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【林道の魅力】埼玉県の尾根縦断「奥武蔵グリーンライン」を走破!鎌北湖~定峰峠へ向かう気ままなドライブ

【林道の魅力】埼玉県の尾根縦断「奥武蔵グリーンライン」を走破!鎌北湖~定峰峠へ向かう気ままなドライブ

春を迎えて山も走りやすくなったので、ジムニーが一番映える林道へ。走りごたえあるルートを探していたら、埼玉県の入間、飯能、秩父へと続く約30㎞の林道が楽しめる奥武蔵グリーンラインに行ってみたくなりました。ここはどのような景色が見られるのか?

奥武蔵グリーンライン「鎌北湖~定峰峠」ルートを走破する

春は凍結や通行止めが無くなり、林道ドライブが楽しくなってくる季節。山が得意なジムニーにぴったりなドライブコースを開拓するために、埼玉県にある「奥武蔵グリーンライン」を目指しました。正式な起点は不明ながら、鎌北湖から定峰峠まで尾根沿いを走行する全長約30㎞の舗装道。緑あふれる自然の空気を味わう絶好のルートとなっています。

まずはヘラブナ釣りのスポットとして有名な鎌北湖へ

鎌北湖は入間地域の農地へ供給するための灌漑用水のために生まれた人造湖。湖畔にある取水管理塔のモダンな建築様式で、建築された昭和10年当時には珍しかったようです。
ヘラブナ釣りのメッカとしても知られていて、湖畔沿いの桟橋にたくさんの釣り人が並んでいます。奥武蔵グリーンラインは、釣り師が並ぶ、この湖畔沿いの道を進んだ先にあります。看板にルート名が明記されているということはここが起点なのでしょうか。

林道権現堂線から奥武蔵グリーンラインへ

奥武蔵グリーンラインは尾根沿いに位置していて、国道299号線やさまざまな場所から合流することができるルート。この権現堂線を起点として尾根沿いに向かいます。
すぐに勾配がある林道が表れ、あっという間に絶景にたどり着きました。細い道にはハイカーやサイクリストも多く、ゆっくり進むのが基本。徐行していたらカーブの先にいた年配のハイカーに会釈されるシーンがあり、孤独なドライブですが思わぬ触れ合いも感じました。
まだ通行するクルマは少なかったのか、あちらこちらに倒木が散乱していました。落石をはじめさまざまな危険がある道ですが、こういった場所にこそ自然ならではの魅力があります。
ここは権現堂線と笹郷線、奥武蔵2号線の合流地点。目指すルートは奥武蔵2号線ですが、笹郷線を下って越生方面に行ったところに、おすすめの立ち寄りスポットがあります。

複合施設ニューサンピアおごせにある「ブルーシール」

越生町にある宿泊施設やレジャー施設、日帰り温泉も兼ね備えたニューサンピアおごせ。ここには沖縄のアイスクリーム店として有名なブルーシールがありました。ニューサンピアおごせにはキャンプ場があり、キャンプ場目当てに何回か訪れたことがあるのですが、ブルーシールを食べるのは初めて。
1番人気「塩ちんすこう」と、好みの「チョコ&クッキー」をチョイス。中に座席がありますが、外にもベンチもあり、手軽に利用できそうです。糖分を補給してゴールを目指しましょう。
ブルーシール ニューサンピア埼玉おごせ
所在地/埼玉県入間郡越生町古池700
営業時間/10:00~18:00 ※店の状況により17時閉店となる場合あり。
定休日/水曜日 ※ホテルニューサンピアが休館日の場合休業。
TEL/049-299-7624

顔振峠の平九郎茶屋の絶景と秩父産の「TODAコーラ」

源義経が通ったという伝説が残る顔振峠の平九郎茶屋に到着。絶景を観ながら食事や休憩ができる店で、駐車場利用は同店利用者用となっています。
雑誌を読んでいた年配のお母さんに、にこやかに迎えていただき入店。うどん、そばを中心に軽食もありますが、こちらでは小休止のため、地元産らしき瓶コーラを注文。小鹿野町にある戸田乳業という創業90年を超える飲料メーカーの商品で「TODAコーラ」という、コカ・コーラをもじったような商品名。爽やかな味とあたたかみのある空間でエネルギー補給完了です。
平九郎茶屋
所在地/埼玉県飯能市長沢1562
TEL/042-978-1525
営業時間/9:00~15:00
定休日/なし

山中にある独特な人工物や風景に心が躍る

「林道なんてどこでもいっしょでしょ?」と思うかもしれませんが、奥武蔵グリーンラインならではの風景があります。個人的に最も刺さったのが、この火の用心の看板。このフォントとヤレ具合が最高。看板をよく見ると道路標識を再利用したものになっていました。

ここを左に下りると299号線に合流することができ、途中には見事な1本桜の名所があります。
市街を一望できる黒山展望台にやってきました。何でもなさそうなカーブの先に急に現れ、慌てて停車。道中は林道らしい鬱蒼とした場所が大半ですが、ピークに向かうと顔を出す晴れ晴れとした風景は心地良いです。
苔を利用したアートも。写真を撮りたいですが、クルマだと道をふさいでしまいそうで辛いですね。これは花立松ノ峠を過ぎた辺りのものですが、刈場坂峠付近にも存在しています。
飯盛峠を越えた先に高低差のあるヘアピンカーブがありました。この辺りはルートの中間地点ですが、植生の変化もあるのか新緑が目立つ爽やかな雰囲気。変化があるため「走っていて飽きない」のが、奥武蔵グリーンラインの魅力かもしれません。

国道299号線や奥武蔵1号線との合流地である刈場坂峠

奥武蔵1号線と合流する刈場坂峠。飯能市の看板があるように飯能の北端の地点。頭文字Dの聖地である正丸峠ともつながっていて、セットで訪れる人も多そう。国道299号線にも下りられるので、主要な分岐点といった場所かもしれません。筆者以外のクルマも目立ってきたように感じます。

定峰峠に到着!奥武蔵グリーンライン走破

白石峠に到着。奥武蔵1号線の起点であり、ここで奥武蔵グリーンラインの終点なのかと思いましたが、ここから定峰峠に向かう奈田良線を走り切ったところ、すなわち峠の茶屋付近が終点といえそうです。起点や終点についてや正式な奥武蔵グリーンラインの情報は見つかりませんでしたが、埼玉県のHPを見ると、元々このルートは尾根沿いの寺を参拝するための「巡礼の道」で、非常に栄えた場所(道)だったことがわかりました。点在する茶屋はその名残なのかもしれません。
ついに定峰峠の茶屋に到着。30㎞は長いかと思いましたが、意外と手軽にまわることができました。これにて奥武蔵グリーンライン完走です。
定峰峠の茶屋の水出しコーヒーは絶品。今回はホットにしました。女将さんのあたたかい接客にも癒されます。奥武蔵グリーンラインは走りごたえがあるルートですが、分岐点がたくさんあるので、気分次第で行先を変更できるのも良いところ。林道らしいワイルド感も味わえて最高のドライブルートです。また執筆の息抜きにジムニーを走らせてここに戻ってきたいと思います。
定峰峠 峠の茶屋
所在地/埼玉県秩父郡東秩父村白石311
TEL/0493-82-0659
営業時間/10:00~16:00
定休日/なし
取材・文/田中一馬
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