CAR & BIKE
2025.03.22
【DIY】ジムニーのリアゲートハンドルが折れたので自分で交換してみた
ある日リアゲートを開けようとしたところ、ハンドルの手ごたえがなくなり開閉不能に。リサーチしたら自分で交換できそうなレベルなので、挑戦してみました。
リアゲート開閉不能はJA系ジムニーのあるあるトラブル

筆者所有のJA22Wのリアゲートが開かなくなってしまい、リサーチしたところ、同様のトラブル報告がたくさんありました。不調の原因としてドアの開閉機構自体が壊れるケースと、ハンドルが破損して開かなくなるケースがあり、筆者の場合は後者の破損でした。

具体的な症状はドアのハンドルロッドをつなぐ部分が折れて、動作しなくなるものでした。対処方法はハンドル自体を交換するだけなので、新品のハンドルを探してみたところ…。

ネットでは純正ドアハンドルが見つからなかったのですが、知人の整備士に聞いてみたところ、純正品が見つかったのでさっそく交換していきます。使用工具は10mmレンチと、2番ドライバー。その他、ペンチ、ニッパー、はさみ、潤滑用ケミカルなども使いました。
ドアハンドルの交換にトライ!


まずはクルマに乗り込みリアゲートのパネルを外します。さらにハンドルを固定しているナットを10mmのレンチで外していきます。ちなみにカバーを外す際に使用したドライバーはVESSELの2番ドライバーです。


ハンドルロッドからハンドルを引っ張ると意外と簡単に取り外せました。しかしこの赤いパーツを使いまわしたいのですが、取れないため接続部をハサミやニッパーで切って強引に取りました。


後は元通りに接続するだけ。ハンドルと接続するハンドルロッドの突起部分がくるくる回転するので、少し難しかったですがなんとかはめ込むことができました!

防水のためのビニールカバーを取ってしまったので、ジップロックの袋を切り取って貼り付けておきました。最後に蓋を閉じて交換は完了です!
ロックの機構と破損した原因


ドアの開閉機構はハンドルを引くとハンドルロッドが下がり、その結果スプリングが引き延ばされロックが解除される仕組みとなっているようです。動かして観察するとロッドと接続されている部分が内側にしなるような形になるため、老化して耐えきれなくなり折れたのではないでしょうか。

また、さまざまなパーツの動きがしぶくなっていたのも、負荷がかかる原因だと思います。今回交換後に潤滑剤を噴射したところ、動きが軽くなりました。
自分で交換すると充実感がある

今回自分でパーツを交換してみましたが、成功したおかげかとても充実感がありました。中の構造が理解しやすかったので、自分でできる修理は積極的にチャレンジしようと思います。また次回のジムニー記事もお楽しみに~。
取材・文/田中一馬