「鬼滅の刃」炭治郎のアノ山かけうどんは「大和芋」や「長芋」か?再現!旬の山芋たっぷりトロトロ♡
炭治郎が食べた「山かけうどん」とは?
話の内容はここではあえて伏せますが、再現性を高めるために手がかりにした注目ポイントを紹介しますね!
その1.炭治郎がうどんを食べた場所
鬼滅の刃の世界では「東京府 浅草」。ですが私たちの世界には存在しないので、「東京都台東区浅草」のとある老舗うどん屋さんの味をヒントにしました。昆布、かつおと思われるベースに、あっさりとした中にもコクがあるやさしいだし汁を再現してみましたよ!
その2.山芋の種類
こちらは炭治郎がうどんをすする音からヒントを得ました。そもそも山芋は「ヤマノイモ科」に属する芋類の総称なので、粘りが強く甘みのある「大和芋」なのか、サラッとして水分の多い「長芋」なのか迷いどころでしたが、ラッキーなことに作中で炭治郎はうどんを2杯注文するんです!と、いう事で2種類の山芋で食べくらべをしてみました。
その3.うどんの種類
日本には様々な種類のうどんがありますよね。同じように見えてもコシが違い、生麺や乾麺などがあり選びきれないほど。そこで今回は、筆者が実際に食べた事のある香川県の「讃岐うどん」、長崎県の「五島うどん」、秋田県の「稲庭うどん」から1つをチョイス!作中、炭治郎がうどんをかき込むシーンの麺の形状とも照らし合わせた結果、強いコシでモチモチ食感がたまらない「讃岐うどん」に決定しました!
時短でできるササッと料理!「炭治郎の山かけうどん」再現レシピ
材料(2杯分)
・しいたけ 1個
・水 600ml
・卵 2個
・ネギ 適量
・ワサビ 適量
・味海苔 3枚
・山芋(大和芋、長芋) それぞれお好みの量で
・ヒガシマル粉末うどんスープ 2食分
・冷凍讃岐うどん 2食分
1.しいたけの汚れを軽く落としてから使用
今回使用したのは生しいたけですが、乾物・生どちらでもOK!切らずに丸ごと使用します(だし汁をとった後に取り出しやすくするため)。
2.しいたけ水を作る
鍋に水600mlとしいたけを入れ、火にかけず約1時間放置して「しいたけ水」を作ります。私はいつも、お茶パックにしいたけをゴロンと入れ放置しています!
※乾燥しいたけの場合は、最低でも2時間の放置がおすすめ!早く取り出すとコクが出ません。急ぎの時は水ではなくぬるま湯で戻してもOKです。
3.薬味やトッピングの準備
しいたけ水が出来るまで、薬味やトッピングの用意をしておきましょう。ネギは食感の残すために気持ち大きめの小口切り、卵は黄身だけを取り出します。ワサビは市販のチューブタイプを使用し、刻み海苔はだし汁にほんの少しアクセントを出したかったので、今回はあえて味海苔を使いました!
4.だし汁を作っていきましょう!
しいたけ水が出来上がったら、鍋からしいたけを取り出し(画像:上)、この時にしいたけから出た浮遊物が気になれば取り除いてください。
そこにササッと料理の立て役者その1「ヒガシマルの粉末うどんスープ」を入れて(画像:下)よくかき混ぜ、粉末が溶けたら沸騰しない程度の火加減でフツフツと温めておきます。これであっという間に昆布とかつおベースのしいたけ香るだし汁が完成!
5.「山芋」の皮をピーラーで剥き、すりおろし!
だし汁を温めている間に今回の主役「山芋」の皮をピーラーで剥き、すりおろしていきましょう!(写真左:大和芋、右:長芋)※すりおろし後、食べるまで時間が空く場合は、冷蔵庫に入れておくと山芋の変色を防げますよ。
すりおろすとそれぞれの粘り気がハッキリと分かりますね。大和芋はかなり粘りが強く、長芋はサラサラしてスプーンで持ち上げるのも難しいほどです。これは食べくらべが楽しみ!
6.ササッと料理の立て役者その2「レンジ調理可能な冷凍 讃岐うどん」をレンチン
「レンジ調理可能な冷凍 讃岐うどん」を商品説明通りの時間でレンジスタート!冷凍うどんを使用する事で、お湯を沸かす手間が省けるのはありがたいですよね。
7.盛り付けて完成
レンジ調理が済んだ讃岐うどんを器に移し入れ、温めておいただし汁をそそぎます。
あとは、作中の山かけうどんと同じようにトッピングを盛り付けたら、「炭治郎の山かけうどん」の完成です!
いざ、実食!食べくらべレポート
今回の決め手は、やはり「2種の山芋」でしょう。まずは山芋だけ食べてみたのですが、箸でつかんだ瞬間から違いました。大和芋はずっしり感、長芋はつかんでもすぐにサラッと落ちてしまいました。さらに、讃岐うどんと絡めて食べてみると、やはり大和芋はうどんはもちろんだし汁やトッピングもよく絡みます。長芋は大和芋とくらべると絡まりは少ないですが、うどん本来の味を楽しみつつ長芋のまろやかさが引き立ってツルッと良い喉ごしが味わえました。
さあ!これらを踏まえ、アニメで使われていた山芋は果たしてどちらかという究極の選択です!私は作品から「山芋のふわっと感」が見て取れたので初めは「大和芋」かな?と思ったのですが、炭治郎の凄まじいかき込み具合は弾力のある大和芋では難しいと考えました。それならサラサラ感があってかき込みやすそうな「長芋」?いや、でもかき込む音は何となくうどんに山芋が絡んでるカンジだし、やっぱり「大和芋」か。
それとも?
――結局、どちらかに特定するのは難しかったのですが、こんな新しい角度から作品を楽しめるなんて想像以上でした!そして映画公開前に、アニメを見返してみたくなりウズウズしています!
「鬼滅メシ」を作って、ひと味違う角度から作品を楽しんでみては?
数ある漫画やアニメで出てくる料理は、魅力的で食欲をそそるものが多いと思います。今回、実際にチャレンジしてみて、作品に対して「こんな視点からも作品を楽しめるんだな、やっぱりこの作品が好き!」と改めて思いました。ぜひ皆さんも大好きな作品の料理を再現して思いを馳せてみてはいかがですか?
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