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【定番】「ミリタリージャケット」防寒性が高くてバイク乗りに人気のある4選

【定番】「ミリタリージャケット」防寒性が高くてバイク乗りに人気のある4選

ファッションの定番「ミリタリージャケット」は、本来の高い機能性で厳しい寒さにさらされるバイク乗りとも相性の良いアイテム。ここではミリタリージャケットの歴史に触れながら、バイクでも普段使いでも使いまわせる、かっこいいジャケットに注目してみました。

1枚は持つべき、おすすめミリタリージャケット4選

「春・夏・秋」の3シーズン用と、「秋・冬・春」の3シーズン用をピックアップしてみました。

映画『トップガン2』のマーベリック仕様

メーカー名/ヒューストン
モデル名/CWU-36P FLIGHT JACKET 2ND 「MOVIE」MODEL
価格/3万2800円
HOUSTON(ヒューストン)は、日本で初めてオリジナルのフライトジャケットを製作し、1972年に立ち上げられたミリタリー&アメカジブランド。

オリジナルの「CWU-36P」は、1978年に登場し、アメリカ合衆国の陸・海・空軍および海兵隊の4軍で現在も採用されているフライトジャケットです。

「CWU-36P」の表素材は、本来は難燃素材「ノーメックス」が使用されていますが、ヒューストンの「CWU-36P FLIGHT JACKET 2ND 「MOVIE」MODEL」は限りなく風合いを近づけ、ナイロンサージを使用したライトゾーン(10℃~30℃)仕様に。大人気映画『トップガン2」でトム・クルーズ扮するマーベリックが着用していたモデルを再現しています。

また、「CWU-36P」に似たモデルに「CWU-45P」がありますが、そちらはインターミディエイトゾーン(-10℃~10℃)仕様で、適応気温域に違いがあります。

「CWU-36P」をバイクで使用するのは「春・夏・秋」が最適です。

最後のコットン素材フライトジャケット

メーカ名/バズリクソンズ
モデル名/B-15A
価格/9万7900円
「BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)」は、「東洋エンタープライズ」がフライトジャケットの復刻に力を注ぐために1993年に立ち上げたミリタリーブランド。

オリジナルの「B-15A」は、1944年に「B-15」の改良モデルとして登場し、アメリカ陸軍航空隊で使用されました。表地はコットン素材、ライニングにはアルパカウールパインを使用。両胸部にある三角形の革製タブが特徴的で、これは当時デマンド式酸素マスクのホースをクリップで固定するために設置されたもの。襟のボアはムートンを使用したインターミディエイトゾーン(-10℃~10℃)仕様です。

表地がコットン素材の「B-15A」は、ナイロン素材のフライトジャケットに比べクラシック感をより感じることができます。

バズリクソンズの復刻「B-15A」は、大戦末期にリードプロダクツ社が製作したもので、三角形のホースクリップタブに入れられたバータックと、ワイヤータブに入れられた「ハの字」のバータックが特徴。他のコントラクターでは見られない仕様となっています。

パイロットのためのヘビーゾーン用ミリタリージャケット

メーカー名/アヴィレックス
モデル名/N-2A・N-2B
価格/9万6800円
「AVIREX(アヴィレックス)」は、1975年にアメリカ空軍のコンストラクターとして発足。

オリジナルの「N-2A・N-2B」は、1945年に「B-3」の後継モデルとして登場したヘビーゾーン(-30℃~-10℃)仕様「N-2」の改良モデル。(後継モデルには「N-3」もあります。)

1950年代初期にアメリカ空軍の指定色エアフォースブルーを採用した「N-2A」。その後、その色が戦闘時に目立つという理由から、セージグリーンを採用した「N-2B」。

「N-2」は、コックピット内での着用を最優先として設計されており、ヘルメットの上からでも被れる大きなフードは、コックピット内では邪魔にならないようにジッパーで左右に開けるようになっています。

このアヴィレックス「N-2A・N-2B」は、表地・裏地共にナイロン100%を使用、中わたには、毛60%・ポリエステル25%・レーヨン12%・ナイロン3%、毛皮部分にはチャイニーズラクーン(タヌキ)、皮革部分には牛革が採用されています。

極寒の海上での作業を支えたミリタリージャケット

メーカー名/リアル マッコイズ
モデル名/N-1 DECK JACKET
価格/8万8000円
「The REAL McCoy’S(ザ リアルマッコイズ)」は、1988年に設立されたファッションブランド。ミリタリージャケットの復刻版を製作していることでも有名で、「正真正銘の本物」というブランドの信念に基づき、当時と同じ方法で作り上げるこだわりが特徴です。

「N-1」は、1940年代の第二次世界大戦末期ごろから、1950年代の朝鮮戦争の頃にかけて、U.S.NAVY(アメリカ海軍)の艦船乗組員が甲板上で着用する防寒用ジャケットとして使用されました。また、甲板(デッキ)上で使用されていたことから、デッキジャケットと呼ばれています。

このN-1は、表地にコットンコードクロスを採用することで遮風性を高め、ライニングにはアルパカウールパイルを採用することで保温性を確保。

また、カーキカラーがリニュアールされて新登場したモデルで、リアルマッコイズで発売されている今までのモデルよりも身幅はやや細く、着丈もやや短くと、シャープなシルエットに変更されています。

ミリタリージャケットはバイク乗りとの相性は抜群!

武骨でありながら機能的、ワイルドでお洒落といったことから、今ではファッションアイテムのひとつとして浸透しているミリタリージャケット。元々過酷な状況下で使用するための設計と、改良されてきたアイテムです。バイク乗りに似合わないわけがありませんよね?

その一方で、人気があるスタイルなので様々なブランドから発売されており、見た目だけで機能性を伴わないものも多数混在しています。そのため、自分の求めるものをしっかり下調べをして、厳選して購入するようにしましょう。
呉東和虎
バイク、クルマ、ファッション、音楽、どれも必要なモノ。好きなモノを追求し、その良さを皆に言葉で伝えたい!
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