有名店のテイクアウトメニュー連載第11回　東京・恵比寿、他／アジアン「海南鶏飯食堂2 恵比寿店」

「シンガポールチキンライス」が、東京、いや、日本にこれほどまで知れ渡ったのは、麻布十番と恵比寿に店舗を構える「海南鶏飯食堂」さんのおかげだと思います。そんな「海南鶏飯食堂2 恵比寿店」さんが、約16年前のオープン当初からテイクアウトもなさっていた「シンガポールチキンライスセット」は、コロナ禍の真っ只中でも、売れに売れていたとのこと。低温でじっくりとジューシーに茹でられた鶏肉と、香味野菜・鶏出汁・鶏油で炊き上げられたジャスミンライスに、オリジナルの３色ソース（甘醤油・生姜・チリ）で頂きますが、しっとりうるおいもある鶏肉は、まるで鶏肉界のお姫様のよう。しかも、旨味の浸透したジャスミンライスと個性派ソースとの相性も文句の付けようがなく、ソースもそれぞれ別で付けて食べた後は、チキン・ライス・ソースを全て合わせて食べるのも私のオススメです。シンガポールチキンセットは、冷えた状態でも、最高のパフォーマンステイストなので、とてもテイクアウト向きなんですよね。

また、普段お店でしか食べられない人気料理「チキンカリーライス」「パクチーサラダ」「本日の野菜炒め」「海老or蟹のブラックペッパー炒め」「海老or蟹のチリソース炒め」も、この春から、新たにテイクアウトメニューとして加わったのですが、中でも、小柴シェフの気まぐれチキンカリーライスは、「シンガポールチキンライス」の売上を抜くぐらいオーダーが入ってるそうです。ココナッツミルクのマイルドな甘みと、後からくる辛さに、病みつきになること間違いなしです。

しかし、私が毎回オーダーしている「パクチーサラダ」「空芯菜のガーリック炒め」「海老のチリソース炒め」「蟹のブラックペッパー炒め」も、中国の蒸しパン「カーポー」もビールもガンガン進むほど、それぞれの具材に絡められたソースにまで虜になるんです。シンガポールやタイから取り寄せられる料理に欠かせない調味料も命だと、オーナーの中西さんがおっしゃってたのも、なるほど納得。いずれにせよ、どの料理も、お店スタッフさんの愛情もたっぷり入り、「また食べたい」と素直に思えるので、つい1回で全部購入してしまいますが、、、私が皆さんにオススメする買い方は、「一度に全種類制覇」です（笑）。

東京・恵比寿＆麻布十番／アジアン
「海南鶏飯食堂」
Data
恵比寿店
☎︎03-3447-3615
mail／1198@createrestaurants.com※＊メールの場合、当日の10:00までお承りいたします。
東京都渋谷区恵比寿1-21-14 COSTA DE VERANO1階
営業／テイクアウト11:30〜14:30LO　18:00〜20:30LO
※ご来店いただいてもご注文お承りいたしますが、その場合は少し長くお時間を頂戴する場合がございますので、予めご了承ください。
定休日／無休（年末年始を除く）

麻布十番店
☎︎03-5474-3200
mail／1197@createrestaurants.com※＊メールの場合、当日の10:00までお承りいたします。
東京都港区六本木6-11-16 中銀マンション裏手
営業／テイクアウト11:30〜14:30LO　18:00〜20:30LO
※ご来店いただいてもご注文お承りいたしますが、その場合は少し長くお時間を頂戴する場合がございますので、予めご了承ください。
定休日／無休（年末年始を除く）

業界グルメ通・園山真希絵さん
紹介制飲食店「そのやま」経営者。自ら厨房に立ちながら、ゴーストレストランも手がけ、雑誌やTV出演・著書本出版・商品開発・講演会・料理教室や、メンタル心理カウンセラー・食育アドバイザー・ベビーシッター・六次産業・全国各地の親善大使も務める。