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【ラーメン紀行】支那蕎麦屋 藤花の「特撰しょうゆらぁ麺」を食べに横浜・ 仲町台駅へ

【ラーメン紀行】支那蕎麦屋 藤花の「特撰しょうゆらぁ麺」を食べに横浜・ 仲町台駅へ

支那蕎麦屋 藤花を目指し、行ったことがなかった仲町台駅で降車。落ち着いた街並みと素敵なラーメン店で、気持ちの良い1日を送れました。

ラーメンを食べに初めて横浜市の仲町台駅へ降り立った

横浜市営地下鉄ブルーラインの仲町台駅で降りたのは、「支那蕎麦屋 藤花」に行ってみたかったから。移転前から百名店として知られていた店で、2025年の移転後もラーメンWalkerグランプリ神奈川2025で銀賞を獲得、今の神奈川ラーメンを見渡す中でも気になる店でした。

百名店の人気店「支那蕎麦屋 藤花」へ

平日の11時過ぎ、店に向かうとカウンター7席のうちすでに5席が埋まっていました。そんな人気店ながら、店内は想像していたより静かです。ハワイアンっぽい音楽が流れていて、男性と女性のスタッフが落ち着いて店を回していました。慌ただしい感じはなく、空気がやわらかい。勢いで食べるラーメン店とは少し違うと感じました。
初めて訪れた店、「百名店らしい隙のない一杯」も期待していました。ここに移転する前から評価が高く、移転後も賞歴が続いているので、味の完成度は想像していました。

ただ、店に入ってすぐに感じたのは、「ここは静かに食べられそうだ」という安心感。厨房を囲むカウンター配置なので調理の様子が見えますが、見せる演出っぽさはなく、きれいにまとまっている印象です。なおさら一杯への期待値も上がります。

丁寧な店で注文した「特撰しょうゆらぁ麺」

注文したのは、特撰しょうゆらぁ麺(1350円)。券売機は現金のみで、食券を買っている間に水の入ったコップをそっと置いておいてくれました。人気店なのに接客が丁寧で、目の前にいる人をちゃんと見ている感じがありました。
外観や内装は和モダン寄り、全体に清潔感があります。ラーメン店に来たというより、きちんと整えられた和食の店に入ったときに近い感覚がありました。

出来上がりまでは5分ほど。待たされた感覚も全くなく、むしろ店内の空気を感じながら待っている時間もちょうど良くありました。

スープをひと口飲んで、思わず声が出そうに

丼を前にしてまず感じたのは、見た目の美しさです。三つ葉が乗り、見た目からすでに整っている感じがありました。具材はしっかり入っているのに、盛り込みすぎている感じがなく、全体がきれいにまとまっています。トッピングはチャーシュー、ワンタン、味玉、メンマと充実していますが、盛り込みすぎていないところが好印象。
スープをひと口。ここで思わず「うまっ」と声が出そうになりました。醤油ラーメンで、ここまで最初のひと口に驚いたのは初めてかも。

鶏や節系の出汁がしっかり感じられ、魚介の風味がふわっと広がります。あっさりしているのに旨味が強く、奥行きもある。しっかり醤油が効いているのに角が立たず、和食の出汁のような落ち着きもありました。表面のオイル層がまろやかさと香りを足していて、やさしいのに物足りなくない。出汁と醤油のバランスが見事です。

空腹で訪れたこともあり、胃にすっと染みていきます。派手さで押してこないのに、ひと口目の印象がしっかり強く、深く心に残る一杯です。

麺も具材も、どこを取っても抜かりがなかった

麺は細めのストレート寄りで、やや平打ちっぽさも感じる中細タイプでした。するすると入っていくのに、噛むとコシがあり、小麦の風味もきれい。スープとの馴染み方が良く、啜った食感の収まり方まで計算されているようでした。
チャーシューは部位の異なるものがのっていて、どちらも香ばしさとやわらかさがあります。片方は生ハムのような風味の良さがあり、もう片方は脂の旨味が出ていて、それぞれ方向が違うのに丼の中ではきれいにつながっています。
ワンタンは肉餡がしっかりしていて、少しコリッとした食感がアクセントになっていました。生姜の香りもほどよく効いていて、主役級の存在感があります。
味玉はやわらかく、黄身の甘みが生きています。メンマも違和感なく馴染み、全体のバランスの良さが印象に残りました。特撰しょうゆらぁ麺という名前にふさわしい内容は、なにか一つだけが良いものでなく、全体の完成度の高さを感じられます。百名店に選ばれ、移転後も高評価されている理由も、食べてみると素直に納得できます。

藤花がある仲町台はどんなところ?

ラーメンを食べ終えたあとは、そのまま家に帰るのが少しもったいなく感じました。仲町台駅は1993年開業の駅で、駅舎や駅前広場も含めて、無理に整えた感じのしない落ち着いたところ。

仲町台は都筑区の北側に位置し、港北ニュータウンの計画のなかでつくられてきた街だけあって、駅前の抜け感や歩道の広さ、緑もとっても素敵です。
仲町台周辺を実際に歩いてみると、駅前は便利さがありながら、少し歩けば公園や緑道へつながっていくので、食後にそのまま散歩しやすい。せせらぎ公園や茅ケ崎公園など、水や緑に触れやすく、遊歩道や緑道のネットワークも整えられてきたようです。

街ブラとラーメンを無理なく組み合わせられるのは、この街の特徴かもしれません。

日々の暮らしが想像できる街

ここに住むことを想像しながら、2026年現在の賃貸相場を見てみました。ワンルームで8万円前後から、1Kでも8万円台が中心で、都内と比べるとかなり現実味のある価格帯かも。広さや築年数で変わりますが、駅前や住環境を考えると、実際に住んでみるのも楽しそうなエリアだなと感じました。
電車でのアクセスは、大手町までおよそ1時間前後の距離。新横浜方面にも出やすく、新幹線利用のしやすさも含めて、横浜寄りの街としてはかなりバランスが良いところ。落ち着いた街並み、移動のしやすさ、その両方のバランスを求める人には刺さる場所かもしれません。

ふらっと仲町台駅に降りて藤花と街ブラに行ってみる旅

特撰しょうゆらぁ麺を食べたくてやってきた支那蕎麦屋 藤花。ラーメンの完成度だけでなく、仲町台の街の空気ともマッチしていて、食後に歩きたくなる余韻まで含めて印象的でした。皆さんも仲町台駅で降りてみてはいかがでしょうか。

支那蕎麦屋 藤花
所在地/神奈川県横浜市都筑区仲町台1-31-12 パークサイド仲町台 101

取材・文/SYURI
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