幻の酒も!酒×伝統のガラス工芸で至福の1杯はいかが?
見る人を魅了する日本の代表的なガラス工芸
繊細な切りこみが美しい「江戸切子」
着物のデザインに見られる和の文様を表現しているのが江戸切子の特徴です。名前の通り江戸時代から始まった工芸ですが、歴史とともに発展し続け現在は東京(江戸)の伝統工芸品という意味が強く、国内外問わず人気を集めています。いくつもの条件を全てクリアしたものだけが「江戸切子」として認定され、それには生産者の誇りと責任を感じることができるでしょう。
江戸切子協同組合
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色とりどりの鮮やかさが見事な「津軽びいどろ」
漁業用の「浮玉」がルーツの津軽びいどろ。色とりどりのデザインは青森の四季を表現しているともいわれ、また県内の自然をイメージさせるガラスの色づかいは、よく見るとひとつとして同じものがない一点モノです。認定を受けた「匠」と呼ばれるベテランの職人だけに製造することが許される精巧な作りの「津軽びいどろ」を是非、手に取ってみてはいかがですか。
津軽びいろど
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職人技が織りなす重厚感たっぷりの「薩摩切子」
今回紹介するガラス工芸で唯一、庶民の文化から誕生していない歴史を持つのが「薩摩切子」です。幕末期、島津斉彬が推進した近代化・工業化事業のひとつとして薩摩切子は開発されました。透明なガラスの上にさらに色ガラスを被せ、深くカットすることで出来上がる「ぼかし」と言われるグラデーションは薩摩切子の特徴です。
薩摩切子
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沖縄の海を感じられる「琉球ガラス」
長崎や大阪のガラス職人が明治時代に沖縄へ伝えたとされる琉球ガラス。その作品をよく見ると「気泡」が入っているの分かりますでしょうか。実はこれが琉球ガラスの特徴でもあるんです。戦後、駐留していた米軍向けに空き瓶を再生してガラス工芸を製作しており、瓶の気泡や厚みがアメリカ人にとっては「素朴なデザイン」として受け入れられ、そこから沖縄独自のガラス文化が生まれたと言われています。
琉球ガラス
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それぞれのガラス工芸で味わいたいおすすめご当地お酒
江戸切子×どぶろく
江戸でうまれた江戸切子には、都内の由緒ある酒蔵「東京港醸造」が手がける「どぶろく」はいかがでしょう。米、麹、水のみを使用した、無添加のどぶろくです。低めのアルコール度数は5から6%と低めなので、はじめての方でも飲みやすいでしょう。江戸の歴史を感じながら味わう1杯をお楽しみください。
純米どぶろく 江戸開城 700ml
価格/1980円
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津軽びいどろ×シードル
引用元/もりやま園
青森といえば、やっぱり「りんご」は外せませんよね。弘前で100年以上続くりんご園の「もりやま園」が手がけるシードルは、桃やあんずのような味わいが特徴の県産の希少りんご「彩香」をふんだんに使用した贅沢品。ほどよい甘みとさっぱりした後味は、ついお酒が進んでしまうかも!?
えんシードル 750ml
価格/2310円(税込)
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薩摩切子×クラフトジン
引用元/佐多宗二商店
鹿児島の老舗「佐多宗二商店」が手がける「GIN HEART(仁ノ心)」シリーズは、蒸留酒の魔術師とも称えられるジャン・ポール・メッテとコラボレーションして誕生した日本のクラフトジンです。原材料に国内製造の芋焼酎を使い、奥深い味わいが特徴です。重厚感のある薩摩切子に、四季を感じられる1杯を注いでみてはいかがでしょう。
GIN HEART(仁ノ心)シリーズ 720ml
価格/店舗へお問い合わせ下さい
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琉球ガラス×イムゲー
引用元/琉球泡盛株式会社 多良川
沖縄のお酒といえば泡盛が有名ですが、もうひとつ抑えておきたいお酒に「イムゲー」(芋酒)があります。琉球王朝の時代から庶民に愛されてきた芋のお酒ですが、酒税法などでイムゲーは幻の酒になりつつありました。しかし近年、イムゲーを復活させようと宮古島泡盛の老舗「多良川」をはじめとする泡盛製造所が立ち上がり、見事再現に成功!すべてを県産にこだわり、紅芋と粉黒糖で作られた蒸留酒で琉球の風を感じてみてはいかがでしょうか。
多良川 IMUGE. 720ml
価格/イムゲー白ラベル(25度)1980円、イムゲー黒ラベル(37度)2750円
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伝統的なグラス片手に、普段とはひと味ちがう至福の一杯を
使い慣れたグラスでのひと時も良いですが、雰囲気を変えて味わう一杯はやはり格別で豊かな時間になることでしょう。見れば見るほど、その繊細なつくりに魅了されてしまうガラス工芸。ぜひ、お気に入りのガラス工芸を見つけて日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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