TRAVEL
2025.12.12
【海外旅行のスリ対策】ロンドンで使える? 薄型セキュリティポーチを1週間使ってみた
ロンドン旅行ではスリ対策としてセキュリティポーチを服の下に常時着用しました。実際に1週間使ってみて旅の安心感はどう変わったのか、街歩きの状況と合わせてレポートします。
ロンドンの観光地は通行人の距離が思った以上に近い
ロンドンではバッキンガム宮殿やビッグ・ベン周辺など、観光客が多く集まる定番スポットに。写真を撮ろうと立ち止まると、すぐ背後に人が流れ込んでくるような混雑で、バッグを持っていても人の手が届く位置に貴重品があることが気になります。
マーケットでも屋台の前で並んでいると、前後左右に人が密集することが多め。街の賑わいは魅力的ですが、その分、すれ違いざまに財布を盗まれるかも…という不安は常につきまといます。この状況で日本国内と同じバッグ管理では限界があると感じて、身体にフィットするバッグを試すことにしました。
セキュリティポーチを選んだ理由は軽く、体にフィットしたから
ポーチを選ぶ際に重視したのは、身に着けていることを忘れられるほど軽いこと。旅行中は歩く距離が長く、荷物の重さが疲労に直結するので、この機能性は譲れません。このスキミング防止セキュリティポーチは約60gと非常に軽く、「これなら1日中いけそう」と感じました。
メッシュ素材で通気性があり、ベルトも70〜120cmの間で細かく調整できるため、身体にぴったり沿うのが良いですね。ぴったりだと歩いても揺れが少なく、動くたびに位置を直す必要がありません。
私が実際に入れていたのは、
・パスポート
・航空券
・クレジットカード入りの薄型財布
・AirPods
の4点。これだけ入れても重さを感じず、服の下でも違和感が少ない点は、想像以上でした。
・パスポート
・航空券
・クレジットカード入りの薄型財布
・AirPods
の4点。これだけ入れても重さを感じず、服の下でも違和感が少ない点は、想像以上でした。
街歩きで実感した管理しやすさと気持ちの余裕
服の下に着けて歩いてみると、スリに盗られる不安が大きく減りました。バッグだと人混みで無意識にファスナーの位置を気にしていましたが、セキュリティポーチは服の内側に固定できるため、外側から触られる心配がほとんどありません。写真を撮るときや立ち止まった瞬間も、後ろから狙われる不安が薄れ、気持ちに余裕が生まれました。
また、ロンドンは歩くと観光地間の距離があり、どうしても移動時間が長くなります。それでも、セキュリティポーチ自体が軽く、身体に沿うようにフィットするので、途中で位置を直す必要もほとんどなく、観光に集中できたのが印象的でした。
使ってみて分かった細かなポイント
実際に使ってみるととても使いやすい一方で、細かい点にも気づきがありました。
1.入れるものによっては、服に違和感が出る
薄型とはいえ、入れる物の形や厚み次第で、服の上からわずかにシルエットが浮き出ます。特に、パスポートやカード類をまとめた財布を入れると、素材が柔らかい分入れ方の工夫が必要になると感じました。
2.財布を出す場面は、周囲の目があるので結局慎重になる
セキュリティポーチが服の下にあっても、支払い時に財布を取り出す瞬間だけはどうしても周囲の視線を意識します。安全性は高まっても、扱うのは貴重品。その場の状況を見ながら慎重に動く必要がありました。
3.長時間歩く日は、メッシュでも多少汗ばむことがある
通気性のあるメッシュ素材でも、歩き続ける日は身体に密着する分じんわりと汗ばむことがありました。帰宿後に外すと「けっこう動いたな」と実感する瞬間がありました。
とはいえ、これらは旅中に気になる瞬間があった程度で、使い続ける上での大きなマイナスポイントにはなりません。むしろ、軽さとフィット感、安心感がデメリットを上回る印象です。
とはいえ、これらは旅中に気になる瞬間があった程度で、使い続ける上での大きなマイナスポイントにはなりません。むしろ、軽さとフィット感、安心感がデメリットを上回る印象です。
不安が減ると、楽しさが増える海外旅行
1週間のロンドン旅を終えて感じたのは、「不安が減ると、楽しさが増える」というシンプルな変化でした。街歩きや観光の途中で、バッグのファスナーを気にする無意識な動作が減り、建物・景色・食べ物といった旅の本題に気持ちを向けられる時間が増えていきました。
さらに、カード情報を守るスキミング防止素材が全体に使われているため、物理的にもデジタル的にも守られているという安心感もあります。ファスナーの位置と、デジタルの守り。この2つの安心があるだけで、旅の集中力がまったく違いました。
スリが多い街だから実感したことですが、この軽快さと安心感の組み合わせは、どんな海外旅行でも役立つはず。自由に動きながら、余計な心配を手放したい…そんな旅のスタイルにも自然に馴染む選択肢でした。
取材・文/SYURI
スリが多い街だから実感したことですが、この軽快さと安心感の組み合わせは、どんな海外旅行でも役立つはず。自由に動きながら、余計な心配を手放したい…そんな旅のスタイルにも自然に馴染む選択肢でした。
取材・文/SYURI





















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