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MADURO STYLE第89回/100年4代受け継いできた本家の、親戚一族が集まる平屋建て①

MADURO STYLE第89回/100年4代受け継いできた本家の、親戚一族が集まる平屋建て①

土地の値段が異常に高すぎる都心では絶対叶わない、贅沢に土地を使った平屋建て。広い土地が確保できる地域ならではの選択肢として、納得住宅工房では平屋建ての受注が増えています。今回からは、納得住宅工房がMADURO STYLE仕様で施工した平屋建て新築2軒を、全4回に渡ってフィーチャー。まずは、静岡市葵区のSさん邸をMADURO総編集長の大久保が取材してきました。

200坪の広大な土地を、これまで100年間4代に渡って先祖代々守ってきたSさん家。Sさんは長男として、親戚一族みんなが集まる“本家”を、この2021年に平屋に建て替えました。お正月やお盆の時期になると、孫を含めた親戚たちが20人以上がこの場所に集います。家族を大切にした「家創り」をこれまでたくさん取材してきましたが、親戚一族みんなを大切にした「本家創り」は初取材。これぞ、まさにウェルビーイング、SDGsな家創りの原点です。核家族が増える中で、本家ならではの親戚が帰省できる家を長男として引き継いでいる“サスティナブルな思い”を伺いました。


大久保 本日はよろしくお願いいたします。ここは代々住まわれている「Sさん一族の本家」とお聞きしました。この平屋に建て替える前は、どんなお家だったのでしょうか?


Sさん 先祖代々100年、この200坪の土地を4代に渡って受け継いできたのですが、この平屋に建て替える前は築50年の家が建っていました。その家を思い切って建て替えることにしたんです。この5LDKの平屋建ての敷地面積が約200㎡。そして、大きな木や紅葉の木を植えた2つの庭、自家農園の畑、親戚がみんな集まれるように8台まで停められる駐車場を完備しました。


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奥に伸びる長い広い200坪の土地。正面には屋根付きを含めて計8台まで停められる駐車場を完備。黒い外観が周囲との差別化に一役買っています。

大久保 200坪ならではの「本家」な創りですね! この平屋建ての施行を、なぜ納得住宅工房にお決めになったのですか?


Sさん 建て替えを検討し始めたのは、5年ほど前からです。納得住宅工房に決めた理由は大きくふたつ。1つめは、そもそも大手の住宅メーカーでなく、地産地消な家を建てたい……静岡の地域密着型の住宅メーカーに建ててもらいたいと思っていたからです。2つめは、私が定年まで勤めていた会社の後輩にあたる志村さんが、納得住宅工房で働いていると聞いたからです。志村さんがとても親身になって、対応してくれました。


大久保 現在、納得住宅工房で専務をされている志村さんですね。人と人のつながりと地域を大事にする納得住宅工房ならではのエピソードですね。この平屋建てでこだわったポイントについて、お聞かせください、


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玄関を入ると、すぐ目の前に中庭が登場。開放的と調光が抜群。

Sさん まずは基礎工事の部分です。この土地は、揚げ土された土地で、「七夕豪雨」と呼ばれる災害で浸水したこともありました。ですので、基礎高を標準の40cmから50cmに変更してもらいました。あとは、前の家が高い天井だったので、標準よりも10cm高い2m50cmの天井にしていただきました。吹き抜けになっているリビングの勾配天井は、一番高いところで6mもあるんですよ。


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標準仕様よりもさらに広く設計されたアイランドキッチン。側面や随所のドアは、ボルドー色をチョイス。ダークトーンのフローリングと好相性な色選びです。
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リビングの横に配置された和室。6畳ずつの2部屋の和室は、親戚が集まった時は、ふすまを外して12畳の広い空間に。欄窓は、前の家で使っていたものをそのまま再活用。

大久保 リビングの開放感はもちろんですが、その他の部分も天井が高く上げられていますね。天井まで届くハイドアの上に10cmほど壁があるのが印象的です。また、家の中心にリビングダイニングが配置されていて、このリビングダイニングの周りに部屋が外側に向かって配置されている間取りもとても特徴的ですね!


Sさん 本家には子供夫婦が孫を連れてきたり、お正月、お盆、法事の際も親戚が集まれなければいけません。せっかく新しく建て直すのであればキッチンやリビングはうんと広く、客間も和室を2部屋繋げてもらい、さらに孫が遊べるプレイルームまで設けました。


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リビングダイニングと寝室の間に設けたお部屋。孫が来たときはプレイルーム、夫婦2人のときは第2リビングやトレーニングルームとして活用。

また、これからも未来永劫的に受け継いでS家を守っていく家だからこそ、新築する際に“家相”を見てもらいました。「奥に伸びるほど良い家になる!」と診断されたので、孫のプレイルームと私たち夫婦の寝室は、リビングの向こう側に連なって伸びていくように設計してもらいました。


大久保 これからさらにこの新築が50年に渡って、受け継がれる家ですね! 玄関とリビングの真ん中に位置する中庭も存在感ありますね。紅葉の木がライトアップされて、下の苔まで手入れが行き届いている様子が分かります。リビング奥には縁側を設けた針葉樹も植えた広い庭があるのに、なぜさらに中庭も創ったのですか?


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リビングの奥には、手入れの行き届いた広い庭と家庭菜園が広がります。

Sさん 広い土地ならではの贅沢さとして庭をたくさん欲しかったのと、採光のためでもあります。平屋建てだと採光が行き届きにくいと思い、中庭を設けていただいたのですが、リビングの最大6mの勾配天井から光がたっぷりと差し込むため、採光の心配は杞憂に終わりました。ですが、中庭があるとさらに開放感は抜群! 窓を開けたら風がものすごく通るんですよ。


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最大6mの高さの勾配天井も相まって、より広く感じられるリビング。ダイナミックな梁と、上にたまりやすい暖気をかき混ぜるためのシーリングファンも好アクセントです。

大久保 高級な温泉旅館に泊まりにきたような錯覚に陥りますね。中庭だと外部からの視線がないので、カーテンをつける必要がないのもいい! 他にも見所がありすぎるので、細かいディテールに関しては次回さらに深く突っ込んで取材させていただきます。


Sさん 細部までこだわりましたので、次回もいろいろお話させてください!


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夫婦の寝室は、家の一番奥に配置。寝室の裏側には左右どちらからも入れるウォークインクローゼットが控えます。
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玄関の左側には、シューズ用のウォークインクローゼットを配置。ここで靴を脱いで、そのままダイニングキッチンへと行ける仕様です。
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白を基調にした広い洗面所。右に見えるのは、ご主人の意向で設けた、代々使用してきた井戸水が出る水栓。

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静岡市在住の100年4代続く土地に、
平屋建ての「本家」を新築したSさん

納得住宅工房とも取引が深い、静岡の大手住宅機器商社の商社マンとして活躍。静岡市葵区の4代続く200坪の土地に4軒目となる「本家」を新築。庭の手入れや家庭菜園など、土いじりが趣味。


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地域に家を建てたい方、興味がある方は
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https://www.maduro-style.com


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