【ひと駅散歩】羽田空港の隣駅をぶらり！温泉と神社で癒され旅＜京浜急行穴守稲荷駅～天空橋駅＞

散歩好きな筆者が、ブラブラと歩きながらすてきな場所を見つける「ひと駅散歩」シリーズ。今回歩いたのは、京浜急行穴守稲荷駅から天空橋駅まで。羽田空港にほど近いエリアで飛行機を見ながら散歩したり、羽田ならではの絶景足湯にも立ち寄りました。

穴守稲荷駅へ降り立った！

スタートは京浜急行穴守稲荷駅。どことなく神社に寄せた外観で縁起が良さそうです。

改札を出てすぐのところに「コンちゃん」というかわいらしい狐の石像が鎮座していました。散歩したこの日は4月初旬。コンちゃんはスーツ姿に『祝入社』と書かれた名札を付けて迎えてくれました。季節によってお召し物が替わるそうなのでまた違う季節に行ってみたいです。

ヤマト運輸羽田クロノゲートベース

“クロネコヤマトの宅急便”でお馴染みのヤマトグループが運営する日本最大級の物流施設「羽田クロノゲートベース」。宅急便の仕組みや物流機能、ヤマトグループが目指す未来の姿を体感できます。

館内へ入ると巨大な黒猫がお出迎え。間近で見ると大迫力です。クロノゲートベースでは工場見学（要事前予約）も行っているそうなので、我が家も息子達がもう少し大きくなったら参加してみたいと思いながら散歩しました。

日本航空７４７シュミレーター機コックピット

散歩中に突如現れた飛行機のコックピット。案内によるとこれは実際にJALのパイロット訓練などで使われていたコックピットシュミレーターだそうです。このシュミレーターが置かれている場所はとあるビルの一角なのですが、実はこのビルはJALの旧訓練センターの跡地に建てられたもの。そのことにちなんで展示されているようです。

穴守稲荷神社

今回の散歩の目玉、穴守稲荷神社に到着しました。東京を代表する稲荷神社であり、空港に最も近い神社ということから航空安全や旅行安全、空港鎮護の神社としても知られています。

神社内にそびえ立つ稲荷山を登り、山頂に鎮座する「穴守稲荷上社」と右奥の「御嶽神社」を参拝。稲荷山の登頂は階段とはいえなかなかキツかったですが、頂上に着くと春風がとても心地良く、心が洗われました。

鮮やかな千本鳥居も見事です

弁天橋

弁天橋通りから弁天橋を渡ろうとしたところ、「ゴゴゴ……」という機械音が聞こえてきました。上空を見るとなんと飛行機が通過！　離陸した飛行機をこんなに間近で見たのは初めてです。弁天橋が架かる海老取川のすぐそばには羽田空港があることを実感できる光景でした。

弁天橋を渡っていると、とても大きな鳥居がありました。もともとは旧穴守稲荷神社の大鳥居でしたが終戦により進駐した米軍によってこの界隈の建物は全て取り壊されたそう。しかしながらこの大鳥居だけは取り壊しを免れて羽田の地に残され、現在に至るまで航空旅客や空港スタッフに親しまれています。ちなみにこの場所に移設されたのは平成11年2月のこと。以前あった場所は新滑走路の整備の障害となることから、国と空港関係企業が協力して移設したそうですよ。