男なら山へ! 自らの道を切り拓くオフロードバイクという選択
そこに道があるからひとが走るのではなくて、ひとが走ることで道が生まれます。それこそ、先人たちが幾度となく山を駆け上ったことでその軌跡が名物のスカイラインだとか、景観が有名な●●ロードと名付けられたり。
パパの毎日だってそうなんです。パパという名の役割を生きるだけがあなたの人生じゃありません。自分の物語の主役として生を受けた時から、まず男として生きる筋書きがあり、パパ役はその中盤に登場するシーンのひとつです。
そんな四半世紀ほどに渡る”パパ”という場面を彩るアイテムとして、モーターサイクルは欠くことのできない絶好の舞台装置。特に、男が山を登るのなら、現代ではそこにバイクが必要不可欠になってくることでしょう。
この都会的なデザインが活きるのは、アスファルトとコンクリートのグレーと距離を置いた時。迫り来る毎日のように連鎖するコーナーを右へ左へいなすように切り返し、辿り着いたキャンプサイトで、一杯の珈琲でも味わってみましょう。
木々が音もなくさざめき、星が声高に瞬き、マグカップの中の月と目が合って、体の芯から力と責任が沸き起こるのを感じませんか。おっといけない、ひとりきりの時間を男として過ごしたかったはずなのに、どうしてもパパ役が生き甲斐だと再確認してしまうわけですね。
ハスクバーナ スヴァルトピレン
ロースピードでの味わいを追求したクルーザー
スウェーデン語で黒い矢を表す車名通り、ブロックタイヤをシャープに履きこなすシングルスポーツ。今、最もスタイリッシュなモデルといえばコレです。ホイールベース:1357mm、乾燥重量:150kg、エンジン: 単気筒DOHC、最高出力:43ps /9000rpm、最大トルク: 37N・m /7000rpm。77万7000円/ハスクバーナ(ハスクバーナ・モーターサイクルズ・ジャパン)
現在の路上で最もスタイリッシュ
スウェーデンのキスカ・デザインによるスタイリングは、どこかレトロでありながら何者にも似ていません。タンク上に設置されたラゲッジレールなんて、見たことないでしょ! ここに、エスプレッソを詰めた携帯ボトルを積んで山までひとっ走り! なんて夢が広がるばかりです。このスヴァルトピレン、ハスクバーナは相当な気合いが入っていて、オリジナル・ヘルメットやウェアまでラインナップしてます。
イカついブロックタイヤがいい雰囲気
ブロックタイヤ、実は乗り心地がいいんです。昔と違ってオフロードだけでなく都会の道も走れるので、たとえママとタンデムしても嫌な顔されません! ブレーキも抜かりなく、ハイエンドバイク定番のブレンボを標準装備。
北欧のデザインチェア並みの座り心地?!
スウェーデン生まれだけあって、シートのデザインや、ステッチはハイセンスな香り。荷掛けフックなどの生活感漂うパーツは一切なし! パパライダーたるもの、ライディングファッションにも徹底的にこだわってください。