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【中古ジムニー購入記】絶望的なトラブル発生!リビルトエンジン載せ替えにかかった費用は?

【中古ジムニー購入記】絶望的なトラブル発生!リビルトエンジン載せ替えにかかった費用は?

中古JA22Wジムニー購入からカスタムにいたるまでの経緯をご紹介した、旧型ジムニー購入記。今回は、JA22ジムニー定番のエンジントラブルとエンジン載せ替えまでのエピソードについてお話しします。

起きてしまったエンジン異常

旧型ジムニーを購入し、約80万円かけてカスタムした筆者。カスタムしたジムニーは高速に乗って数百キロ先の場所に行っても、さほど問題なく帰ってこれたため、細かな異常があったものの大きな問題はないだろうと思っていました。が、しかし……。
ある日キャンプ場からの帰りの信号待ちで、ふいにエンジンチェックランプが点灯しエンジンが停止。セルの音が鳴り響く中、アクセルを踏みながら何度もエンジンをかけなおし、なんとか道路脇に避難することができました。

故障の原因は?

故障の原因は、いわゆるエンジンの「ガスケット抜け」。主にエンジンのオーバーヒートによってシリンダーの間に隙間ができ、冷却水に空気が混じったり、オイルに水が混じって走行不能になるものです。

JA22のエンジンの型式である「K6A」はヘッドガスケット(隙間を埋めるパッキンのようなもの)を交換しただけでは症状が再発しやすく、エンジンをおろして研磨、もしくはエンジン自体を交換しなくてはならないタイプとなっています。
ボンネットの中で冷却水が噴き出しており、ラジエーターの中はほとんど空になっている状態。その後試走しても同様の症状が再発して走行不能となりました。

改めて中を見るとエンジンに「液体ガスケット」と呼ばれるシーリング剤の痕跡があり「売られたときからトラブルを抱えた状態」であったこと、整備士いわく塗るべきではない場所にまで液体ガスケットが塗られており、プロではない人間によるガスケット抜けの修理が行われたことが発覚しました。

修理の日々とエンジン交換決断

原因が判明してからというものの、なんとかエンジン交換をせずにどうにかしようとパーツの交換や修理を行いましたがうまくいきません。ある時、ガスケット抜けを中から修復してくれる液剤があるということを聞きつけて試すことにしました。
作業方法はラジエーターから液剤を投入し、エンジンをかけるだけというもの。実施してみると数分で液剤と冷却水が混ざったものがロート内で沸騰しはじめ、愛車の心臓部付近からもうもうと湯気が上がり、液体がボンネット内に散乱するという地獄のような光景が繰り広げられました。他の車では効果があるようでしたが、やり方が間違っていたのか筆者のケースでは改善は見られず、エンジン載せ替えを決断する流れとなりました。

生まれ変わったジムニー

交換するエンジンは「リビルトエンジン」という、古いエンジンをもとに再生産されたものを利用することになりました。価格は28万円と高額ですが、これから長く乗って行くために仕方ありません。
交換してからのトラブルはゼロ……とはいきませんが、古い車であるものの新品のエンジンは快調で以前より快適に走っています。今後は車中泊に向けたカスタムやメンテナンスをやっていこうと思っていますので、次回のジムニー記事もお楽しみに!
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