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【夏フェス!】Dragon Ash、UA、SIRUP…グリーンルームが弾けた初日レポート

【夏フェス!】Dragon Ash、UA、SIRUP…グリーンルームが弾けた初日レポート

5月27日、横浜赤レンガ倉庫で「GREENROOM FESTIVAL'23」初日が開催。来場者の99%がノーマスクでピーカンの天気と何かが起こりそうな期待感も相まった眩しい笑顔ばかり。実際、すごいことが…。

うれしい悩み再び+各アーティスト今後のスケジュール

引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
「困った、困った!」。

これがタイムテーブルを見つめながらの筆者の正直な感想です。4年ぶりにほぼ規制のない「GREENROOM FESTIVAL'23」は、海外招聘アーティストの増加も含め、昨年度の総勢24組から38組へジャンプアップ。

[BLUE SKY]ステージと[RED BRICK] ステージは、タイムテーブルがまったくの同タイミングで、「どっちも見たい!」という組み合わせが続出。本当にうれしい悩みです。4年ぶりのワクワク。開場前のエントランスには同じ思いのオーディエンスがすでに長い列をなしていました。
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。

夏空と心地よい海風におなじみの歌声 TENDRE からスタート

真夏のような青空と太陽の日差し。正午、[BLUE SKY]では、ここではすっかりおなじみになった優しくジェントルな歌声から今年のGREENROOMがスタート。

TENDRE。「LIFE」「DRAMA」などの彼のステージには欠かせないナンバーからリイッシューの「FANTASY」などを織り交ぜながらファンキーでグルーヴィーなリズムを展開。終盤若干予期していたサプライズが実現。ステージ上には盟友SIRUPが登場。「ENDRESS」。久々の競演に二人とも本当に楽しそうで、最初から感極まりそうなオープニングアクトでした。
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
<TENDRE/今後のライブスケジュール>
6月7日 早朝フェス @グランフロント大阪うめきたSHIPホール
7月15日 冨田ラボ 20th Anniversary Presents “HOPE for US” @TOKYO DOME HALL
7月16日 JOIN ALIVE 2023 @いわみざわ公園〈野外音楽堂キタオン&北海道グリーンランド遊園地〉
7月1日 cuore 9th anniversary party @YEBISU YA PRO
7月23日 ハンドメイドインジャパンフェス2023 @東京ビッグサイト西1・2ホール
8月5日 TENDRE live in BANGKOK @Lido Connect(バンコク・タイ)

フェスの楽しみ方は「楽しい?」がカギ

YONA YONA WEEKENDERS
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
出演者数が大幅に増えたこと以外にも、うれしい変化がたくさんあった今年のGREENROOM。

最も象徴的に思えたのが、ノーマスクと歓声。オーディエンスは、昨年までは手を振ったり、クラップハンドで好演に応えていましたが、今年は「 Woo Hoo!! 」「Yeahhhh!!」などの感性や口笛などが飛び交っています。「新しい日常」を超えた日常がやってきたと本当にうれしくなりました。

また、物理的には[RED BRICK] ステージの復活。

チケットホルダーのスペースを確保しながらも、基本はオープンスペース。YONA YONA WEEKENDERS、TRI4TH、さらさ等、ニューカマーや旬の話題性を持ったアーティストたちがパフォーマンスを繰り広げ、赤レンガ倉庫に偶然遊びにきた人たちへもその存在感を広くアピールし、より多くのバイブスを獲得していました。

こうした変化の中で感じたのが、野外フェスの楽しみ方は、結局「楽しい?」かどうかじゃないかと感じました。タイムテーブルを制覇することを否定はしませんが、自分の好きな音楽を好きな場所で好きなスタイルで聴く、お腹が空いたら美味しい料理でエネルギー補給をして、疲れたら座ったり横になったり。

「他人に迷惑をかけなければ、自分本位で『楽しい?』を基準に行動すればいい、フェスってそんなもの」改めてそんなふうに教えられたような気分になりました。
さらさ
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。

アジテーショナルなDragon ASh降臨

引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
初日、筆者にとって事実上のクライマックスは[GOOD WAVE]ステージのDragon Ash。

「Entertain」からバリバリのロックステージを展開。3曲めhide with Spread Beaverのカバーを超えてすっかりDragon Ashの持ち歌と化した「Rocket Dive」の頃には、降谷建志はすでに上裸。44歳とは思えないバッキバキの引き締まったカラダにロックンローラーのストイックさを感じました。

そして…「やっちゃえ!」的なアジテーションにGREENROOMでは初めてみるダイブが見れたり(セキュリティスタッフのみなさんの働きに感謝です)、タテノリのジャンプで大盛り上がり。

