有名店のテイクアウトメニュー連載第9回　東京・表参道／「ラウンジ1908」＆「ロハスビーンズ」

新型コロナ感染が心配で、家族で外出して食事はちょっとまだまだ心配という方に向けたのが、このグルメ有名店が始めたテイクアウトメニュー連載。グルメ通として知られている食作家の園山真希絵さんが実際に食べてレポート。女性ならではの視点でチョイスしたお店のメニューは、ママや子供にも大満足間違いなし。第9回目は表参道の同じビルの1階にある「ロハスビーンズコーヒー」と2階にある「ラウンジ1908」です。

1階は、厳選に厳選を重ねたコロンビア産コーヒー豆を使用した希少なコーヒーや、ロハスをテーマに掲げるオールデイカフェ。2階は、若きシェフの繊細且つダイナミックなイタリアンフレンチが楽しめるレストランという、2つのフロアで、テイストの異なる飲食業態を展開なさってますが、両者の看板ドリンクは、やはりなんといっても極みコーヒー。本格的アメリカンプレスで頂けるのは、こちらが日本初とのこと。1階の「ロハスビーンズコーヒー」さんは、そんな拘りコーヒーに加えて、豊富に揃う煌びやかなスイーツや、パン界の貴公子的「デュヌラルテ」のこだわりパン（北海道産小麦を使用したモッチリ食感のパンやピザトースト等）、朝昼夜とシーンごとに楽しめる栄養満点フードがカジュアルに楽しめて、イートインとテイクアウト共にOKです。中でも、「アボカドトースト」や「15種スパイスのクリーミーカレー」、「ベリータルト」「ティラミス」「パンナコッタ」「ナポレオンパイ」「各種スムージー」は女子ウケ間違いなし(^^) さらに、今話題のビューティコスメ「MELLSAVON」（石けん100%でツルスベ肌になれると人気）も店頭販売されているので、コーヒーや焼き菓子と合わせて、ギフトにもオススメです。

一方、2階の「ラウンジ1908 」さんは、前菜からドルチェまで、すべての料理が、丁寧で繊細なシェフの仕事ぶりと優しさから伝わってきますが、とにかくどれを食べても素晴らしいのひと言なんです。いちいち「美味しい」を連呼してばかりの逸品料理は、店内でしか味わえないと思っていたら、なんと、4月末からテイクアウトとデリバリーを始められたんです。安心安全な放牧牛「グラスフェッドビーフのロースト」や、贅沢すぎる「丸ごと一尾を使ったオマールエビのブイヤベース」が家庭の食卓に並ぶなんて、なんだか信じられないですが…お店で作られる「自家製ブリオッシュ」に合わせて登場するオリーブオイルにも、コーヒー豆が浸けられているほど、コロンビアコーヒーがテーマなんです。ただ、コロンビアと日本が国交を開始した年という背景から、店名の「1908」が名付けられたということから、日本の心も感じる食材がふんだんに使われています。オーナーの熱き想いがお店中に充満し、美味しいご縁を結ぶ聖なるロハスサロン、1階と2階は美味しさの個性が違うので、ぜひどちらも制覇してみて下さい(^^)