【実食編】話題の新食感！中目黒「アイムドーナツ？（I'm donut?）」に1時間半並んでみた

トレンドの発信地、中目黒に3月にオープンした「アイムドーナツ？（I’m donut?）」。「生ドーナツ」の魅力を広めようとするドーナツ専門店の行列が絶えない人気の秘密を、実食でレポートします。

1時間半の行列を経て、いよいよ実食！まずは生ドーナツ

朝10時前から並びはじめて約1時間半。待ちに待ったドーナツをいただきます。ほのかに甘い香りが漂うパッケージを開けると、かわいく詰めこまれたバエる見た目に、口に運ぶ前から「ぜったい美味しいヤツ」と感動が先走っています。いよいよ実食です。

（この感動は並ばないと味わえない！　行列編はこちら。）

一番人気の生ドーナツ「アイムドーナツ」。

アイムドーナツ
まずは「生ドーナツ」と呼ばれて店名にもなっている「アイムドーナツ」と「チョコレート」。

中目黒で人気ナンバーワンは、やはり「アイムドーナツ」。この看板商品はもともとアマムダコタンで、限定発売していたもの。ただ売り切れ続出だったため「もっと多くの人に届けたい」という思いから専門店を立ち上げに至ったとのこと。

北海道産の小麦粉「カオリっち」や「キタノカオリ」などを配合した高加水生地を、低温長時間発酵させたブリオッシュ生地には、店内でローストしたかぼちゃのピューレを混ぜ込んで、パサつきのないしっとり食感に仕上げているそうです。

また、トランス脂肪酸0のオーガニックショートニングの揚げ油を使い210度の高温で揚げた「生ドーナツ」は、手にすると見た目よりもずっと軽くてふわふわ。口にするとスルッととろけてしまう口溶け感は革新的です。

かぼちゃはピューレ状にしてブリオッシュ生地に練り込まれます。

とろけるような口当たりの生地。断面にはかぼちゃのピューレが見えます。

チョコレート
「チョコレート」は、チョコ風味のブリオッシュ生地を揚げてから、チョコレートをたっぷりコーティング。そこにビターなカカオニブを散らした、チョコ好きにはたまらない逸品です。

右から「アイムドーナツ」と「チョコレート」。いずれも「生ドーナツ」。

生ドーナツを切ってみると、生地のふわふわ感が伝わります。

続いては、リング形の２品

グレーズド
「グレーズド」は、原料のライ麦の香ばしく、素朴な味わいが楽しめる生地を使ったリングドーナツを甘いシロップでアイシング。もちもちの生地とパリパリになったグレーズドが相性抜群です。

右から「グレーズド」、「レモン」。

リングドーナツの成形も一つひとつ手作業です。

レモン
同じくリング形の「レモン」は、「グレーズド」と同じリングドーナツに、レモン風味のシロップでコートし、ピスタチオと店内で削ったレモンピールをトッピング。揚げたての香ばしさとレモンの酸味が絶妙にマッチしています。

リング形を切ってみると、「生ドーナツ」とは異なる生地の様子がわかります。

次は、クリームを詰めた３種

カスタード
３種とも牛乳を使用した生地で、もっちりとした食感ながら歯切れが良いのが特徴。「カスタード」は、九州産の生クリームを使用し、店内で炊き上げるカスタードクリームのクリーミーな舌触りが抜群ですが、コクがあるのにさっぱりとした味わいもクセになる美味しさです。

上から「ピスタチオ」、「フランボワーズ」、「カスタード」。

カスタードクリームをはじめ、３種のクリームは開店前の早朝から、店内でじっくり炊き上げられています。

フランボワーズ
見た目がもっともキュートな「フランボワーズ」は、甘酸っぱいキイチゴのピューレと生クリーム、クリームチーズをミックスしたクリームを詰め込まれています。クリームの歯触りがレアチーズケーキのようで、程よい酸味も絶品。

中にはクリームがたっぷり。

ピスタチオ
メローなライトグリーンのクリームが印象的な「ピスタチオ」は、ピスタチオの風味を最大限に引き出した濃厚でフレッシュな味わい。たっぷり詰め込まれたピスタチオクリームは、飲み物のような柔らかさで、香ばしい生地と織りなすハーモニーに感激を覚えます。

ピスタチオクリームは、３種の中で一番柔らかなクリーム。

最後は、食事系の生ハムの塩ドーナツ

プロシュート
スペイン産のプロシュート（生ハム）を贅沢にくるむようにのせた、もちもちした食感の塩ドーナツ。刻んだグリーンオリーブを包んだ生地は、甘味と塩味のバランスは洗練された味わいで、ワインなどお酒との相性もばっちりです。

リッチ感にあふれる「プロシュート」。

生地には、細かく刻んだオリーブが練り込まれています。

ドーナツ新時代の幕開け

８種どれもいままでにない個性と美味しさを主張。

「アイムドーナツ」205円
「チョコレート」313円
「グレーズド』259円
「レモン」280円
「カスタード」410円
「フランボワーズ」421円
「ピスタチオ」453円
「プロシュート」421円

約1時間半、並んで待って手に入れた「アイムドーナツ？」の８種は、うわさ通り、いままでのドーナツとは風味も食感も違う「本当にドーナッツ？」という驚きと感動がありました。「また、並んでも買いたい」というリピーターの声も増えているようで、まさにドーナツ新時代の幕開けを感じます。

そして、うれしいのは5月30日に渋谷に2号店がオープンするそう。お店からも「更なる進化をとげて、もっとたくさんの種類をご用意する予定です。」と公式インスタグラムにメッセージが。これからもまだまだ「アイムドーナツ？」からは目が離せないのでは？