扇動する降谷建志の優しくて暖かい笑顔が、余計にこのうれしい騒ぎこそ音楽の持つ力だと見せつけてくれました。
Dragon Ash
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
<Dragon Ash/今後のライブスケジュール>
6月17日 SATANIC CARNIVAL 2023 @幕張メッセ 国際展示場 9-11
6月18日 SIX LOUNGE TOUR 2023「SUPER EXPLOSION」@Zepp Shinjuku (TOKYO)
6月25日 SiM PRESENTS DEAD POP FESTiVAL 2023 - 解 - @川崎市東扇島東公園特設会場
7月1日 MONGOL800 25th -What a Wonderful TOUR- 2023 GUEST @Zepp Haneda(Tokyo)
7月2日 京都大作戦2023 @京都府立山城総合運動公園太陽が丘特設野外ステージ
7月10日 Schroeder-Headz special guest Kj @Billboard Live OSAKA
7月16日 George Williams presents GG2023 @Zepp Haneda (TOKYO)
7月27日 Schroeder-Headz special guest Kj @Billboard Live TOKYO
7月29日/30日 OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL Vol.12 @男鹿市船川港内特設ステージ
8月26日 SWEET LOVE SHOWER 2023 @山中湖交流プラザ きらら
8月27日 RUSH BALL 2023 @泉大津フェニックス
9月30日 THE DROP FESTIVAL 2023 in Japan @みやざき臨海公園多目的芝広場

新しいSIRUPを予感させるパフォーマンス

SIRUP
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
Vintage Trouble、Oscar Jeromeと海外アーティストの素晴らしいステージに魅了されながらたどり着いたのが[BLUE SKY]のSIRUP。

ニューEP「BLUE BLUR」のリードトラック「スピード上げて」から、ちょっとセンチメンタルにスタート。フューチャーR&B/J-POPと称される「MAIGO」に続く頃には、観客はすでにステージと一体化していました。

卓越したソングライティングのセンスと歌唱力を含めた圧倒的なステージパフォーマンス。久しぶりに目にしたステージでしたが青くなったヘアスタイル以上に、洗練と進化を感じ、まだまだ上をいくんだとその意志の強さを再確認。

終盤オープニングアクトの「お返し?」として、今度はTENDREがステージに登場。本当に仲良しの兄弟のように「PLAY」を一緒に好演。そしてオーディエンス全員が待っていた「Do Well」。この曲を外さずにちゃんと披露してくれることに彼の愛情と度量を感じ「ありがとう」とお礼を言いたい気持ちでいっぱいになりました。

「See You Again」でエンディングを迎えた頃には、赤レンガ倉庫はトワイライトタイム。いよいよ初日のフィナーレへ。
SIRUP
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
<SIRUP/今後のライブスケジュール>
BLUE BLUR TOUR 2023
6月4日 @Sendai GIGS
6月9日 @Zepp Nagoya
6月11日 @Zepp Namba
6月16日 @Zepp Fukuoka
6月17日 @Blue Live Hiroshima
6月23日 @Zepp Haneda

音楽フェス
6月3日 頂 -ITADAKI- 2023 @吉田公園特設ステージ
6月10日 GREENROOM BEACH’23 @SENNAN LONG PARK (センナンロングパーク)

ジャパニーズDIVA UAに酔い、AJRに高揚

宵闇が迫る頃、UAがスタート。代名詞「情熱」の素晴らしいステージアレンジに心を震わせながら「甘い運命」など彼女らしいコケティッシュな歌声に今年も魅了されました。
UA
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
<UA/今後のライブスケジュール>
7月29日 FUJI ROCK FESTIVAL'23 @新潟県湯沢町苗場スキー場
AJR
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
そしてラストステージはAJR。Tik Tokから火がついた人気バンド。爽快で明るいサウンドながら、叙情な歌詞を見つめるとより共感を喚起させてしまいます。

「No Thank you...」という印象的なフレーズから始まる「Weak」で終演。自分の弱さを認めながら強くいきたいという叫びを感じ、このフェスから始まる「新しい日常を超える日常」を真っ直ぐにいきたいと感じました。

「GREENROOM FESTIVAL'23」初日、なつかしくて新しい、いろんな感動と思いを巡らせながら赤レンガ倉庫をあとにしました。2日目に期待も膨らみます。
AJR
引用元/© GREENROOM FESTIVAL’23。
鶴田茂高(ツルタシゲタカ)
気持ちいいと感じた音を多くの人に伝えたいと願う音楽愛好家。グルメ、酒、ファッション等もお伝えします。
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