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[LIFE]九島辰也のfrom EDITOR:ノースとトランプとゼットン

[LIFE]九島辰也のfrom EDITOR:ノースとトランプとゼットン

1月ハワイに行ってきた。芸能人並みに正月を向こうで過ごして...というのではなく、1 月の終わりにホテルを数件取材するためだ。

上陸したのはマウイとオアフ。中でも印象的だったのはノースショアだ。というのも、元サーファーとしては〝1月のノース"というのは憧れの的。サーフィン映画や雑誌でその大きな波を食い入るように見ていた。なので海岸線を走っているとワクワクが止まらない。クルマを止めすぐにでも波チェックしたくなる。
そんなノースにはいい思い出がある。もう20年くらい前になるが、ノースで楽しいサーフィンをしたのだ。
ボードはワイキキでレンタルした。それをレンタカーのグランドボイジャーに積んで、いそいそとノースショアへ向かう。波は沖でいい感じにセットで入っていた。それをローカルが6、7人くらいで順番に回している。なので、よそ者のボクはインサイドの波でのんびりと遊んでいた。インサイドでも十分楽しめるくらいノースの地形はサーフィンに適している。スープまで含めればかなりのロングライドができる。
そんなことを30分くらいしていただろうか。アウトで割れる波を見ながらそれを続けていた。すると、沖のローカルが目で合図してきた、ような気がした。「こっちへ来いよ」的な。


九島


でも違ったら恥ずかしいし、下手したら言いがかりをつけられかねない。と思いながらも恐る恐る沖へパドルする。するとみんな笑顔。しかも、「次はお前の番だぜ」というような雰囲気で沖の波とこっちを交互に見ている。となれば、やるしかない。ローカルが順番で波を待つ円の中の一員になり、沖の波を待つ。ポイントの海面が盛り上がり厚い波が生まれ始める。さて、行きますかー。
なんて感じでサーフィンを楽しんだ。順番に5、6本乗って彼らに目でお礼とお別れの合図を送り、最後の一本に乗る。インサイドまでしっかりのロングライドは人生で3本の指に入るライディングだ。陸に上がった後もしばらく興奮していたのを覚えている。ノースはやっぱサーフ天国だ。
話は変わるが、ワイキキにも一泊した。宿はトランプワイキキ。ハレクラニとヒルトンの間にある。ワイキキを楽しむには絶好のリッチだろう。落ち着いた雰囲気が気持ちいい。それに最上階のペントハウスを取材名目で見せてもらった。とんでもない広さのリビングもそうだが、中階段を上がったベランダにあるジャグジーにもビックリした。こりゃハリウッド級だ。
夜はゼットンのZIGU(ジグ)で宴。鈴木伸典社長のはからいで現地の大輔くんとマイルドくんとグラスを交わした。「はじめまして」とは思えない盛り上がり。こういうのが楽しんだよね南の島は。2時間後には「オレに労働ビザを発行してくれー!」と叫んでいた。
いやぁ、ハワイはいいわ。でもここで国際試乗会は行われないからね。次はいつになることやら。ハワイネタのネットサーフィンで夢膨らませますか!

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