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【温泉食堂】埼玉県小鹿野町にある両神温泉薬師の湯「薬師そば」と湧水スポットを巡る

【温泉食堂】埼玉県小鹿野町にある両神温泉薬師の湯「薬師そば」と湧水スポットを巡る

最近お気に入りの秩父エリアですが、まだ足を踏み入れたことがない西秩父に向かってクルマを走らせてみました。そこにはのどかな温泉食堂と名水が汲める湧水スポットがありました。

のどかな道の駅にある両神温泉薬師の湯

温泉食堂は混雑することが少なく、その土地ならではのグルメや素朴な味わいの料理が楽しめます。実は混雑したお店で食事をするのが苦手な筆者。

訪れた両神温泉薬師の湯は、落ち着いた雰囲気とアルカリ性単純温泉が魅力。
令和6年にリニューアルされた館内は、木材を活かしたナチュラルなイメージの造りで、温泉の後もゆっくりと過ごすことができる場所となっています。

天ぷら付きの薬師そばを味わう

今回は施設の名前にもなっている「薬師そば(天ぷら付き)」を注文しました。こちらの食堂のそばやうどんは手打ちで作られているとのことで、味が楽しみです。
少し不揃いの麺が手打ちであることを感じさせます。つゆにつけて食べてみるとコシがあり、独特の風味を楽しめる。つゆの味がカツオ出汁とは違った香りは、この辺りで名産となっている、しいたけの出汁が加わっているのかもしれません。甘さ控えめのすっきりとした味わいです。
天ぷらも揚げたてでとてもおいしい。写真では名産の原木しいたけの天ぷらが載っていましたが、時期ではないためか違うキノコの天ぷらになっていました。原木しいたけは春と秋にしか採れないものなので、時期を合わせてもう一度来ることを楽しみにすることに。
手打ちそばならではの蕎麦湯もついていました。手作りの味を最後まで楽しむことができて大満足です。ごちそうさまでした。
湯屋食堂
営業時間/10:30~16:00(ラストオーダー/15:30)
TEL/0494-79-1533
定休日/火曜日(祝日の場合はその翌日)および年末年始

名水毘沙門水を求めてドライブ

温泉から北上したところにあるダムの近くに、湧水スポットがあるのを発見。向かってまず目にしたのは、湧水スポットの少し下流にある合角ダムです。合角漣大橋という大きな橋が架けられていて、西秩父の自然を感じられる穴場になっています。
ダムから川沿いを数分走ると毘沙門水が汲めるスポットに到着。駐車場も整備されていて訪れやすい場所です。
毘沙門水は小鹿野町の白石山から湧く伏流水で、カルシウムやミネラルが豊富な水。一口飲んでみると口当たりが良く柔らかい水で、近隣住民の生活水として親しまれていることに納得の味わいです。

また、鹿野町では毘沙門水を利用したかき氷が食べられるようなので、また別の取材で探しに行こうと思います。
水場の横には名前の由来であろう毘沙門天が祀られています。ここが地元住民にとって大切な場所であり、神聖なものとして管理されていることが伺えました。
今回も地元ならではの味が楽しめる温泉食堂のグルメを楽しむことができました。ロードサイドにある温泉食堂はドライブの疲れを癒すと共に旅を充実させてくれる存在。次も気ままにドライブをして、気になったスポットを巡ってみたいと思います。
取材・文/田中一馬
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