなとき、カセットコンロを常備しておくと非常に便利ですよね。しかし、持っていなかったり、万が一ガスボンベを切らしてしまっていたり、火が使えなくなることを想定しておくと良いかもしれません。
警視庁警備部災害対策課公式Twitterでは、お湯が使えなくてもカップラーメンを食べられる方法が紹介されています。果たして、本当に美味しく食べられるのでしょうか。そしてもし備蓄食して買っておくなら何が良いでしょう。今回は、実際にいくつかのカップ麺をお水で調理して食べてみました。
実際に食べてみよう!お水でも美味しく食べられるのはどれ?
というわけで、今回は編集部で実際に作って、試食してみました。それぞれ5点満点で評価していきます。
用意したものは
カップヌードル
カップヌードル シーフード
どん兵衛「きつねうどん」
赤いきつね
ペヤング
クノール「クラムチャウダー」
クノール「完熟トマトのスープパスタ」
の計7品。
お水でも美味しく食べられるカップ麺はどれでしょうか。実際に、試していきます。
「カップヌードル」(日清食品)
普段は美味しく見えるはずなのですが、お水に浮いた薬味がなんとも食欲をそそりません。本当に食べられるのか、疑心暗鬼で待つこと30分、いい感じに麺がほぐれてきました。
いざ、実食。
想像以上に食べられます。「冷やしラーメンみたいであり」です!ただ、正方形の肉、いわゆる「謎肉」なのですが、食感がベチョっとしていてマイナスポイント。お湯であるとあんなに美味しいのに、冷水だとこうなるのか…。
得点 4/5点
放置時間 30分
「カップヌードル シーフード」(日清食品)
水を注いだ直後に「これは美味しくないだろう」と悟ってしまうほどの見た目です。本来ならお湯で溶けてくれるはずの白色の粉末スープが浮いて見えるのが、なんとも食欲を削いでいきます。カップヌードルと同じく、調理時間は30分です。
しっかりと粉末スープも溶けきり、麺も程よくほぐれてきました。それでは食べていきましょう。
「美味しい…。」想像を遥かに超えて美味しいです。どうしてこんなに美味しいのかわからないくらいに美味しい。お水で調理すると、薬味のタコの歯応えがよく、思わずタコを探してしまいます。
得点 5/5点
放置時間 30分
本当に美味しかったです。緊急時以外でも、食べたくなるような冷たいシーフードラーメンでした。
どん兵衛「きつねうどん」(日清食品)
次にお水で調理するのはどん兵衛のきつねうどんです。スープは液体タイプで、すぐに溶けていき期待ができそう。しかし、この大きな油揚げが柔らかくなるのかが不安です。カップラーメンと比べ、麺が太め。ですので、調理時間は倍の60分で試していきます。
しっかりと油挙げは水を吸い上げて、柔らかくなりました。麺もほぐれて食べられそうです。それでは、食べていきます。
美味しい。美味しいです。油揚げが抜群に美味しい。まさかお水でもここまで美味しくなるとは思いませんでした。麺のコシもよく、冷やしきつねうどんとして楽しめました。これは、暑い夏の日に食べたくなるほどです。
得点 5/5点
調理時間 60分
マルちゃん「赤いきつねうどん」(東洋水産)
他のカップうどんでも試してみましょう。お次は「赤いきつね」です。こちらは粉末タイプのスープでしっかり溶けてくれるのか少し不安ですが、どん兵衛の美味しさの前例から期待ができます。
こちらはどん兵衛と比べ、ちぢれ麺です。油揚げもしっかり柔らかくなったことを確認して、実食です。
うーん…。放置しすぎたのか、麵に歯応えか感じられません。どん兵衛のうどん麺と比べてお水との相性が悪かったのでしょうか。あまり、美味しさを感じられませんでした。ただ、油揚げはお水でもジューシー。とても美味しくいただけました。
得点 3.5/5点
調理時間 60分
ペヤング(まるか食品)
カップラーメンがお水でできるのなら、カップ焼きそばもできるはず。ペヤングで試していきます。こちらの麵、浮きます。ですので、こまめに沈めていかないと、麵全体がしっかり水を吸収してくれないので少々手こずります。思った以上に吸収力が良くなく、調理時間は60分ほど。
液体ソースをしっかりと絡めて、準備は万端。食べていきます。
はい。お水でカップ焼きそばを作ることはおすすめ致しません。冷たい麺とソースの相性が悪く、お世辞にも美味しいとは言えません。麺が浮いていたせいなのか、ところどころにお水を吸収していない麺があり、たまにガリっとした食感が残ります。やはり、お湯で食べるのが一番ですね。
得点 2/5点
放置時間 60分
クノール「クラムチャウダー」(味の素)
さて、ここからは番外編です。用意したのはこちらのスープパスタ。私はこちらのシリーズが好きで、よく食べています。では、クノールスープDELIシリーズはお水で食べられるのでしょうか。調理していきましょう。
いざ、調理。お水を注いで、すぐに後悔しました。パスタが柔らかくなるどころか、スープが溶けてくれません。
食べられるような状態を待つこと60分。粉末スープも溶け切り、パスタも柔らかくなりました。
しかし、冷製クラムチャウダーとして食べられるかと思いきや、そうはいきません。わずかに残るスープの粉っぽさ、パスタと絡んでくれない味、全てにおいて食べられるものではありません。
得点 1.5/5点
調理時間 60分
クノール「完熟トマトのスープパスタ」(味の素)
最後にお水で調理するのは「完熟トマトのスープパスタ」。見てください、この見るに耐えない光景を。いや、でも意外とイケるのではと少しの期待をしつつ、60分待ちます。
本当に困った時でも食べたいとは思わないかも。お水で調理するくらいなら、そのまま粉末でスナック菓子として食べた方が美味しくいただけるはず。
得点 1/5点
調理時間 60分
普段はお湯で、困ったらお水でも
今回は様々なカップ麺をお水で調理してみました。美味しく食べられるものもあれば、そうでないものもありましたが、こちらはあくまで全てお湯で食べるものです。緊急時の備蓄食の参考になれば幸いです。
※試した食品は全てスタッフが、そのままもしくは温め直すなどしていただきました。
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