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【秋冬に大活躍】米軍採用ウェアECWCS(エクワックス)洗濯方法や特徴、性能をテストしてみた

【秋冬に大活躍】米軍採用ウェアECWCS(エクワックス)洗濯方法や特徴、性能をテストしてみた

ミリタリーアイテム好きの筆者がネットで偶然見つけた、好みのサンドカモECWCSパーカー。相場よりも安かったので即購入。GORE-TEXの特徴、洗濯方法についても調べてみました。

ECWCS(エクワックス)とは

ECWCSは「Extended Cold Weather Clothing System」の頭文字で、拡張式寒冷地被服システムという米軍が採用しているレイヤリング(重ね着)システムのことです。アンダーウェアやフリース、ジャケットを重ね着することで、マイナス50℃の環境でも活動可能な性能を持ち、現状では第3世代までアップグレードされています。

今回入手したのはおそらく第1世代後期モデルのGORE-TEXパーカーで、相場より安い1万円台で入手することができました。
ちなみにこのモデル、メーカーはTennessee Apparel Corp.。モデル名はPARKA, COLD WEATHER, DESERT CAMOUFLAGEというのが正式な名前のようです。

またREGULARというのが丈のサイズで、shortやlongサイズもあることも確認しています。
REGULARの正面着丈はこんな感じ。
真横とバックショットの長さももご参考まで。
構造はGORE-TEX素材の下にナイロンのインナーが付いた2層構造となっていて、GORE-TEX部分の縫い目にはシームテープによる防水加工が施されています。印象としてはほぼスノーボードジャケットといった感じで、非常に断熱性が高いです。

いきなり洗濯してみた

GORE-TEX素材には小さな穴が無数にあいていて、水滴は通さずに汗など水蒸気は逃がすことができる仕組みになっています。ただ、こまめに洗濯しないと汚れによってその透湿機能が低下し、機能性が失われてしまうという性質があります。

今回は使用する前に洗濯することにしました。
基本は40℃以下のぬるま湯で手洗いが良いそうですが、簡単に済ませるためにファスナーを閉じて洗濯ネットに入れ、洗濯機へ放り込みました。

洗った後は陰干しで簡単に乾きます。洗うことでシームテープが剥がれないか心配でしたが、今回は問題なさそう。

ちなみに表面の撥水機能が落ちた場合は、当て布をしてスチーム無しで低温のアイロンがけをすると回復するそうです。

20℃以下の雨の日に着用してテスト

洗濯完了したので気温19℃雨の日に着用してみました。パーカーの下はロンT1枚でしたが、寒さを感じるどころか、うっすら汗をかく感じがします。この程度の気温ではオーバースペックかもしれません。
そこで脇の下にあるベンチレーションを開放したところ、ちょうど良い感じになりました。これなら秋から冬にかけて、長い期間、活躍してくれそう。

もちろん街中で着るより、キャンプやアウトドアで着用した方が、もっと利便性を感じると思います。秋のキャンプシーズンにはこのECWCSでキャンプに行ってきます。
取材・文/田中一馬
着用、タグ画像です。メーカーはTennessee Apparel Corp.というところでした。モデル名はPARKA, COLD WEATHER, DESERT CAMOUFLAGEというのが正式な物のようです。またREGULARというのが丈のサイズで、shortやlongも確認しています。
日本の中古市場では世代と柄で区別されるのが一般的な印象です。よろしくお願いいたします。
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