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自宅待機していた間に、改めて「マイアミ・バイス」を観て、ドン・ジョンソンよ、永遠なれ!

自宅待機していた間に、改めて「マイアミ・バイス」を観て、ドン・ジョンソンよ、永遠なれ!

今回の緊急事態宣言で6月頭まで自宅で待機していた。と言ってもそもそも出不精だし、ときとして編集の仕事もするが〝物書き"を20余年やっているので、普段から家にいることが多い。

1日中閉じこもってると、ケータイの万歩計が2桁の日もざらだ。周りのイメージは「しょっちゅう出歩いている人」らしいがそれは虚像。ただ月に1回か2回の食事会をSNSにアップしているだけである。


とはいえ、この2月以降6月のこれまで毎月1~2回海外に飛んでいた仕事はすべてキャンセル。本当の意味で引きこもりになった。フランクフルト、ミュンヘン、シャルルドゴール、ヒースロー、ミラノの空港ラウンジでパソコンのキーボードを叩いていたのが懐かしい。乗り継ぎが悪い時は5、6時間、シャルルドゴール空港で爆弾騒ぎがあった時は、見事に12時間のラウンジ滞在となった。AM10:00の便がPM10:00時になったかな。でもまぁ、これも身体を休めるいい機会だとポジティブに受け止めよう。


九島辰也


そんな生活の中で過去の自分を振り返ってみようと考えた。若い頃自分が何に興味を持って何に憧れていたか。


思い起こすのは、クルマとサーフィン、ファッションとダンスミュージック、それとコンテンポラリーアート。今考えるとどれも1980年代のトレンドだ。大学生だったボクは渋谷パルコで現代美術のポスターを売り、夜は六本木のスクエアビルに行く生活を送っていた。そしてバイトのない日は鵠沼海岸でサーフィンをし、午後から地元自由が丘で友達とクアーズ片手にグダグダしていた。


そんな話はともかく、当時からずっと憧れている人がいる。アメリカの映画俳優ドン・ジョンソンだ。最近ネットで本名がドニー・ウェイン・ジョンソンということを知ってビックリした。考えてもみなかったからね。


彼を知ったのはもちろん刑事ドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」。ソニー・クロケット役である。グレン・フライの〝You belong to the city"が流れると今も胸が熱くなる。彼に憧れ黒いオープンカーを買い、髪型を同じにした。レイバンのサングラスもそう。10年後に始まる「刑事ナッシュ・ブリッジス」もいいが、マイアミ・バイスの方が上だ。彼からはストーリーの中から色々なことを学んだ。友達を大事にすること、クルマを大事にすること、女性を愛すること、自分の身を守ること。海兵隊出身だから、奥が深い。ということで、外出自粛の今もう一度「マイアミ・バイス」のDVDを開いてみようと思う。郷愁の念を抱くであろうが、元気が出るような気がする。フェラーリ、アルマーニ、レイバン、ロレックス、クルーザー云々と、まさに男の憧れが詰まっている。ワニをペットに飼うのはしんどいけどね。


ドン・ジョンソンは昨年公開された「ナイブス・アウト」という映画にダニエル・クレイグと共に出演している。ついでにそちらも観よう。でも、ここ数年彼を上回る憧れの人がいる。ダコタ・ジョンソン、彼の娘だ。「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」、こちらは1人で観ることをお勧めする…。

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