テイクアウトメニュー連載第61回東京・中目黒/お好み焼き「寛」
2021年6月1日。お好み焼き激戦区でもある中目黒に、なんとも嬉しい「米粉100%」のお好み焼き専門店が誕生しました。実は私、数年前に、小麦アレルギーだと診断され(お好み焼き・パン・麺等の小麦粉料理の食べすぎが原因です…苦笑)、半年位は、小麦粉の摂取をやめて、米粉に変えていたんです。
1年弱で、小麦アレルギーとは、おさらばしたのですが、その頃ちょうど、日本の大切なお米が捨てられているという現実を知り、以来、フードロスを減らす活動の一環として、米粉普及に力を入れるようになりました。そして、お好み焼きはもちろん、その他の粉物料理も全て米粉で作るようになって、早5年。外食先でも、例えば、イタリアンなら、パスタやパンはグルテンフリーに変えて頂いたり…。ただ、なかなか米粉オンリーのお好み焼き屋さんがなかったので、「芦屋 お好み焼き ねぎ焼き 寛 中目黒店 」さんの誕生は本当に嬉しいです。
宮城県産の米粉を使用し、しかも、「お好み焼き」と「ねぎ焼き」に入る「天かす」も、米粉で作られたものを毎日揚げてらっしゃいます。これぞまさに、お米大国日本が生んだ正真正銘「米粉お好み焼き」です。
そんな日本貢献にも繋がる「芦屋 お好み焼き ねぎ焼き 寛 中目黒店 」さんの「お好み焼き」は、定番の「豚玉(松坂ポーク)」を筆頭に、牛すじ・イカ・エビ・タコ・ミックスがあり、食欲を駆立ててくれる黄身の濃い目玉焼きが乗ります。その卵は、生地に混ぜ込まれてますが、ネーミングも「濃い卵」というだけあって、生地自体もオレンジがかってるんです。
ソースも米粉お好み焼きに合わせて作られたオリジナルブレンドだったり、とにかく食べ応えも美味しさも栄養価も抜群で、三拍子揃ったお好み焼きです。
また、レモン醤油で調味された「ねぎ焼き」も米粉100%の生地ですが、昆布・鰹・鯖節・椎茸・柚子・酢橘で作られた「自家製ポン酢」も添えて下さって、これがまたコクがあるのにスッキリして、後を引くんですよね…。「お好み焼き」「ねぎ焼き」共に、成田商店のキムチ・国産にんにく・ねぎ・グリュイエールチーズといったトッピングも可能です。
その他、米粉麺か小麦粉麺を選べる「焼きそば」や、ついついあれこれオーダーしたくなる一品料理もテイクアウト可能ですが、中でも、「超豪華海鮮の野菜炒め」と「成田商店のキムチ」はイチオシです。アラカルト料理中心かと思いきや、店内では、鉄板焼きコースも揃う上、カウンター・テーブル・個室が完備されているため、様々なシーンで重宝できるので、テイクアウトだけでなく、ぜひイートインで出来立ても堪能なさってみて下さいませ。
ガッツリ美味しいお好み焼きを食べたいけど、「太りたくない方」&「美容と健康に気遣う方」にもオススメできる「芦屋 お好み焼き ねぎ焼き 寛 中目黒店 」さんですが、今の時代に必要な理想的お好み焼き店に出逢えたことにお腹の底から感謝です。
そうそう、芦屋出身のユーモア溢れる料理長さんも美味しさの隠し味(!?)です(^^)。
東京・中目黒/お好み焼き
「芦屋 お好み焼き ねぎ焼き 寛 中目黒店 」
Data
☎03-3760-8100
東京都目黒区東山1-3-3
営業/11:30~14:00LO、17:00~23:30LO
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
定休日/不定休
業界グルメ通・園山真希絵さん
紹介制飲食店「そのやま」経営者。自ら厨房に立ちながら、雑誌やTV出演・著書本出版・商品開発・講演会・料理教室や、メンタル心理カウンセラー・食育アドバイザー・ベビーシッター・六次産業・全国各地の親善大使なども務める。YouTube「正義の味塊YouTube」公開中。新刊著書「大切な人と大切な自分に贈りたい365日の愛言葉」、好評発売中。