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【中古ジムニー購入記】セルフDIYでトラブル三昧!天井張り替え&断熱施工は成功するのか

【中古ジムニー購入記】セルフDIYでトラブル三昧!天井張り替え&断熱施工は成功するのか

JA系のジムニーにあるあるの天井剥がれが発生。補修のついでに防音断熱加工も実施してみました。簡単に終わるかと思っていましたが、やはり素人の手作業でスムーズにいくわけはなく……。今回はJA22Wの天井張替えとデッドニング、断熱に挑戦した模様をレポートします!

剥がれた天井と補修の方向について

中古ジムニーを購入した筆者ですが、次なるトラブルが発生。JA22Wの天井は合皮にスポンジ素材が貼り付けられた部材がのり付けされている構造であり、経年劣化によってスポンジがボロボロになって剥がれ落ちてしまいます。天井パーツを自作してはめ込むついでに、防音断熱加工を行うことにしました。

作業スタート

作業は大まかに分けて以下の3つのパートに分けて行いました。

・天井はがし作業
・デッドニングと断熱シート貼り
・天井張り

作業の様子についてどうだったのか見ていきましょう。

天井はがし作業

100均で購入したスクレーパーとシールはがし剤を購入し作業してみましたが、まったく捗りませんでした。スクレーパーの刃の厚みがあるせいで、のりを掬い取れなかったことが原因。スクレーパーを専用品に買いなおしたところ作業性がアップし、なんとか作業を終えることができました。ちなみにこの時点で10時間くらい作業時間がかかっています……。

デッドニングと断熱シート貼り

天井がきれいになったので、板状の重りを天井に貼って静音性を高める「デッドニング」と、頼りにしている整備士からいただいた断熱材を貼っていきます。デッドニングは等間隔で重りを貼るだけなので数分で完了しましたが、断熱材はまっすぐ貼るのが難しく、バラバラに切り分けてなんとか終えることができました。
不器用であるため作業が思い通りに進んでおらず、この時点でかなりメンタルが消耗しています。

天井張り

いよいよ仕上げの天井張りを行います。作業内容はMDF合板をネットの情報通りの寸法にカットしてもらい、スプレーのりで合皮を貼り付けて天井にはめ込み。実はネットで注文した合皮の色がイメージとだいぶ違っており、気分的に萎えてしまっていたので今回はとりあえず作業し、また暇な時に張りなおそうという気持ちでいました。
合板にスプレーのりを吹いて、合皮を被せて圧着させてみると問題なく作業は完了。しかし時間が経つとスマホの保護フィルム貼りに失敗したときのような気泡が現れてしまいました。ネットで検索すると「スプレーのりを吹いて数分経ってから貼らないと、揮発した成分により部分的に浮いてしまう」ことが発覚。材料もないので、このままはめ込んでしまうことにしました。

やはり起きたトラブル

天井はサイズ調整を事前に行っており、苦戦しながらも全面にはめ込むことができました。最後に天井を支える鉄のパーツをねじ止めすれば完了です。
しかしここで部材を重ねて天井パネルに厚みが出た影響により、鉄パーツをねじ止めできないという事態が発生。強引に天井を押し上げて、ねじ止めしようと2時間程度試みてみたものの、無理であることを悟り作業を中断しました。次の日に状況を確認したところ、鉄パーツがないと天井パネルが落ちてしまうことを知り、プロの手に委ねることに。

ついに完成!

整備士に事情を説明したところ、やはり力ずくでも無理となったため、パーツに加工を施し2人がかりで天井を支えながらようやくねじ止め。カバーや電装パーツを設置してようやくカスタム完了です。意外とカラーリングに違和感はなく、パネルにテンションがかかった影響から気泡がなくなったのはうれしい結果でした。
今回はとりあえず設置という気持ちで作業を開始しましたが、予想をはるかに上回る苦労を味わってみて今後、天井パネルを張り替えるような真似はしないと心に誓う結果となりました。

車内環境が整って車中泊が楽しみ

カスタムのおかげで愛車の断熱性と静音性がアップし、車中泊環境が整ってきました。冷暖房の効率もアップするので、普段のドライブも快適になるはずです。ですが旧式のジムニーにはまだまだ改善が必要な部分があるので、次の修理やカスタムの記事も楽しみにしていただけると幸いです。
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