[ライフ]内田朝陽の息子・自分そして家族 連載第6回朝陽メシ編「お弁当の定番の鶏そぼろ」
●今月の家族飯
「お弁当の定番の鶏そぼろ!使い回しやすい常備菜です」
息子が大好きな鶏そぼろ!朝陽流はピーマン入りです
今回の朝陽飯は前回に続き、作り置きおかず。前回、野菜でしたので今回は肉系でいきたいと思います。料理は作り置きおかずの定番とも言える「鶏そぼろ」。実はこの鶏そぼろ、和食以外でも洋食などにも使いまわしできる万能おかずなんです。
で、僕の鶏そぼろの特徴はピーマンを入れること。野菜嫌いな子供用と思った方もいるかと思いますが、違うんですね。そぼろって同じ味だからずっと食べると飽きませんか? そこでピーマンを入れることによって、食感にアクセントをつけて飽きさせない効果があるんです。ちなみに野菜って最初の食べさせ方さえ間違えなければ、好き嫌いなく食べられるようになるというのが僕の考えなんです。だから、細かくした野菜をカレーなどに入れる場合もあるんですが、それは味にアクセントをつけたいからやるだけであって、決して子供になんとかして野菜を食べさせるためではありません。
さて、鶏そぼろの話に戻ります。まずは鶏そぼろをそのまま味わうために丼ぶりで食べてみてください。作った鶏そぼろを白飯の上に乗せて丼にしたものが子供用。大人用はそこに山椒の水煮をかけて、ピリッとアクセントをつけます。残った鶏そぼろは後日、卵に混ぜて作るオムレツが家族全員が大好きな料理です。
それ以外にも餡に混ぜてかぶに乗せれば割烹料理みたいにできるし、本当色々な料理に使えるのが鶏そぼろの魅力なんです。
基本の「鶏そぼろ」
材料(1週間分)
・A(鶏むねひき肉500g、鶏ももひき肉200g)
・ピーマン大2個
・酒50cc
・しょうゆ50cc
・三温糖50g
作り方
1. ボウルにAと三温糖を入れてしっかり混ぜ合わせる。
2. ①を鍋に入れて中火で炒める。
3. 肉から出てきた水分がある程度飛んだら、みじん切りにしたピーマンを入れて、しょうゆと酒を入れて、さらに炒める。完全に水分が抜けたら完成。
◆鶏そぼろ丼
ご飯に鶏そぼろを乗せれば鶏そぼろ丼の完成。大人用はその上に山椒の水煮を適量乗せるとアクセントに◎。お弁当にもおすすめです。
◆鶏そぼろオムレツ
ボウルに卵3個を溶いてから、鶏そぼろを入れる。温めたフライパンに入れて、形を整えながら火を通せばオムレツの完成。
フライパンが冷えているとくっついてしまうので、注意を。
◆かぶの鶏そぼろあんかけ
鍋に濃いめの出汁(2パック)にカブを入れて、キッチンペーパーをかぶせて煮る。10分経って透き通っていたら取り出す。
鍋に鶏そぼろと水溶き片栗粉を少しずつ入れてとろみがついたら、取り出したカブにかけて完成。
内田朝陽
1982年、東京都生まれ。2000年に開催された21世紀ムービースターオーディションで、グランプリを受賞。同年映画で俳優デビューし、数々の映画やテレビドラマ、舞台に出演。2014年には結婚。昨年には、山田孝之、綾野 剛とともに、音楽ユニット「THE XXXXXX」を結成した。