パパを少年時代に戻す“アオハル”製造機
本誌ではすでに何度かご紹介していますが、イタリアはドゥカティから届いたスクランブラーです。今回のスクランブラーはこれまでとは一味も二味も違います。
もともとは、1962年に生まれたスクランブラーというブランドを現代のトレンドに合わせてモダンなヘリテージテイストを生み出すために再構築して2015年に復活させたわけですが、これが世界中で大ヒット。イタリア人が造るイタリアのエンジンを積んだイタリア車ですから、楽しいに決まってるじゃないですか。
これまでの800ccシリーズに加えて、待望の大排気量版1100ccシリーズが追加されました。ドゥカティ史上において最も愛された空冷V型2気筒1100ccエンジンが復活とはうれしい限り。それをドゥカティらしくレーシーでエキサイティングなエンジンに仕向けるのではなく、スクランブラーのあくまでどこまでもファンでイージーな世界観に組み込みました。結果、思い切りよく、速さよりも扱いやすさに振ったことで、いわば毎日気軽に楽しく乗れるリッタークラスのVツインに仕上がったというわけです。

ドゥカティ スクランブラー1100 スペシャル
1079ccのL 型2気筒デスモドロミック2バルブ空冷エンジンと聞いてピンときた方は見逃せない一台。かつてモンスター1100に搭載されていた名機が、パワー型からトルク型へとリファインされて新たに登場。乾燥重量194kgはドカとしては中量級だが、800ccモデルよりも大柄になった分を86psと低回転域からトルクが立ち上がるように調教された名機が支える。
電子制御装備も抜かりはない。約60年前にこのイタリアメーカーがアメリカ市場のために開発したのがスクランブラーだが、オンロードバイクを改造してダートを走るという当時の遊びを、今日では文化にまで昇華させた功績は大きい。

ディテールも見逃せない




アルミニウム製フェンダー、スポークホイール、デュアルパーパスタイヤ、ブラシ仕上げのスイングアーム、ライニングのレザーシートと、あたかもカスタムビルダーの作品かのようなコンポーネントのチョイスはさすが。先進のトラクションコントロールやバンク角に応じた作用をするコーナリングABSを装備。クローム仕上げのエグゾーストパイプは工場で完成検査を行ったのちに、冷やしてから色味を確認している。
扱いやすさは、バイクエンスーだけでなく気軽に取り回せるもの。すなわち、息子は800、娘には400、父にはボディも排気量も大きい1100を。あの青春を思い起こして、親子や家族で走ってみませんか。





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