OUTDOOR
2025.07.09
【保冷剤の実力】3COINSのソフトクーラー用を検証!真夏の一本を最後まで冷たくしたい人へ
真夏の屋外で缶飲料の冷たさがどれだけ続くのか検証してみました。3COINSの保冷ソフトクーラー用保冷剤を使用して、2時間15分にわたる温度変化を計測。保冷剤の有無による差を数値で比較してみたところ、こんな結果に。
真夏の公園、ちょっと贅沢に過ごしたいための保冷力

真夏の公園で過ごす午後。クーラーボックスから取り出した冷たい缶を手にひと息つくだけで、心がほどけていくような気持ちになります。遠出をしなくても、近所の公園でちょっといい時間を楽しむ。そんな過ごし方が、夏にはちょうどよく感じられます。

今回は、3COINSで購入した保冷ソフトクーラー用保冷剤を使い、その保冷力を実際に検証してみました。この保冷剤は缶やペットボトルなどの形状にフィットする形状になっているので、効率的に冷やすことができる設計です。
缶飲料を温度計で見ながら、公園の自然な環境のなかで「どれだけ冷たさが続くのか」。その実力を確かめていきます。
缶飲料を温度計で見ながら、公園の自然な環境のなかで「どれだけ冷たさが続くのか」。その実力を確かめていきます。
30℃超えの屋外、できるだけ冷たいまま飲みたい

この日の気温はおよそ30.2℃、湿度は63%。日差しの強い真夏日で、缶飲料の保冷力を確かめるにはうってつけのコンディション。検証には冷蔵庫でしっかりと冷やした350mlのマウンテンデューを使用。保冷剤と缶6本を付属していたゴムバンドで束ねて、飲み口部分を避けてセットしました。そのまま取り出して飲める手軽さも、この形状ならではのメリットです。
開始時:保冷剤ありなし、どちらも0.0℃からスタート

検証には、冷蔵庫でしっかりと冷やした350mlのマウンテンデューを使用しました。保冷ソフトクーラー用保冷剤ありとなしの2パターンをそれぞれ用意し、缶の中心部に温度計を差し込んで測定しています。開始時点の温度は、どちらも0.0℃。飲み口に触れた瞬間、「冷たい」と声に出てしまうような理想的な温度でした。ここから時間の経過とともに、どれほどの差が出るのかを比較していきます。
15分後:保冷剤ありは2.0℃、なしは10.0℃に急上昇

15分経過、過酷な気温のなかでも保冷剤ありの缶はまだ2.0℃。冷蔵庫から出した直後と変わらない体感温度で、まだしっかりと冷たい一口が楽しめる状態です。

一方、保冷剤を使わなかった缶はこの時点ですでに10.0℃まで上昇。手に持ったときの冷たさは残っていますが、口に含んだ際のキンとくる感覚は薄れ、冷たさへの満足度がやや下がり始めていました。
45分後:保冷剤ありは11.0℃、なしは20.0℃に到達

検証開始から45分後、保冷剤ありの缶は11.0℃。冷たさは残っていて、炭酸飲料としてはまだ美味しく飲める温度帯を保っています。

対して、保冷剤なしの缶は一気に20.0℃に到達。体感的には常温に近く、明らかなぬるさを感じます。屋外で飲む炭酸としては、すでに爽快感を得にくい状態になっていました。
1時間15分後:保冷剤ありは14.0℃、なしは24.0℃

その後も計測を続けたところ、保冷剤ありの缶は1時間15分後に14.0℃。完全な冷たさは失われていますが、手に取ったときにはまだ冷たさを感じられるレベルです。

一方の保冷剤なしの缶は、1時間15分後には24.0℃まで上昇。外気温を超えたようなぬるさが口当たりからも伝わり、炭酸飲料としての魅力は発揮できない状態になってしまいました。
1時間45分後:保冷剤ありはまだ16.0℃

さらに30分後、1時間45分が経過した時点では、保冷剤ありの缶は16.0℃まで上昇。手に取っても冷たさはほとんど感じられず、口に含んだときもひんやり感はほぼ残っていませんでした。それでも保冷剤なしよりもかなりがんばりました。
2時間15分後:保冷剤ありでも19.0℃、ほぼ常温に

検証終了時刻である2時間15分後、保冷剤ありの缶は19.0℃に達しました。見た目には冷えているようでも、手に取ったときの冷感はなく、口に含んだ瞬間のひんやり感もほとんど感じられません。ここまで来ると、もはや冷たい飲み物とは言えず、常温に近い状態と言えるでしょう。

それでも、保冷剤を使わなかった缶と比べると、温度の上昇スピードは明らかに緩やかで、時間の余裕が生まれていたのは確かです。
結論:保冷剤があると満足感は大きく違う

今回の検証を通じて感じたのは、「たかが保冷剤、されど保冷剤」ということでした。屋外という環境では、ほんの数℃の違いが飲みやすさやおいしさ、そして満足感に直結します。特に気温30℃を超える真夏の午後、冷たい飲み物をゆっくりと楽しめるかどうかは、快適な時間を過ごせるかどうかの分かれ目になります。

わずかな工夫で、最後のひと口までおいしさが続く。その違いを知っているのが、大人の余裕とも言えるのではないでしょうか。
外時間を楽しむなら、冷たさにこだわってみる

高価なアイテムや大掛かりな準備がなくても、身近な道具を活用するだけで、外での過ごし方はずいぶん変わってきます。今回使った保冷剤はコンパクトなサイズながら、フィット感と効率の良さで、確かな違いを生み出してくれました。

冷たい飲み物とお気に入りのおつまみをひとつ、クーラーボックスに忍ばせて近くの公園へ。そんなシンプルな時間にこそ、大人の余裕と贅沢が詰まっているのかもしれません。
商品名/保冷ソフトクーラー用保冷剤
価格/550円
カラー/グリーン
容器/HDPE
内容物/水・グリセリン・CMC・防腐剤
ゴムバンド/ポリエステル・ゴム
●パル
取材・文/SYURI
商品名/保冷ソフトクーラー用保冷剤
価格/550円
カラー/グリーン
容器/HDPE
内容物/水・グリセリン・CMC・防腐剤
ゴムバンド/ポリエステル・ゴム
●パル
取材・文/SYURI