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【ひと駅散歩】京浜急行線 京急川崎駅~港町駅 東海道の宿場町をめぐる

【ひと駅散歩】京浜急行線 京急川崎駅~港町駅 東海道の宿場町をめぐる

散歩好きな筆者がブラブラと歩きながらすてきな場所を見つける「ひと駅散歩シリーズ」。今回歩いたのは京浜急行川崎駅から港町駅まで。旧東海道を歩いたり、美空ひばりさんの代表曲「港町十三番地」ゆかりの地を散策しました。

京急川崎駅へ降り立った!

駅外観を撮ろうとカメラを構えると、ちょうど京急電車が到着! 京急と言えばこの赤いボディーに白のラインが特徴的ですが、これは経営・技術面などを範としたアメリカのパシフィック電鉄の影響なのだそう。
南カリフォルニア鉄道博物館のパシフィック電鉄600形
引用/Wikipedia。

駅前には川崎を代表する商店街の川崎銀座街

京急川崎駅前の川崎銀座街は、約30店舗が並び、終日歩行者天国を実施している川崎を代表する商店街。筆者が散歩したこの日もたくさんのお客さんで賑わっていました。

旧東海道を歩く~東海道川崎宿~

神奈川県で横浜市に次ぎ、第2の人口を有する川崎市。川崎駅前に大型ショッピングモールや歓楽街が建ち並び、便利な街のイメージですが、古くは宿場町として栄えていた歴史を持つ地域です。こちら川崎市川崎区にある「東海道川崎宿」は、東海道の宿場町として1623年に起立され、2023年でなんと400年を迎えたそう。

街並みや道路は整備されて姿を変えていますが、今も観光施設や地形、史跡などから当時の面影を感じることができますよ。
「東海道五十三次の内 川崎駅 白井権八」 三代目歌川豊国
旧東海道沿いには浮世絵ラッピングのトランスボックスや自動販売機、シャッターがあり、この時代にタイムスリップしたような気分で街歩きができました。
「名勝八景 玉川秋月 玉川鮎汲の図」二代目歌川豊国

入館無料!東海道かわさき宿交流館

川崎宿の今昔を知ることができる「東海道かわさき宿交流館」へちょっと寄り道。入館無料で当時の川崎宿をたっぷり体験できますよ。
旧東海道沿いの街頭は行灯デザイン!

川崎宿の総鎮守、稲毛神社

東海道かわさき宿交流館から5分ほどのところに鎮座する稲毛神社は、地元から「山王さん」の名で親しまれている。江戸時代には東海道川崎宿の総鎮守として人々の崇敬を集め、師走27日には境内に市(いち)が立って賑わっていたそうです。

馬が見られるぞ!川崎競馬場

京急川崎駅前から旧東海道を通りぬけ、港町駅方面へ向かっていると、ひときわ目立つ建物が見えてきました。近くに行ってみるとそこは川崎競馬場。筆者が散歩したこの日は重賞レースの第74回川崎記念が開催中! 川崎競馬古馬最高峰のレースだけあって、場内外がとても賑わっていました。

レコード製造の始まりは川崎から

日本最初のレコード会社「日本コロムビア」は1910年の10月1日ここ川崎港町に設立されたそう。現在は本社も工場も川崎にはありませんが、ふらっと散歩した道で偶然に日本レコードの始まりの地に出会え、なんだか得した気分です。

港町駅に到着!

日本レコード始まりの道標から数分歩くとゴールの京浜急行港町駅に到着しました。駅の中へ入ると…
美空ひばりさんのパネルを発見。彼女の大ヒット曲「港町十三番地」は川崎が舞台の縁で歌碑やサイン、発売当時のジャケット写真が飾られています。
駅構内にはレコードやジャケット写真が展示してあります。
ホームにも楽譜が描かれています。
今回は川崎駅周辺の賑わいエリアから旧東海道に入り、ゴール地点の港町駅界隈では昭和の歌姫「美空ひばり」ゆかりの地を訪れ、今昔を忙しくも楽しくタイムスリップしているかのようなひと駅散歩でした。次に散歩する街はどんな出会いが待っているのでしょうか。お出かけ好き筆者のひと駅散歩は続きます。
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