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MADURO STYLEの家創り第11回「ITカリスマ参戦!デジタルシフトなハイパーな家創り」

MADURO STYLEの家創り第11回「ITカリスマ参戦!デジタルシフトなハイパーな家創り」

日本事業責任者としてインスタグラムの日本ビジネスローンチを始め、日本初のCDOとして日本ロレアルやLDH JAPAN等の業態を超えて様々な企業のデジタルシフトやマーケティング戦略のトップを務めてきた、デジタル界の大谷翔平こと長瀬次英さんが、10月にオープンしたばかりの納得住宅工房の藤枝モデルハウス、通称ハイパーな家を訪問。今回、長瀬さんはMADUROと納得住宅工房のコラボ企画であるMADURO住宅大特集号の表紙や特集のモデルとしても出演。そこで今回の特集の撮影場所でもあった藤枝のハイパーなモデルハウスで、納得住宅工房の久保社長と長瀬さんが、デジタルシフトに対応する家創りについて語りました。

久保 長瀬さんは中学高校時代をアメリカはNYで過ごされたと聞きました。私も海外の住宅事情を見聞するためアメリカを放浪した経験があるのですが、アメリカの家は外と中の垣根がないなど、アメリカ映画にも出てくるように、家族の嗜好性に合わせた個性的な家ばかりです。機能性よりもライフスタイルを追求した生活空間が面白いですよね。反面、日本の家は耐震とか気密性とか性能ばかり重視された家が多くて、住宅業界にいながらウンザリすることもしばしばです。


長瀬 そもそもアメリカには同じ家ってないですもんね。僕は日本だけでなく、世界中を年中行ったり来たりしながらハイパーに仕事をしているんですが、この間訪れたアムステルダムの街並みも面白かったですよ。ビルが全部、日本だと絶対に見かけないカタチをしているんです。久保社長が今手掛けているMADURO STYLEの家創りも1つ1つ違った趣が見られるのですか?


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ONLY FRANCE/アフロ

久保 はい。MADUROの意味でもある“成熟する”家が共通コンセプトです。そもそも私たちの家創りは、施工主の意向だけを聞くのではなく、趣味や嗜好性、夢、将来像、生き方などライフスタイル、つまり人生全てをヒアリングして設計する完全注文住宅ですから、間取りや内観はもちろんのこと外観もゼロから創り出しています。従って、これまでたくさんの家を日本中に建ててきましたが、2つと同じ家はありません。見た目も全く違います。まずは仙台のMADURO STYLEのモデルハウスを皮切りに、もう全国の工務店さんからMADURO STYLEと提携したいとご連絡をいただいております。


大久保 加えて、MADURO STYLEには“一番大切な人と一番大切な時間を過ごす家”というコンセプトがあります。そもそもMADURO本誌で紹介するモノは、家族と時間を共有できる物。クルマもインテリアもファッションもレストランも自分だけの独りよがりなチョイスは排除しています。


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久保 ところで長瀬さんは、東京で働いているイメージが全くありません(笑)…まさにハイパーな働き方が似合いますね!


長瀬 常に世界中、日本中を飛び回っていますので、オフィスじゃないと仕事ができないなんてことでは商売になりません。もう世界中どこでも無料電話やオンラインでいつも繋がっているこのご時世に、東京に住んでいる価値なんてほとんどありません!


大久保 先日、長瀬さんにWEBカメラでオンライン取材したときは、スペインの船上からでした。また別の打合せ時も、九州からのオンラインミーティングだったり。何の弊害もなくスムーズに要件が済みました。もう会社で全員が雁首揃えて会議したり仕事したりする時代じゃないのは明々白々です。


長瀬 今、僕の住んでいる家でも会議ができたり、関係者が自由に出入りして仕事をしていたりするから、オンオフの垣根はあってないようなものです。下フロアが仕事や打合せスペースで、上フロアが住居スペース。下フロアの玄関から入って、上フロアに行くからオンオフの概念すらない。そういう意味では地方にもう一つ拠点を持つのも悪くないなと思い、最近ですが群馬県のみなかみ町に土地だけ買いました。つまり、将来的には東京や地方の垣根を消したハイパーなライフスタイルを追求したいと!


久保 ぜひ設計させてください(笑)。どんな家がいいとかってもう頭の中にありますか? 


