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【メガネ考】〜実践篇〜 デザイナーが語る「アイウェア選び」の意外なコツとは

【メガネ考】〜実践篇〜 デザイナーが語る「アイウェア選び」の意外なコツとは

メガネが必要な人にとって、視力のサポート以上にアクセサリーとしての「アイウェア」が注目されています。新生活が始まる春はメガネも新調したくなる。そこで、デザイナーの柳さんに選び方のコツを尋ねてみました。

キーワードは、無彩色、細身のメタル

DJUALのサーモントフレーム。
資料提供/DJUAL。
「メガネのデザインって決まってるんですよ」と柳さんは不敵な笑みを浮かべました。

「メガネは史上で最も成功しているユニバーサルデザインの一つだと思います。だからこそ、この素材なら、この厚みで…最高にいいかけ心地のためには、この太さや細さにしないという黄金律のようなものがあります。僕の仕事はその比率を忠実に守りながら、視覚的な美しさを付加しているに過ぎません」。

では、間違いのない「アイウェア」選びには何が大切なのかを問うてみると、理論篇と同じ答えが返ってきました。

「やっぱり実際にかけてみることです。そのためには、種類がたくさんあるアイウェアのセレクトショップへ足を運ぶこと。素材やカタチやカラーの違うプロダクトをたくさん試着することが大切。そうしているうちに自分が欲しいものとかけ心地や機能が一致する感覚に気づくタイミングが出てきます。そうすると腑に落ちるというか、自信を持って選べるようになりますから」。

これなら間違いのないアイウェア選び 実践篇

One/Three Compound Frameのメタルフレーム。
資料提供/DJUAL。
ただ、もう少し具体的には、迷ったときにはどんなアイテムを選ぶべきか、柳さんに食らいついてみました。

「無彩色ですね。線の細いメタルがいいですよ。素材がチタンだと、地金色のグレーのマット系が一番失敗しないと思いますね」。

「顔のカタチや輪郭も選ばないし、スーツにもカジュアルにもマッチするでしょう。そこでシンプルすぎると思うのなら、少しだけラインがユニークなものを選んでいくとか、セルも試してみるとか…」。

「この時も実際に試着を重ねた方がいいですよ」と、比較的セルフレームのデザインを得意とする柳さんから、ちょっと意外な答え。でも、この辺りも本当に正直で、人とメガネのことをしっかり考えているんだと感心しました。

上記の条件に合った柳さんがデザインしたアイテムを何点かセレクトしてみました。

細身ながら上質感と気品が香る逸品

ブランド名/One/Three Compound Frame
型番/cfb-01
価格/オープン
資料提供/DJUAL。
柳さんが手がける「One/Three Compound Frame」の新作で、細身のメタルフレームです。

非常にシンプルなカタチながら、上質感や気品を醸し出し、オンオフを選ばず、どんなファッションにもマッチします。

かけ心地も快適で、頭部へのストレスを抑えて包み込むためのデザインが施されています。

チタンの硬質な美しさと落ち着きを表現

ブランド名/DJUAL
型番/cz-13
価格/オープン
資料提供/DJUAL。
純チタンの一枚板から成型されたフロントとオリジナルのテンプルで構成されたフレーム。金属ならではの硬質美と落ち着きを表現しています。

つや消しのトーンが洗練された大人のお洒落を演出することでしょう。

エッジ感を大事にしたフォルム

ブランド名/DJUAL
型番/cz-12
価格/オープン
資料提供/DJUAL。
セルロイドと純チタン、チタン合金による新しいテンプルを搭載したモデル。全体的にエッジ感を大事にしたフォルムのサーモントフレームです。

レトロな佇まいながらコンテンポラリーなニュアンスを強調し、高感度な印象を与えることでしょう。

クラシックにはならない現代的なボストン

ブランド名/DJUAL
型番/LT-15
価格/オープン
資料提供/DJUAL。
アートの世界にも共通した一定の曲線のみを用いて、描かれたフロントデザイン。クラシックとは一線を画したボストンシェイプです。

落ち着きのある印象と行動波のニュアンスを兼ね備えたアイテムです。

常識を覆す画期的なセルロイドフレーム

ブランド名/DJUAL
型番/G-01
価格/オープン
資料提供/DJUAL。
一枚のセルロイド生地を削り出し、プレス成型。世界初のヒンジレス仕様のセルロイドフレームです。「硬さ」と「弾力性」の相反する要素を兼備。セルロイドならではのオブジェのような美しいフォルムです。

しっかりとした存在感や主張を感じさせつつ、カラー「ブラック」をチョイスすれば、ファッションやオンオフを選ばない使い勝手に富んだ一本になります。

教えてくれたのは、この人

引用元/DJUAL。
DJUAL 柳 根宇(リュウ グヌ)
青山眼鏡、999.9(フォー・ナインズ)、INTERMESITIC(Zoff)、スロウを経て、2010年DJUAL(デュアル)を設立。ブランド「DJUAL」と「One/Three Compound Frame」を展開。「創る人とかける人」「デザインと機能」「価格と価値」…。そうした相対する物から生まれる一つの美しき均衡を、独自の「眼鏡相対性理論」と唱え素材と構造にこだわったメガネフレーム作りを展開しています。

https://www.djual.jp
鶴田茂高(ツルタシゲタカ)
気持ちいいと感じた音を多くの人に伝えたいと願う音楽愛好家。グルメ、酒、ファッション等もお伝えします。
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