有名店のテイクアウトメニュー連載第24回 東京・広尾/和食「つばき食堂」
「つばき食堂」さんは、私が1人で通うお店の代表格ですが、伺うたびオーダーしすぎて、毎回「次回こそ食べすぎ飲みすぎに注意しよう」と自分に言い聞かせ、でも、結局、いつもオーダーしすぎてます(笑)。というわけで、今回の取材でも、普段通り欲張りましたが、後悔ゼロです。なぜならば、どれも真心と美味しさが詰まってるから。オーダーしすぎてるおかげで、お店のメニューはほぼ制覇してますが、中でも必ず頼んでいるのが、「伴助特大トロ鯖の一夜干し」です。
ややしっかりめに塩をきかせて、魚専用グリルで皮までパリッと焼き上げられた食べ応え満点のBIG鯖は、脂の乗り具合といい、身の火入れ具合といい、虜になること間違いなしで、単品でも、定食でも食べられますが、それが今年春からテイクアウト可能になったとのこと。しかも、他の店内メニューも、基本的にテイクアウトOKなんです(生物は極力避けつつ…)。大大大好物のトロ鯖以外にも、「お出汁たっぷり卵焼き」「おでん(大根がめちゃくちゃ大きいです)」「とりの唐揚げ」「たこの唐揚げ」「カニクリームコロッケ」「南瓜の煮物」「鮭の甘塩焼き」「きんぴられんこん」「モッツァレラの塩麹焼き」「お豆たっぷりひじき」「お揚げ納豆焼き」「ほうれん草のごま和え」「宮崎牛のステーキ」「肉じゃが」「新潟の美味しいご飯」等…。
まだまだキリがないほど癒しの家庭料理がお持ち帰りできるので、一人暮らしの方にも、ご家族がいらっしゃる方にも、どんな方でも重宝できます。しかし、まずはイートインで出来立てを堪能してから、テイクアウトして頂けるのがベストです。
ちなみに、「お出汁たっぷり卵焼き」は、カウンターで焼かれている姿を目の当たりにすると、無性に惹かれ、つい「その卵焼きも下さい」と言ってしまうほど、視覚からも魅力されるのですが、食べると、さらに感動が湧き起こります。「お出汁たっぷり」のネーミング通り、口の中で、お出汁がこれでもかってぐらい溢れ出し、卵焼きに突入する前に15品位食べていたにも関わらず、きちんと優しい美味しさを感じるんです。「熱々だから美味しいんじゃないの?」と突っ込まれたら、「いやいや、ところがどっこい、冷めても、また一味違う美味の世界に誘われますよ」と自信を持って言える逸品です。同じ卵焼きなのに、温と冷で、食感と味わいのギャップが楽しいというか…。
卵焼き話だけで長くなってしまいましたが、どの料理も心が落ち着くオアシスみたいなものばかりが揃うので、頑張ってるご自身や大切な方へ、ぜひプレゼントしてみて下さい。
そして、一人で物量を食べてる園山真希絵を見かけても、寂しいと思わないで(笑)、声をかけて下さいね(^^)。
東京・広尾/和食
「つばき食堂」
Data
☎︎03-5422-8351
東京都渋谷区広尾5-1-23
営業/11:00~22:00LO
業界グルメ通・園山真希絵さん
紹介制飲食店「そのやま」経営者。自ら厨房に立ちながら、ゴーストレストランも手がけ、雑誌やTV出演・著書本出版・商品開発・講演会・料理教室や、メンタル心理カウンセラー・食育アドバイザー・ベビーシッター・六次産業・全国各地の親善大使も務める。YouTube「正義の味塊YouTube」、Instaglam「正義の味塊のインスタ」公開中。