有名店のテイクアウトメニュー連載第28回 東京・新宿/和食「美濃吉」
享保時代から続く京料理の国宝的「美濃吉」さんですが、創業300年という歴史が今も継承されているのは、並々ならぬ努力の賜物だと思います。今では関西と関東に17箇所展開なさってますが、今回ご紹介させて頂くのは、新宿「京王百貨店」8階に構えられた店舗です。私が頻繁に通う「京王百貨店」さんだからでもありますが、2020年11月で56年目を迎えられたとのこと。「美濃吉」さん同様、長年多くのお客様に愛されている証拠ですね。京王さん「美濃吉」さん共に、伺うたび、流石だなぁと、感心させられるおもてなしを頂き、私にとって、まるで学校のような存在です。
サービス業のお手本としてはもちろん、「美濃吉」さんの京料理も学ぶべき点が多く、且つ、味わいも穏やかで、改めて日本の素晴らしさを感じるんです。
京料理がベースですが、なんとテイクアウトでは、沖縄名物「サータアンダギー」まで用意されているというからビックリ(^^)その理由は、、、料理長さんが沖縄出身だからです。生まれ育った故郷の料理が活かせるなんて、素敵ですよね。
さらに、こちらでは、「白味噌汁(粟麩付きも有り)」や「豚の柔らか煮と大根ふくめ煮」「松茸ご飯」「鱧寿司」「名物!うなぎの姿寿司」「うなぎの蒲焼き」「うな重」「湯葉ちりめん&昆布佃煮」「京御膳弁当」等に加えて、「美濃吉」料理のために丁寧に作られた「淡路島老舗酒造」純米大吟醸「花伝」「美濃吉酒」もテイクアウト可能です。しかも、嬉しいことに京王百貨店限定で、テイクアウト料理は殆ど割引価格なんです!例えば、「鱧寿司」は通常価格3780円が2700円になっていたり、「湯葉ちりめん&昆布佃煮」は2592円が1296円だったり…。ありがたいです…(涙)。
ちなみに、名物でもある「うなぎ寿司」は、もし冷蔵庫で冷やされる場合は、召し上がる前に、5切れずつ、やや離して、お皿にのせて、ふんわりラップをし、600〜700Wのレンジで約30秒温めると、より美味しく召し上がって頂けます。ご家庭で「美濃吉」さんの味を楽しめるなんて、贅沢の極みですが、どのお料理も、どこか懐かしく、温かみある味わいなので、普段の食卓に登場しても、とても癒されると思います。心とお腹に美しさが濃く刻まれる「美濃吉」さん、家庭に大吉が訪れるはずです(^^)。
東京・新宿/和食
「美濃吉」
Data
☎︎03-5321-5969
東京都新宿区西新宿1-1-4京王百貨店新宿店8階
営業/11:00~20:00
定休日/不定休※京王百貨店に準ずる
業界グルメ通・園山真希絵さん
紹介制飲食店「そのやま」経営者。自ら厨房に立ちながら、ゴーストレストランも手がけ、雑誌やTV出演・著書本出版・商品開発・講演会・料理教室や、メンタル心理カウンセラー・食育アドバイザー・ベビーシッター・六次産業・全国各地の親善大使も務める。YouTube「正義の味塊YouTube」、Instaglam「正義の味塊のインスタ」公開中。