[バイク]ちょっとブサカワですが、ママとのタンデムもできちゃうバイクなんです！

アドベンチャーバイクのキャラは、ブロックタイヤと長いストロークの前後ダンパー、高くて細めのシートとデカいガスタンクといったアイコンで構成されています。ですが、イタリアの名門ブランド「モト・グッツィ」が造ると、同じ要素でもどこかブサカワでいながら、名門ゆえの品格まで漂うといったら褒め過ぎでしょうか。

モト・グッツィといえば、「創業当初から守られる老舗うなぎ屋のタレ」のように、縦置きV型エンジンがブランドアイコンとなっています。もちろんV85 TTでもそれは健在で、しかも中身は新設計。853ccから80hp、80Nmと国内の道路には十分なパワフルな出力が与えられています。そしてこのパワーは、これまた伝統のシャフトドライブで後輪へと伝達されるのです。

乾燥重量は208kgと比較的軽量に抑えられていますから、マルチパーパスの身上どおり、悪路や砂地で倒したとしても起こすのにそれほど苦労しないでしょう。

最近のプレミアムモデルに欠かせないライダーサポートシステムについても、モト・グッツィに抜かりなし！3つの走行モードが設定され、出力特性やABSが最適に調整されるほか、トラクションコントロールの介入レベルまで最適化され、ビギナーでも安心してモト・グッツィの高性能を楽しむことができるのです。

なによりV85 TTの嬉しい装備は、リアシートのタンデマーとキャリアが兼用できるフレーム。ママを後ろに乗せて、走り続けられる限りの彼方へ！こんな夢が広がるバイクなのです。

MOTO GUZZI V85 TT
142万5600円※税込み

大きめのタンクで航続距離を確保するトラベラーだけに、ハンドルとシートの距離や高さの設計は「楽チン」志向。830mmのシート高は見た目ほど足つきが悪くないので街乗りライダーにとっても嬉しいポイントです。

リアのフレームは大きな荷物を載せるときに便利なだけでなく、後ろに乗ったママが掴まるのにちょうどいいのです。なお、赤いフレームはサハライエローとカラハリレッド（ともにオプションカラー）のみの設定です。

モト・グッツィといえば、縦置きVツインエンジンですね。アクセルを開けると車体ごと右側に捻られるようなトルクアクションが、好きな人にはたまらない魅力だそう。メンテが楽なシャフトドライブという伝統も健在です。

アドベンチャーモデルらしく幅広なハンドル。見やすい大きさの液晶パネルで、スピードや回転数などインターフェースもさすがのデザイン。ロード/レイン/オフロードと、3つある走行モードの切り替えはハンドルのボタンでセレクト。こういう仕組みがあると、ビギナーでも臆することなくビッグバイクに乗れますね。

流行りのネオクラシックに乗るなら目元がポイント！

バイクはクルマと違って全身が人目に晒される乗り物ゆえ、ウエアやヘルメット選びにはセンスを存分に注ぎたいものです。が、意外と見過ごしがちなのがゴーグルやサングラスなどの目元のアイテム。

近頃のレトロタイプやアドベンチャーバイクと相性がいいヘルメットといえば、ジェットやハーフタイプなので、風の侵入を防ぐタイプのサングラスが必需品！　隣のライダーに差をつけるポイントなので、ここはイタリアの名門「バルファルディ」を選ぶのが吉！であります。

交換できるテンプルが◎どんなメットでもOK

ウインドタイニーはメガネタイプですが、テンプル部分がストレート/耳掛け/バンドの3スタイルに変身。ヘルメットを選ばず装着することができます。横風の侵入防止のパッドや400％UVカットレンズなど、機能も充実。

一枚レンズは定番ゆえいいモノを選ぶべし

エトルリアはポリカーボネートの一枚レンズの定番デザインですが、1930年代からゴーグルを作っているバルファルディの製品は一味違うモノ。オレンジレンズの色合いや曇り止め加工など「いいモノ感」に満ちてます。

問い合わせ先
ピアッジオコール ☎03-3453-3903
モトーリモーダ銀座店 ☎03-6226-2515