CAR & BIKE
2025.01.17
自作の「豆炭キャンプこたつ」と車中泊!こたつ燃料をタイ式ホーコー鍋で活用してみた
本場のタイ料理を作るときに、よく使われている「ホーコー鍋」。以前、豆炭熱源のキャンプこたつを自作したときに「一緒に鍋も温められるんじゃ……?」とひらめいて購入しました。気になる使い方やキャンプこたつとの相性をレポートしていきます。
お気に入りのタイ料理屋でホーコー鍋に出会う

今回購入したのは、タイで使われているローカルな調理器具の「ホーコー鍋」。筆者お気に入りのタイ料理屋で「タイスキ」という鍋料理を注文した時に、中心に穴が開いたホーコー鍋で提供されたときに存在を知りました。
店員さんに聞くと、穴の中に炭が入っていて保温できる仕組みになっているとのこと。ふむ……これはキャンプで使えるのではないでしょうか。
店員さんに聞くと、穴の中に炭が入っていて保温できる仕組みになっているとのこと。ふむ……これはキャンプで使えるのではないでしょうか。
実際にキャンプ場に行ってこたつと一緒に使ってみた

以前自作したキャンプこたつと一緒に、ホーコー鍋を使用してみます。こたつの燃料として豆炭に火を点けるので、そのまま流用する計画。ホーコー鍋はさまざまな鍋料理に使えますが、せっかくなので今回はタイスキを再現することに。

この鍋では保温のみで使用する予定なので、鍋の具材はあらかじめ加熱してから投入します。
こたつと楽しむ鍋は格別!

さっそくこたつに入りながら鍋を楽しみます!冬キャンプの鍋は火にかけていないと冷めるのが早く、煮えるまでの時間は寒さに耐えながら待つことが多いですが、今回はこたつがありホーコー鍋で保温できるのでとても快適です!
店舗で提供された時も同様でしたが、熱が高くなりすぎす、換気さえできていれば危険を感じませんでした。中心の空洞に炭が置かれる構造のため、手で触ることも風にあおられることもない構造になっているのも安心感があります。
店舗で提供された時も同様でしたが、熱が高くなりすぎす、換気さえできていれば危険を感じませんでした。中心の空洞に炭が置かれる構造のため、手で触ることも風にあおられることもない構造になっているのも安心感があります。

こたつとホーコー鍋の組み合わせで、寒い時期でも景色を眺めながら快適な空間でのんびり楽しむことができました。
使用に適した炭の検証

使って気になったのが、やや熱が弱かったこと。豆炭を流用したのが悪かったのか、木炭を使用した方が良かったのか改めて検証してみました。また、豆炭も加工しないと穴に入らなかったので、炭のサイズ感についてもテストしていきます。

まずは木炭1つで水の状態から加熱してみましたが、ほとんど温度が上がりません。ただ豆炭よりやや温度は高いと感じたのと細長い形状が鍋の穴に入れやすいという利点が確認できました。豆炭に変更して2つ投入しても熱がやや足りず、試しに木炭を1つ追加したところちょうどいい温度に。

ざっくりとした結論ですが、燃料は豆炭3つ以上か木炭2つ程度が使用の目安であり、形状や個数を考えると木炭を利用した方が使いやすい印象。またガスバーナーで炭起こしをしていましたが、しっかり起こすためには焚火に入れて起こした方がコストもかからず、火の付き具合も安定しそうです。
この冬のキャンプは鍋をする回数が増えそう

ホーコー鍋の温度を高めにキープできれば次はしゃぶしゃぶができればいいなと思っています。道の駅で購入した新鮮な野菜や肉を入れて楽しめたら最高ではないでしょうか。暖かくなるまではこの鍋を使用したキャンプが続きそうです。