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「ブラックデグー」をお迎え!日本ではレア!ピルピル鳴く愛らしい姿にメロメロ

「ブラックデグー」をお迎え!日本ではレア!ピルピル鳴く愛らしい姿にメロメロ

みなさんは「デグー」という小動物をご存知でしょうか? デグーはアンデンス山脈の西側斜面に生息するげっ歯目の小動物で、ピルピルとよく鳴くことから「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれています。筆者はペットとしてデグーをお迎えして約7年が経ち、つい先日、日本ではまだ珍しいカラーである「ブラックデグー」を新たに家族として迎え入れました。今回は、とても賢くそして愛くるしいデグーと、レアカラーであるブラックデグーの魅力についてお伝えします。

ネズミとはちょっと違う!げっ歯目デグー科の「デグー」


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デグーは大きめの前歯と長い尻尾が特徴であるため、よく「ネズミ」と間違われますが、厳密に言うとネズミとは少し違います。


みなさんがネズミと聞いてイメージするのは、ハムスターやハツカネズミではないでしょうか。ハムスターなどもデグーと同じげっ歯目の小動物ですが、「ネズミ亜目」という種類に分類されます。それに対してデグーは「デグー科」に分類される小動物ですから、ネズミとは似ているけれど少し違うというわけです。


デグーが日本でペットして飼われるようになったのはここ数年のことですから、まだまだデグーに関する情報は少ないのが現状。そのため、見た目がネズミに似ていることから、ハムスターと同じ飼育方法で飼育してしまったり、ハムスター用の餌を与えてしまうという間違いが起こっていたこともあったのです。


しかし現在では、デグーを取扱うペットショップが増え、デグー専用のフードやケージ(飼育小屋)も販売されていますので、安心してお迎えできる環境が整っています。


尻尾を振る!ピルピル鳴く!名前を覚える!デグーはあなたの素敵な相棒になるはず


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デグーはとても賢く、慣れてくれれば飼い主とのコミュニケーションを積極的に取ってくれる小動物です。嬉しいときや怒ったときは、長くて先がフサフサになった可愛い尻尾を「フリフリ」と動かしたり、機嫌が良いときはピルピルと鳴き、寂しいときはピュイーンと甘えた鳴き声を出すことも。


そして、デグーは「覚える」能力に長けているのが特徴の一つです。自分の名前を覚えるだけでなく、餌を使って上手にトレーニングを行えば、「回れ」と言うとくるりと回る、輪くぐりをする、「ハウス」と言うとケージに戻るなど、さまざまな芸を覚えてくれます。


デグーはほかの小動物と比べるとなつきやすく、慣れれば飼い主に「ベタ慣れ」してくれる点が魅力的。呼びかけに応えたり、遊んでアピールしてくれたりと、まるで相棒のように接してくれることから、一人暮らしの男女がお迎えするケースも多いようです。


デグーのカラーバリエーションはさまざま!個性があって可愛らしい


ハムスターやチンチラにもさまざまなカラーの個体がいるように、デグーにもいくつかのカラーバリエーションが存在しています。



最もポピュラーなのがこちらの「アグーチ」。スタンダードなカラーであるため「ノーマル」と呼ばれることもあります。茶色とグレーの毛が混ざり合っており、お腹は白色っぽい毛でフワフワとした触りごこりです。



アグーチよりもグレーの毛の割合が多く、優しい雰囲気を感じる「ブルー」。



ブルーカラーとホワイトカラーがぶち模様になっている「ブルーパイド」。「パイド」とはぶち模様を意味し、ブルーカラーとホワイトカラーがぶち模様になっているため、ブルーパイドと呼ばれます。そのほかにも、サンドやサンドパイド、ホワイトなどのデグーもいます。


そして先日筆者がお迎えしたのが、全身真っ黒な「ブラックデグー」。


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お腹も手も、尻尾も、全て真っ黒なので、暗いところだとどこにいるのかわからないときもあります。このブラックデグーはまだ配合条件がはっきりとわかっていないため、日本では数が少なく、ペットショップでもあまり見かけることのないレアカラーです。


まるで熊みたい!凛々しい表情が特徴的な「ブラックデグー」


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筆者は数週間前に、地元のペットショップにてブラックデグーと出会いました。お迎えしたときはちょうど生後1ヶ月。デグーはできるだけ幼いうちから育てたほうが慣れやすいためすぐにお迎えを決めました。


ブラックデグーをお迎えするまでに飼育したことがあるカラーはアグーチのみ。アグーチとブラックデグーの違う部分は、毛の色と毛質です。アグーチはお腹のみ白色っぽい毛でしたが、ブラックデグーはお腹も真っ黒な毛をしています。


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白っぽいのは口の周りだけで、ポーズによっては「熊」のように見えてとても愛らしいです。アグーチの毛質はどちらかと言えば柔らかめでフワフワとしていたのですが、ブラックデグーはコシと艶があります。


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もともとブラッシングは必要ないデグーですが、元気に動き回っていても「天使の輪」が輝いているので、筆者の髪よりサラサラかもしれません。


デグーは普通のペットショップにいる?飼う前に注意すべきことは?


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デグーはまだハムスターほどポピュラーな小動物ではないため、ペットショップによっては取り扱っていないところもあります。もしデグーを探すのなら小動物の種類が多かったり、一般的なペットとは異なる「エキゾチックアニマル」というジャンルの動物を取り扱っているペットショップなら取り扱っているお店も多いのでチェックしてみてください。


ちなみにデグーの価格はカラーによって大きく変わります。筆者がここ数年さまざまなペットショップを見てきた経験を基にすると、アグーチは約7000円、ブルーは約1万円、ブルーパイド・サンドは1万3000円、サンドパイドは1万6000円くらいが相場です。今はまだレアなブラックデグーの相場は6万~10万円。


当たり前ですが、デグーを飼うにはケージや回し車などの飼育グッズのほかに、毎日食べる餌も必要です。ペット保険に入るなら保険料、万が一病院を受診するときのために医療費も用意しておかないといけません。まだデグーを診てくれる動物病院は少ないため、自宅の近くに受診できるクリニックがあるかも事前に調べておく必要があります。


デグーだけに限ることではありませんが、「生き物」を飼うときは、きちんと世話ができるかどうか、そしてデグーは寂しがりとも言われていますから、寂しい思いをさせないかに気をつけて、幸せなペットライフを送れるようにしましょうね。


石神りぴ
スニーカーとストリートファッションを愛するフリーWebライター。特にNIKEとSupremeが好きで、毎週のように購入バトルへ参戦中。Instagramではストリートスナップを投稿、有名ストリート系アカウントにシェアされることも多々あり。


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