[ライフ]内田朝陽の息子・自分そして家族 連載第4回朝陽メシ編「差し入れにおすすめなスコーン」
今月の家族飯
「ドラマの共演者からも大人気!差し入れにおすすめなスコーン」
子供と一緒に作れるのがスコーン作りの魅力のひとつ
僕がドラマや舞台の仕事に行く際に持っていく差し入れのひとつに手作りスコーンがあります。現場に持っていくと、共演者たちからの評判がけっこういいんですよね。そこで今回はこのスコーンのレシピを紹介しちゃいます。
スコーン作りで一番大切なことが、とにかく冷やすこと! 冷やすことで粘り気が抑えられます。お好み焼きと一緒で粘り気がでるとまとまりがなくなるんです。だから粉もバターも直前まで、冷蔵庫に入れておくことがコツ。ちなみにバターですが、有塩と無塩を気にする人も多いんですが、どちらでもOK。塩分が入っているほうが、逆に少し甘く感じられるんですよね、スイカに塩という隠し味みたいな感じで。
隠し味といえば、今回使ったバニラエクストラクトは僕の手作り。ラム酒にバニラビーンズを漬け込むだけでできるんです。実は最初に作ろうと思ったとき、単純にアルコール度数が強ければ浸透圧が高いのでより美味しいものができると思って、スピリタスで漬け込んだんですが大失敗。ぜんぜん味が染み込まないんです。昔からラム酒を使うのは意味があるんですね。
そうそう、スコーンは混ぜたり型を抜いたりと簡単な工程なので、子供と一緒に作れるんです。今回、息子と一緒に作ったんですが、楽しそうにずっと型を抜いていました(笑)。
料理ならまだしも、お菓子作りは難しそうと敬遠している方、まずはスコーンからチャレンジしてみてはどうですか?
■「簡単!本格スコーン」
材料(スコーン8個分)
・A [薄力粉300g バター100g]
・B [砂糖50g 牛乳80cc]
・ベーキングパウダー10g(アルミ不使用のもの)
・バニラエクストラクト少々
作り方
(1) 冷やしておいたAをフードプロセッサーでさらさらになるまで混ぜる。
(2) ①をボウルに移し、バニラエクストラクト、ベーキングパウダーを入れる。
(3) ②に混ぜ合わせたBを少しずつ入れ、混ぜ合わせてひとかたまりにまとめる。まとまったらラップに包み、冷蔵庫で30分休ませる。
(4) 冷やした②を麺棒で2cm厚に伸ばしたら半分に切り、生地を重ねてまた2cm厚に伸ばす。これを5回ほど繰り返す。
(5) 生地をスコーン型で抜いて、クッキングシートを敷いた天板に乗せる。
(6) 200度に温めたオーブンで15分、焦げ目を見ながら焼いて完成。
内田朝陽
1982年、東京都生まれ。2000年に開催された21世紀ムービースターオーディションで、グランプリを受賞。同年映画で俳優デビューし、数々の映画やテレビドラマ、舞台に出演。2014年には結婚。昨年には、山田孝之、綾野 剛とともに、音楽ユニット「THE XXXXXX」を結成した。