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【ラーメン紀行】汁なし部門優勝の新羽駅「ハイパーファットン」で限定「まかひや梅」を食べてみた

【ラーメン紀行】汁なし部門優勝の新羽駅「ハイパーファットン」で限定「まかひや梅」を食べてみた

横浜市営地下鉄ブルーラインで新横浜からひと駅隣、新羽駅の「ハイパーファットン」へ。さっぱりした酸味のある一杯を求めて、初めての店を訪ねてみました。

新羽駅から徒歩1分、雑居ビルの中にあるハイパーファットンへ

新横浜で買い物をした帰り道。暑さで食欲が落ちがちなこの時期、さっぱりした酸味のあるものが無性に食べたくなり、スマホを眺めていたところ、横浜市営地下鉄ブルーラインでひと駅隣の新羽駅近くにある「ハイパーファットン」というラーメン店が目に留まりました。
2017年開業の同店、まだ一度も行ったことのない店ながら、店名の響きと口コミの評価が気になり、新横浜から地下鉄でそのまま向かうことに。向かったのは横浜市営地下鉄ブルーラインの新羽駅です。
改札を出て駅前の交差点を渡ると、飲食店やチェーン店の看板が立ち並ぶ、賑やかな駅前の一角が広がっていました。目的の店は、駅から歩いてわずか1分ほどの雑居ビルの一角。
ビルの上階には昔ながらの酒場や不動産屋の看板も並び、下町らしい雑多な雰囲気。その中に青いパネルで「ハイパーファットン」の店名が掲げられていました。
店の前には24時間営業の自動販売機が目に入りました。ここでは冷たい肉そばやパタン・ファットンなど、冷凍された持ち帰りメニューを販売しているようです。
一瞬、無人販売だけの店なのかと思いましたが、店の前には店員さんや並んでいるお客さんがいて、実際には店員さんが対応してくれる、座って食べられる形式の店で一安心。

貼られた情報で知る「汁なし部門」優勝の実力店だった

店の壁には、「第10回 最強の次世代ラーメン決定戦」の「汁なし部門」で優勝したという賞状が飾られていました。地域情報紙にも取り上げられたことがあるようで、一段と期待が跳ね上がります。
平日12時ちょうどに到着すると、すでに5人ほどの列。店員さんは男性2名。店内は思っていたよりも広く、カウンター席が8席、そのほかにテーブル席が3卓あります。店頭には「先に食券を購入されてからお並び下さい」「複数名の場合は全員揃ってからお並びください」という独自のルールが貼り出されていて、スムーズなオペレーションで接客したい店の姿勢が伝わってきました。
列の脇には麦茶のポットが置かれていました。「ご自由にどうぞ」という案内とともに、待っている間に自由に飲めるようになっています。真夏の行列でもこうした気遣いがあると、待つこと自体の負担がぐっと軽くなります。

麦茶を飲みながら待っていると、席はカウンターから順に埋まっていき、筆者も10分ほど待ったところで案内されました。

券売機で「すっぱ麺」を探すも、目当てのメニューボタンが無い!?

券売機の前では、ネットの口コミでみていた目当ての「汁なしスッパメン」を探しましたが、メニューボタンが見当たりません。店員さんに尋ねてみると、「スッパメンは今はやっていないんですが、近いものだと、この梅の方ですね」と、夏季限定の「まかひや梅(SUPPA)」を教えてもらいました。
案内されたメニュー表には、”真夏の冷やしラーメン”として、「まかひや改(KAI)」と「まかひや梅(SUPPA)」の2種類が並んでいました。

まかひや改は昆布がメインの乾物スープ、まかひや梅は梅昆布だしを使ったラーメンで、「塩気と酸味が夏バテに効く」というキャッチコピーが添えられています。まさに今の気分にぴったりだったので、迷わずまかひや梅の並盛(1250円)を食券で注文。

トッピングの人気ランキングも掲示されていて、1位はしょうが、2位はのり、3位はねぎ。「にんにくとあぶらはおすすめしません」という一言も添えられていて、この一杯がさっぱり系であることが伝わってきます。

「すっぱ麺」を探して辿り着いた、思いがけない「まかひや梅」

運ばれてきたまかひや梅は、透明感のある冷たいスープに、千切りキャベツと分厚いチャーシューが2枚のっていて、細かく刻んだ梅がふりかけられていました。
麺は冷水でしっかり締められていて、輪を描くように丼に盛られています。一口すすると、表面はつるりと滑らかなのに、噛むとしっかりとした弾力が返ってくる、コシのある食感が心地よく伝わってきました。伸びやすい冷やし麺にありがちなもたつきがなく、最後の一本まで歯切れの良さが保たれていたのも印象的です。
まず丼のスープをひとすすりすると、キンと冷えたスープが喉を通っていく感覚。そして、昆布出汁のうま味の中に梅の酸味がじわりと効いてきました。歩き疲れて汗ばんだ体に染み渡るような一口は、暑さで鈍っていた食欲が一気に戻ってくる感覚があります。

冷たいのにどこか出汁のコクを感じるところが、ただ酸っぱいだけのメニューとは一線を画していると思いました。
キャベツにまぶされた梅を一緒にすすると、シャキッとしたキャベツの食感の合間から梅の酸味がふわっと広がり、昆布だしの穏やかな旨みとぶつかり合うことで、一口ごとに味の印象がくっきり変わっていくのが分かりました。単調になりがちな冷たい麺の中で、この酸味の効いた具材が良いアクセントになっていて、飽きずに箸が進みます。
チャーシューは厚みがあり、脂身と赤身のバランスが良く、噛むごとにしっかりした肉の旨みがじんわりと広がっていきます。表面に少し焼き色がついていて、香ばしさも感じられました。
分厚い分、麺やスープと一緒でも食べ応えがしっかり残り、さっぱりとした後味の中に旨みがきちんと残る、暑い季節にぴったりの一杯でした。

行ってみて分かった、人気店の理由

店員さんに教えてもらったまかひや梅は、まさに探していた「酸味がクセになる一杯」そのものでした。事前に調べていった情報と現地の実際が違うことも、初めて訪れる店では珍しくありません。むしろ、汁なし部門優勝という実力を知らずに飛び込み、その場でのやり取りから思わぬ一杯に出会えたのは、新横浜からひと駅足を延ばした甲斐があったと感じています。
店を出ると外の日差しはまだ強く、店内の冷房で少し冷えた体にじんわりと熱がまとわりついてきました。並んでいた列はさらに伸びていて、平日の昼どきでもこれだけの人を集める理由を身をもって実感。来た道をそのまま戻り、新羽駅から地下鉄に乗って新横浜方面へ引き返しました。

ハイパーファットン
所在地/神奈川県横浜市港北区新羽町1688-1 1F

取材・文/SYURI
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