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2021年箱根駅伝もナイキフィーバーか?ナイキの厚底靴の魅力について徹底解説

2021年箱根駅伝もナイキフィーバーか?ナイキの厚底靴の魅力について徹底解説

正月は駅伝を見ながらのんびりと過ごす方も多いのではないでしょうか。近年の駅伝では、好成績をおさめた選手の多くがナイキの厚底靴を履いていたため、選手たちの熱い戦いだけではなく、シューズにも注目が集まっています。2021年1月2~3日に開催される第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)。再びナイキフィーバーとなるのでしょうか。

駅伝の裏で繰り広げられるシューズ戦争


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箱根駅伝の予選会は、新型コロナウイルスの感染防止対策として、無観客の周回コースで開催されました。本大会でも沿道での応援の自粛を求められています。いつもとは異なる雰囲気のなかで開催されますが、白熱したレースが繰り広げられるのは間違いないでしょう。


今年は、昨年王座を奪還した青山学院大学が連覇となるか。全日本駅伝2020で優勝した駒沢大学、2位の東海大学、3位の明治大学が優勝となるか、はたまた別の大学が忽然と現れるのでしょうか。駅伝当日が楽しみです。


駅伝の裏で繰り広げられているのが、シューズメーカーのシェア奪い合いです。1990年代から2000年代前半までは出場選手のシューズ着用率は、アシックスとミズノが2大勢力でした。2018年以降は、ナイキの厚底靴が圧倒的なシェアとなっているのです。


 


2020年全日大学駅伝でのナイキの着用率はなんと93%に到達



2020年11月に開催された全日本大学駅伝でのナイキシューズの着用率はなんと93%。「ほぼすべて」と言っても過言ではないレベルで着用されています。


そもそもシューズの選択は、ウェアサポートをしているブランドとの契約の縛りはなく、個人の自由です。2020年の箱根駅伝で大学のウェアサポートをしていたブランドは、ミズノ7大学、ナイキ4大学、アシックス3大学、アディダス2大学、デサント2大学、ニューバランス1大学、スボルメ1大学です。一方で、同駅伝でのナイキシューズの着用率は84.3%。圧倒的なシェアを誇っています。


 


実は2018年より前のナイキシューズ着用率は10%台だった


今でこそ定番となっているナイキのシューズですが、2017年までは着用率は10%台でした。それが、2018年に27.6%、2019年に41.3%、2020年では84.3%となっているのです。なぜ、ここまでのナイキブームを生んだのでしょうか?


 


2017年5月にマラソン界を驚かせる事件が…



ナイキの厚底靴がこれほどまでに注目されている原点は2017年に、金メダリストのエリウド・キプチョゲ選手とナイキが挑んだ、ある挑戦にあります。


それは2時間以内でフルマラソン(42.195km)を完走するという、マラソン界における「2時間の壁」を破る挑戦でした。この時の様子は、ドキュメンタリー『Breaking2』に記録されています。


最初の挑戦は、2時間0分25秒でフィニッシュ。非公認とはいえ、驚愕の記録として注目されました。この時キプチョゲ選手の履いていたシューズが、ナイキの先進テクノロジーを搭載した「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ 4%」だったのです。


同シューズはマラソンレース用でありながら靴底が4cmもあり、分厚いソールにカーボンファイバー製のプレートを搭載。足が地面に着地した時に曲がり、元に戻ろうとする力で地面の蹴り上げをサポートしてくれます。航空宇宙産業で用いられている素材が使われるなど、多くのこだわりが詰まった厚底靴です。


このプロジェクトをキッカケに、これまでは薄底のマラソンシューズが主流でしたが、厚底靴が使われるようになっていくのです。


そして2019年10月12日、キプチョゲ選手は1時間59分40秒というタイムを記録。ついに2時間の壁を破ったのです。非公認の記録ではありますが、マラソン界に大きな衝撃を与えたのは言うまでもありません。この時履いていたのが、さらに進化を遂げた厚底靴「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」の試作品だったのです。

 


数々のマラソン新記録の背景にはナイキの厚底靴が



ナイキのプロジェクト「Breaking2」以降、厚底のトレンドはどんどんと濃くなっていきます。2018、2019年の箱根駅伝で往路優勝した東洋大の選手をはじめ、各区間の上位選手の大半が、ナイキの厚底靴を履いていました。それまでは靴底が薄くて軽いアシックスとミズノが駅伝シューズの主流だったため、話題となります。


2020年3月1日に開催された「東京マラソン2020」では、大迫傑選手が日本新記録の2時間5分29秒を樹立。この際に履いていたのが、ナイキの厚底靴の4代目「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」でした。同大会でもナイキの厚底靴「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」や「ズームX ヴェイパーフライ NEXT%」などを採用する選手が多く見られました。


2020年11月1日に開催された「秩父宮賜杯 第52回全国大学駅伝対校選手権大会」では、200人中186人(93%)が、「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」か「ズームX ヴェイパーフライ NEXT%」を着用していたというから驚きです。もはやトップランナーのスタンダードと言っても過言ではないでしょう。


 


厚底靴「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」の魅力


ナイキスニーカー
引用元/ナイキ

世界のトップクラスのランナーが愛用する、厚底靴。優れたエネルギーリターン率を実現させるため、反発力のある「ナイキ ズームX」フォームに、カーボンファイバー製のプレートを挟むことで、足を前に押し出す感覚が生まれやすくなっています。


耐水性にも優れているため、ランニング中に頭から水を被ったり、雨が降ったりしても安心な仕様です。まさにトップランナーのことを考えて作られたシューズと言えるでしょう。


●ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%
価格/3万250円(税込)
公式Webサイトはこちら




厚底靴「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」の魅力


ナイキシューズ
引用元/ナイキ

前足部に2つのズームエアポッドを配置。さらには「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」と同様、高い反発力と軽さを誇る「ナイキ ズームX」フォームを採用しています。走りに適したエネルギーリターンが得られる仕様です。軽量化する工夫が施され、通気性も向上。エリウド・キプチョゲ選手がフルマラソンで2時間を切った際に着用していたシューズは、同モデルの試作品となります。


●ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%
価格/3万3000円(税込)
公式Webサイトはこちら
 


箱根駅伝を目前に「EKIDEN PACK」コレクションが発売


引用元/ナイキ。
引用元/ナイキ

箱根駅伝を前に、ナイキからユニークなコレクションが発売されました。ナイキの代表的な5つの厚底靴のモデルに、箱根の山々や富士山などの駅伝シーンを彷彿とさせるカラーリングのシューズを展開。今回のグラフィックは、箱根駅伝の本番シューズにも施されるそうです。2021年の駅伝は、このデザインのシューズにも注目ですね。


●ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%
価格/3万3000円
公式Webサイトはこちら


●ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%
価格/3万250円
公式Webサイトはこちら

●ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%
価格/2万4200円
公式Webサイトはこちら

●ナイキ ズーム フライ 3
価格/1万7600円
公式Webサイトはこちら

●ナイキ エア ズーム ペガサス 37
価格/1万4300円
公式Webサイトはこちら
 


2021年も目が離せない!


今年の駅伝は青山学院大学が制するのか、それとも昨年11月の大会で優勝した駒沢大学か、はたまた他の大学か……選手たちの活躍と共に、シューズ事情にも目が離せません。


 


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