[クルマ]世界のクルマ好きパパも注目する復活の "スープラ"
TOYOTA SUPRA RZ [トヨタ スープラ RZ]
サーキットで試乗させるほど腕に自信あり! の仕上がり
走りはかなりスポーティ。ステアリング操作に対し、堅牢なボディが一体となってクルマの向きを変えてくれます。しかもそのときのリアの粘りは相当なもので、限界の高さもうかがえます。まだプロトタイプなので最終的なセッティングではないとのことですが、仕上がりは上々でした。
カモフラージュされても魅力はバッチリ伝わる
話題ですこのクルマ。わかりますか? スープラです。先だって1月14日デトロイトで行われたモーターショーで発表されました。いやぁ、派手なカラーリングで…ってわけではなく、上の写真はそのプロトタイプ。2018年12月、千葉にあるサーキットでテストドライブしたときのものです。
スープラと聞いてピクッと反応したパパもいらっしゃることでしょう。90年代には憧れた方も多いのでは。なんたって数少ない世界に誇れるFRスポーツカーですから。
で、新型はその復活版で5世代目となります。当時と違うのは完全な2シータークーペだということ。というのも、ハードウエアはBMW Z4と共有します。プラットフォーム、シャシー、パワートレーンは基本的に同じ。ただ、デザインは当然ですが、味付けも徹底的に変え、イマドキのトヨタらしい走りを具現化しています。
実際にサーキットで走らせましたが、それを強く感じました。決してピーキーな仕上がりではなく、軽快な中にしっとり感があり、懐に深さがあります。昨年11月にポルトガルで一足早くZ4にも乗っていますが、それとはまるで別物でした。まぁZ4はオープンカーということもありますが。
それはともかく、世界でのスープラの注目度は、我々日本人が思っている以上に高いのです。SUV全盛の中。皆さんスポーツカーに飢えているのでしょうか、モーターショー会場のトヨタブースは大盛況。いいですね。こういうのって。この盛り上がり、日本人としても鼻が高いです!
歴代モデルとの違いは完全なおふたり様仕様
キャビンは完全な2シーター。そこが2+2だったこれまでのスープラとは大きく異なるところ。とはいえ、ドライビングポジションに窮屈さはありません。特徴はとにかく太いセンターコンソール。FRスポーツであることをアピールします。
ボンネットの下に収まるのはあのストレート6
最高級グレードのRSに搭載されるエンジンはBMW製の3ℓ直6ターボ。最高出力は340psです。とはいえ、当然そのままではなく、プログラミングに手を加え、トヨタイズムを表現。サスペンションのセッティングを含めてここで個性出し。
デトロイトモーターショーで市販型デビュー
スープラのワールドプレミアをトヨタは年初のデトロイトモーターショー会場としました。その背景には、北米における歴代スープラのヒットという実績があります。つまり、新型はそのマーケットに向けてのデビューとなったのです。それだけに、会場での人気は相当なものでした。ちなみにこのモデルの開発コードはA90。先代スープラの型式がA80だったことからも、新型スープラがその系譜であることを物語っています。
問い合わせ先
トヨタ自動車 お客様相談センター ☎0800-700-7700