長瀬 MADURO STYLEの家、すごく良いですね。ゆくゆくはみなかみ町の土地に家を建てるつもりで、イメージもあります。北欧にあるような、ガラス張りのシンプルな箱をポンと置いた感じです。川のすぐ側の土地なので、カヌーでラフティングする人が川を行き交うのをリビングから眺めながらワインとか飲んだら、気持ちいいでしょうね。


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写真:山口淳/アフロ

久保 ちなみに、水上に家を建てたら、どんなハイパーな使い方をされますか?


長瀬 そうですね。仲の良いアーティストさんやDJの方々はじめ音楽好きで騒ぐのが好きな親友も多いので、家を建てたらDJブースを置いてくれと早くもリクエストされています(笑)。あと、リビングに大きな暖炉があったり、天井のダクトがむき出しになっていたり…無造作な感じが好きなんです。その土地は東京まで1時間圏内だし、新幹線の駅までも車で5分なので、家を建てたら、今よりさらにハイパーなライフスタイルになり、MADUROが提案するデュアルライフ、ハイパーライフを送ることになるかもしれません。そうなると今の東京の家以上に、もっとハイパーなデジタル化も必要だなぁ。


久保 もうイメージ湧きましたよ。1階に人が集まれる大きなリビング。ど真ん中にドドーンと暖炉を作りましょう! 2階に上がると静かな書斎と寝室。下で友人たちが盛り上がっていたり打合せしていたりしても、長瀬さんは上で休めるという二面性のある家。この二面性こそ、長瀬さんに合ったハイパーな家です!


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大久保 ハイパーと聞くと、とかくデジタル化だけを思い浮かべがちですが、久保社長の提案した二面性こそが真のハイパーなんじゃないかと思えてきました。長瀬さんの仕事がそもそも多面的だし、友達もミュージシャンから経済人まで多岐に渡っています。デジタルなテクノロジーは、仕事と遊びと家庭を居心地良く切り替えるためのサポートに過ぎないのかも知れませんね。


久保 ハイパーな家創りは単なるデジタルシフト化の家と思いがちですが、そうではありません。今や働き方改革、デジタルシフト化の中で、長瀬さんのように毎日の生活の1日の中で常に仕事のオンオフが切り替えられています。朝、リビングで子供と遊びながら、パソコンを開いて仕事したりと。でも、家族と過ごす大切な時間のデジタルシフトはできません。一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、絵本を読んだり、バーベキューしたり、キャンプしたり…。デジタルシフトな世の中だからこそ、より家族の時間はアナログの時間だと。そういった意味で、家族のアナログ時間と、外部とつながるデジタル時間が行ったり来たりできるハイパーな家の必要性を説いています。だから、完全注文住宅でなければいけないんです!


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長瀬 デジタル化は手段に過ぎないってことですね、同感です! みなかみ町に家を建てる暁には、多面性のあるハイパーな家の設計をぜひともよろしくお願いします!


久保 承知しました! もう僕の頭の中にはできていますので!
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[PENCIL&PAPER.COM、Visionary Solutions(株]CEO 長瀬次英


インスタグラム日本事業責任者、日本ロレアルのCDO、LDH JAPANのCDO 兼執行役員を経て、2019年9月にBORDERS at BALCONYの社長に就任、翌月10月に柴田陽子事務所のCSOにも就任。自身の会社も2社立上げている。2018年1月にJapan CDO of The Year 2017を受賞。フォーブス・ジャパンの2017年12月号で、カリスマCxOの一人として特集される。


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[納得住宅工房Co.,Ltd.]代表取締役CEO 久保 淳


1999年、納得住宅工房を設立。2019年現在、静岡県内にショールーム5店舗とモデルハウス2棟を展開。住宅、エクステリアに関する数々の賞を受賞。施主の感性や理想を引き出す設計提案、欧州のトレンドや伝統を取り入れた建材やオーガニック素材、ハイスペックな住宅性能をトータルコーディネートしたオーダーメイド住宅を年間150棟ほど手掛けている。アパレルショップ「ポルタロッサ」のオーナーでもある。https://www.maduro-style.com


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[RRデジタルメディア]代表取締役 大久保清彦


『LEON』を企画創刊し、その後『OCEANS』、『ローリング・ストーン日本版』を企画創刊。『ヨガジャーナル日本版』のオンラインを立ち上げ、セブン&アイ出版の常務執行役員を経て、2018年に設立したRRデジタルメディアでは、自身が総編集長を務める『MADURO』の他、『ソトコト』、『THE RAKE』を傘下に収め、オンライン化を果たす。自身も一児のパパとして、仕事と子育ての両立に奮闘中。https://maduro-online.jp

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