LIFE
2025.01.14
【革を愛でる】コロンブスのアドカラーを使用して、眠っていた革製品をリペアしてみた
革製品を使用していると、擦れや劣化によりツヤがなくなり色落ちして使わなくなる……はあるある。今回は以前愛用していた革のキーホルダーを補色して、どれだけきれいになるのか実験。眠っている革製品がある方はぜひ参考にしてみてください。
リペアの材料について
今回リペアに使用するのはコロンブスのアドカラーという商品で、手軽に革の補色ができる塗料となっています。基本的に筆やパレットを使用しますが、小さなキーホルダーなので綿棒とペットボトルのキャップで代用しました。
リペアするのは昔使っていたボッテガのキーホルダーで、手入れを全くしなかったので表面の着色が剥がれツヤがなくなっています。
作業開始!
作業は簡単でアドカラーを少量の水と混ぜて塗布するだけ。キーホルダーの色落ちは点在しているので色を合わせる意味でも全体に塗ってしまうことにしました。水を数滴混ぜているのでと塗料の伸びも良く作業性が良かったです。
乾燥させてラナパーで仕上げ
自然乾燥が基本ですが、ドライヤーでもいいという公式の説明があったのでドライヤーで乾燥させることに。数分で乾燥が終わり、塗料が手にうつることもありません。ただ塗料の影響なのか革がやや硬くなっているのが気になりました。
表面を仕上げるために蜜蝋が原料のラナパーを利用して、表面のコーティングを行います。ラナパーはスポンジで塗り広げるだけで、ツヤが出て防水性も高まる使い勝手がいい革クリーム。塗布直後でもべたつきがなくサラッとした仕上がりになります。
表面を仕上げるために蜜蝋が原料のラナパーを利用して、表面のコーティングを行います。ラナパーはスポンジで塗り広げるだけで、ツヤが出て防水性も高まる使い勝手がいい革クリーム。塗布直後でもべたつきがなくサラッとした仕上がりになります。
簡単なのにきれいにリペアできた!
作業を行った結果、失われていた色とツヤが戻りました。アドカラーによって色落ちも違和感なく補色されており、ラナパーの効果でさらなるツヤとしなやかさが生まれました!
アドカラーだけでも十分きれいになりますが、革クリームで油分や栄養を補給した方が、状態が良くなるので補色と表面仕上げは一緒に行うのがおすすめです。
アドカラーだけでも十分きれいになりますが、革クリームで油分や栄養を補給した方が、状態が良くなるので補色と表面仕上げは一緒に行うのがおすすめです。
使わなくなったものもリペアして1軍アイテムに
今回古いものを自分の手で修復したいという想いから、利用しなくなった革製品をリペアしましたが、予想以上にきれいになったので塗料の効果を確かめる上でもまた使用したいと思います。革製品のリペアは思ったより簡単で楽しく、現行にはない古いアイテムの良さを、再確認するいいきっかけになるのではないでしょうか。家に古い革製品が眠っている方は、本記事を参考にリペアを行ってみてください。