CAR & BIKE
2018.12.21
[九島辰也のDRIVEN MADURO]SUVブームの揺り返しを予感させる新顔クーペ
かつてスーパーカー的に扱いもされたBMW 8シリーズ。リトラクタブルヘッドライトにクルマ少年は心ときめかしたものです。そんな8シリーズが再び登場。21世紀版として我々の前に現れました。ということで、その試乗インプレをポルトガルからお届け!
かねてからチラ見せされてきた、新型BMW 8シリーズが、いよいよ正式にお披露目されました。これからラグジュアリークーペ市場は、にわかに盛り上がりそうです。
BMW M850i xDrive
サーキット走行を含んでの国際試乗会
その背景には、メルセデスSクラスクーペやベントレー・コンチネンタルGT、4ドアクーペではパナメーラに人気があります。昨今のSUVブームに隠れてますが、実は、この辺もホットなんです。なので、BMWは6シリーズからクーペ系を一気に格上げ。今後、この2ドアクーペに加えてカブリオレ、4ドアのグランクーペ、そしてハイパフォーマンス版のM8も出す予定。その第一弾がこのM850i xDrive。まず見る限りかなりデザインが凝っています。フロントはもちろんリアのピラーも寝かせ、サイドガラスを見ても、その低さがわかります。ワイド&ローのボディはやはりかっこいいですね。でもって車内はラグジュアリーさも満点。高級レザーと最新のインターフェイスのマッチングは絶妙で、8シリーズがハイエンドであることを表します。
そして走り。4.4リッターV8ターボは最高出力530psを発揮しますから、スタートダッシュから高速域まで有り余るパワーが体感できる。ドライブモードを“スポーツプラス”にするとエキゾーストサウンドを轟かせるほど。しかもハンドリングは“ヨンク”にも関わらず、FRスポーツ並みの軽快なフットワーク。これぞ待ってました! の一台ですね。ヒットの予感大です!
サイズからも読み取れる新型のスタイリッシュ性
進化することで安全性まで高められる
日常使いまで視野に入れたトランクルーム